CONCRETE SOX reissues!!


・CONCRETE SOX - Your Turn Next LP WHITE VINYL 2000 / CD ¥2000 (Boss Tuneage)
UKメタルコアの大傑作、ノッティンガムのクラスト・パンクス CONCRETE SOXの85年1stアルバムが、オリジナル・ギタリストのVicのレーベルとBoss Tuneageによる共同で待望の再発!!日本流通盤は、Vicのインタビュー日本語訳シートと帯付き。インタビュー・シートは、1st / 2ndともに共通の内容ですが、1st付属のものと2nd付属のものではデザインを変えてあります。今までLesのインタビューばかり目にしてきたけど、Vicのインタビューはほとんど記憶にないので、これはちょっと嬉しいです。LPはホワイトビニール、CDは84年/85年デモと84年ライブもボーナス収録!!さらに先着で、LP/CDともに初期のライブ映像を収録したDVDRが付きます!!
D.R.I.やS.O.D.などのUSの代表的なクロスオーバー・バンドを敵視する風潮があったので、ここらへんのイギリスのバンドはクロスオーバーという冠をあまり喜ばないバンドが多かった当時のUKHCシーン。しかし、今回のインタビューでVicが語ってるように、CONCRETE SOXはあらゆる意味で、リアルにイチ早くクロスオーバーしてたメタル・パンクスでした。METALLICAをコケにしながらもWhiplashのカバーはやるし、ベースのLesに至っては、RAVENのパッチを貼って、バスケかフットボールのシャツみたいヤツにMETALLICAと殴り書きする有様。真性鋼鉄とはちょっと違う独創的なフレーズも絡めたVicの刻みリフと、バンドのイメージを一身に担ってた飲んだくれチンピラ・メタルパンクスのLesが、やはり初期CONCRETE SOXを唯一無比のメタルコアに仕上げた最重要メンバーだったと思いますが、そこに、メタルの馬力型ドラマーとは違うけど素晴らしくロウなドラミングを炸裂させてた、HERESYも兼任してたJohnのドラムが強烈に主張しています。大ヒットしたホラー映画の有名ナンバーとはいえ、1stアルバムのオープニングでGOBLINのサスぺリアをやってのけるあたりに、スラッシュメタル・トレンドに染まっただけのハードコア・バンドとは違うCONCRETE SOXのキャラクターが既に確立されているのがわかります。ディストーションやファズなどで表面的にノイジーに仕上げるのとはまるで違う、激渋なルックスからも放出されてる生身のステンチ&ダーティーなクラスト・メタル・スラッシュ・サウンドは、いつ聴いてもカッコいい!!


・CONCRETE SOX - Whoops Sorry Vicar! LP PURPLE VINYL ¥2000 / CD ¥2000 (Boss Tuneage)
87年2ndアルバムも、オリジナル・ギタリストのVicのレーベルとBoss Tuneageによる共同で待望の再発!!日本流通盤は、Vicのインタビュー日本語訳シートと帯付き。LPはパープル・ビニール、CDは87年/88年デモと91年ライブもボーナス収録。さらに先着で、本作リリース前のオランダ・アムステルダムでのライブ映像を収録したDVDRがLP/CDともに付きます!!
この作品からドラマーがチェンジして、各メンバーの演奏にやはり成長がみられます。しかし基本的には前作1stアルバムのスタイルを貫いたロウ・メタルコア・スラッシュ・サウンドで、1st同様、必聴のカッコよさです。初期METALLICAの名曲 Whiplashカバーの Moustacheも収録!!
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