RECORD BOY

Metal Traditions!!



・DIAMOND LIL - S/T LP WHITE VINYL ¥2400 / CD ¥1900 (High Roller)



実にHigh Roller Recordsらしくもあり、しかしNWOBHMバンドとしては異端とも言えるカルト・バンドの音源集が遂にリリース。2004年に2曲だけ発掘されて7"EPとしてリリースされ、マニアを騒然させたという、アセテート盤のみが存在する幻の76年未発表アルバム音源と、77年/78年録音マテリアルを収録した11曲入りです。アナログ盤は限定500枚で、そのうちのltd.150枚ホワイト・ビニールでの入荷です。



76年~78年録音ですから、時代的にはプロトNWOBHMと言える存在で、IRON MAIDENのAdrian Smithが在籍したことで知られるNWOBHM期パンキッシュR&Rバンド URCHINと同じような評価をされてるバンドのようです。しかし、サウンドはURCHINよりもう少し幅が広いと言うか、へヴィなテイストもあって、ブリティッシュR&Rルーツの70's UKパンク的なナンバーとともに、切れ味鋭いへヴィ・リフの応酬で畳み掛けるナンバーも聴かせます。こういったナンバーは、ちょっとSIR LORD BALTIMORE的なプレ・へヴィメタルな感じがあります。しかしなんと言ってもこのバンドの個性を高めているのは、妖しさも漂う女性Vo.で、へヴィメタル・シーンでも近年盛り上がりを見せる女性Vo.ヴィンテージ・へヴィロックの、例えばSLINGBLADE, the SPIDERS, the OATHなどの女性Vo.バンドが好きな方は、必ずチェックすべき幻カルト・ヴィンテージ・へヴィロック・バンドです!!







・BLEAK HOUSE - S/T 2LP + 2EP BLACK VINYL ¥4200 / WHITE SPLATTER VINYL ¥4400 (High Roller)



日本でも叙情派NWOBHMマニアに熱烈な信者が多いBLEAK HOUSEの、アナログ盤としてのコンプリート・ディスコグラフィーは恐らくコレが初となる、フルボリュームな内容のレコードがHigh Roller Recordsからリリース。2009年にBBTADからもディスコグラフィーLPが出て、その後、ライブの曲数を増やしてCDバージョンも出ましたが、この2枚組LP+2x7"セットは、そのCDバージョンと同じ内容となります。活動時に発表した音源は81年と82年の7"EP2枚のみで、解散後の2000年にライブ・アルバムが自主リリースされています。今回はその唯一のアルバム・ボリュームでのリリースだった1980年11月のライブ音源を2枚のLPに収録して、そして2種EPはジャケもオリジナルに忠実な復刻盤で再現という、アナログ・ファンでなければしちめんどくさいだけ、しかしレコードを愛する人のお望み通りの豪華再発盤です!!LPはゲートフォルド・スリーブで、本編音源になってるライブ・フライヤーを再現したポスター付き。限定500枚プレスで、ltd.250枚ブラック・ビニールと、同じくltd.250枚ホワイト・スプラッター・ビニールの2種でのリリースです。



このバンドもまた、"初めて聴くのに懐かしさが込み上げる"切ないメロディーがふんだんに散りばめられた、これぞ日本人好みのNWOBHMなサウンド全開です。70年代ハードロックを継承した楽曲を、NWOBHMバンドらしいラフな粗さで演奏しています。ツインギターの5人編成ですが、このバンドの必殺メロディーを一身に担ってるのはVo.で、もちろん楽曲自体も哀愁が漂ってるけど、そこに乗るVo.もハーモニーを多用しててこれが超絶品!!名曲 Raibow Warriorで号泣してください!!







・WITCH CROSS - Axe to Grind CD ¥1600 (Hells Headbangers)



NYのRIOTなどと並んで、本家NWOBHMに肉迫した英国外の情熱的な哀愁へヴィメタルの最高峰バンドとして、日本のへヴィメタル・ファンにも熱狂的に支持された、デンマークのWITCH CROSSがなんと復活して新作アルバムを発表。名作1stアルバム Fit for Fight以来、約30年ぶりということになる2ndアルバムです。



よせばいいのに、と感じた人がほとんどだと思う復活です。Fit for Fightアルバムは、80年代でしか生まれえない、若さと熱さとセンチメンタルが完璧に同居した奇跡的名作でしたが、だからこそ、この作品はFit for Fightの再現などという無謀なモノを求めなければ、かなりの秀作と言っていい内容だと思います。なぜ、このバンドがHells Headbangersとベッタリなのかは不明ですが、High RollerやNo Remorseあたりからリリースされてれば、もうちょっと期待もされてたでしょう。とにかく驚くのは、曲作りの古臭さ!!まるで欧州産鋼鉄バンドの、商業系ハードポップ路線も導入した80年代後期作品のような曲調のオンパレードで、これはちょっとビックリです。Vo.はあの少年のような歌声だった Alex "Savage" Nyborg Madsen氏ではなく、Kevin Moore氏なる人物なんですが、このVo.がまた素晴らしくて、SAXONのBiff Byford氏を思わせる、かなり80年代臭漂うしなやかな哀愁スタイルです。メイデン系の熱い鋼鉄ヘッドバンギング・チューンもカッコいい。



