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YOSHI YUBAI - San Francisco PHOTO BOOK


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・YOSHI YUBAI - San Francisco PHOTO BOOK 税込3,500円

Vice Japan WEB ZINEでNuclear War Now!オーナーのYosuke Konishi氏にインタビューもしていた広島県出身の写真家、弓場井宜嗣氏の初出版物となるフォトブックがサンフランシスコの出版社からリリース。アメリカで出版されたものなのでもちろんテキストも全て英語ですが、後書きをNWN!のYosuke氏が書いています。そして、弓場井氏がYosuke氏のテキストの日本語訳もメールしてくださったので、まずはそのYosuke氏の後書き日本語訳と、弓場井氏のインタビューを読んでみてください。


私が初めてYoshiに会ったのは2000年代の半ばで、お互い似たものに興味があり、関係が始まりました。私の家族には何人かビジュアルアーティストがいるので、写真の力はすでに理解していましたし、人生を通じてエクストリームミュージックを鑑賞してきた結果、Yoshiが探求しているテーマに私も共鳴したのです。私たちが初めて会った頃、YoshiはRE/Searchに住んでいて、サンフランシスコの写真を撮っていました。私はサンフランシスコ市内から10分程離れたパシフィカという町に住んでいました。当時定期的に参加していたコンサートへ行くのに便利な場所です。実際、私たちが初めて会ったのはメタルのギグで、本質的に音楽の趣味を共有していた私たちはそれから色々なショーでよく会うようになりました。それ以来、私たちの道は様々な機会に、ベルリンから東京まで、様々な都市で交差してきました。

より具体的な私たちの繋がりの源は、人間の中にある虚無主義的な面に対する共通した興味にあります。私はNuclear War Now!という名前の音楽レーベルを運営しています。これはおそらく多くの人に「武装闘争」への呼びかけのような扇情的なタイトルに聞こえるでしょう。しかし、私はこのレーベル名をそのような虚無主義的な衝動を感じる傾向がありながらも固有の倫理的羅針盤に導かれ、そのように行動することを妨げられている私たちのためのメタファーと考えています。例えば、ベイブリッジで渋滞にはまった時、全ての車を橋から落とせたら…と夢想するかもしれませんが、私たちは実際にそのように行動したりはしません。私はエクストリームミュージック、特にメタルがこれらの虚無主義的な性向の健康的なはけ口になると考えています。

Yoshiの写真は同様の手法で人間の暗い側面を探っています。サンフランシスコでの彼の作品は人間の逸脱した側面を反映しています。彼の被写体は私たちの多くが「薬物中毒、カス、ガターパンク、オカマのホームレス」等と認識するだろう人たちです。彼らははっきりとしたグレースケールでのみ現されていますが、同時に美しく対比させられています。まるでブラックメタルのように、Yoshiの写真は醜くグロテスクですが、同時に巧妙で魅力的です。ある基本的な衝動が私たちの人生からそのような「芳しくない人格」を排除しようとする時、私たちはその代わりに彼らの中に私たち自身を見いだす必要があります。ちょうど今私たちが全体的な虚無主義に傾いているように、私たちはみんな部分的に芳しくない特質を持っています。

当然に、かつ偶然にもYoshiの写真は1945年の広島と長崎の原爆投下後に撮影された写真に触発された黙示録的なイメージを捉えています。Yoshiの写真と私のNuclear War Now!との繋がりをこれ以上簡潔に表すことはできそうにありません。私たちはお互い異なる分野で活動していますが、私たちの表現は何年もの間、相似した軌道を描きながら前進を続けています。Yoshiのビジョンがこの先どのように進化し拡張していくのか、私は楽しみにしています。

Yosuke Konishi



若き写真家が見る歪んだ世界vol.8 弓場井宜嗣氏インタビュー


バンドやミュージシャンの写真集ではありません。サンフランシスコのストリートを行き交う人々や情景を収めた、A4よりちょっと小さいモノクロ・オンリーのフォト・ブックです。しかし、上記リンクで紹介されてるとおり、強烈な登場人物の写真が多数あります。長年お世話になっている弓場井氏の作品集だからこそ、当店も取り扱わせてもらうのですが、一つ強く言いたいのは、決して社交辞令的な付き合いで販売するのではないという点です。Yosuke氏の後書きと弓場井氏のインタビューを読んで、自分がレコード屋で仕事してて常日頃悶々としていたことを彼らが代弁してくれているようにも感じるのです。ここに掲載されてる写真が全て人間の本質だとは思わないけど、本質なんて全く美しくなく、むしろ醜くて、でも絶望してるわけでなく何かを表現せずにはいられないところは、BOYが惹かれて取り扱う音楽と通じるところだと思います。こういう写真見てハッと我に返り、どんなにチャラいパーティー・バンドでも、アーティストの端くれの足の爪の垢のクッセー部分くらいではあることを自覚したり思い起こせれば良いのではないでしょうか。限定120冊。
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