全盛期とは少し異なる手法で勝負して、しかもVo.がチェンジしながら、見事に80年代後期アリーナ・メタル系の哀愁を漂わせてる点は、ある意味、TORUBLEの新作アルバムとの共通性も感じさせますが、ということはファンが求めているモノではないということですから、恐らくこのアルバムもTORUBLEのThe Distortion Field同様、あまり喜ばれることなく忘れ去られる可能性大です。しかし、ホント、当たりまえですけど、現行のNWOTHMバンドとは全ーーー然違います!!







・TRAP - Assassinations 7" RED VINYL ¥1200 (High Roller)



またしてもスウェディッシュ・へヴィメタル・シーンの実力派ミュージシャンによる注目の原点回帰メタル・バンドが登場しました。HELVETES PORTやDEVIL LEE ROTメンバーなどによるバンドの1st 7"で、限定500枚プレスのうちのltd.150枚レッド・ビニールでの入荷になります。



ロゴからも察することができる通りの、PORTRAITにも通じるMERCYFUL FATEウォーシップなスカンジナビアン・メタル・サウンドです。しかしこのバンドは昨今のトレンド便乗組とはワケが違いまして、Vo.はPORTRAITのオリジナルVo.だったPhilip Svennefelt氏です!!もう、この人のVo.というだけで、絶対にスル―できなくなる人もいると思います。悪いけど、この人が抜けてからのPORTRAITは、並みの良質へヴィメタル・バンドになり下がったと思います。当店はPORTRAITは後追いで知りましたが、完全にノックアウトされました。MERCYFUL FATE崇拝をスピード・メタリックでもある疾走感で完璧に表現していたPhilip Svennefelt氏在籍時のPORTRAITと比べ、もうちょっとJUDAS PRIEST的な鋼鉄感触が強い曲調ですが、まるでKing DiamondなPhilip Svennefelt氏のヴォーカルが乗ると、初期PORTRAITの雄姿が蘇ってきて、やっぱこのPhilip Svennefelt氏のKing DiamondウォーシップなVo.は最高に激渋すぎる!!!情熱的でもあるMERCYFUL FATEよりも、物語のように展開する冷徹な叙情性は、KING DIAMONDの世界観に近いかもしれません。とにかく絶対注目です!!







・WYTCH HAZEL - Surrender & The Truth LP WHITE VINYL ¥2400 (High Roller)



BORROWED TIMEのデモCDもリリースしてたSarlacc Productionsからのデモ・テープが当店でも大ヒット。その後、BORROWED TIMEとのSplit 7"を発表して、より多くのへヴィメタル・ファンに注目を浴びたブリティッシュ・へヴィメタル・バンド、WYTCH HAZELの既発音源をまとめた6曲入りLPがHigh Rollerからリリース。限定500枚で、そのうちのltd.150枚ホワイト・ビニールでの入荷です。



前述のデモも正確には再発版で、もともとは2011年にCDRで発表したのがオリジナルでした。それを限定200本でカセット化再発するも予約で完売。このLPは、アンダーグラウンド・シーンで大きな反響を呼んだそのデモ音源はもちろん、2012年にバンドがCDRで100枚のみ作ったという、どうしたって入手不可能な The Truth ミニアルバムをカップリングしたモノです。この音源は聴きたかった方も多かったと思います。当店でも、少なからずお問い合わせをいただいてました。



そしてこれがまぁ、とても2000年代に生きる若者がやってるとは信じがたいサウンドで、機材とか全然知らない素人なのでカッコいい説明はできませんが、曲調はもちろん、音の感触が完全に70年代後期の温もりに包まれていて、英国の湿り気とか、ヨーロッパの古城沿いの夕暮れ時たそがれとか、そういう理屈抜きの切なさをハードロックに求めてる人は絶対に聴かねばなりません。個人的にはPAGAN ALTARを初めて聴いた時とWISHBORN ASHの郷愁を真っ先に思い起こしましたが, 70年代JUDAS PRIESTや、NWOBHMファンも完全に必聴です。若者らしいひたむきさがにじみ出ているので、GHOSTに代表される確信犯的ビンテージ・ロック臭は感じられません。現行へヴィメタルで、もっともアナログ・フォーマットが似合うバンドは、このWYTCH HAZELだと断言致します!!!
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