RECORD BOY

Epicus Doomicus Metallicus!!



* Barbarian Wrath, Electric Assault, そしてSLEEP新作と、正統派&ドゥーム・メタルの注目作各種入荷しています。予算の都合でスルーされそうな地味なヤツから争奪戦もありえるモノまで、今回のは本当にどれも素晴らしいです!!







・ORDALIA - The Return Of The King CD 税込1,728円 (Barbarian Wrath)



80年代に活動したNO RULESというスラッシュ・メタル・バンドを前身とするイタリア・シシリー島出身ヘヴィメタル・バンドの、2000年に発表した唯一のアルバムが再発。現代のNew Renaissance Recordsなどと言ってプッシュしてきたWitches Brew Records女性オーナーのダンナがやってる、Witches Brewの兄弟レーベルならぬ夫婦レーベル、Barbarian Wrathからのリリースです。オリジナル盤は超ミニマムなプレスだったため、知る人ぞ知る名盤とされているようで、真性エピック・メタル・マニアの一部には熱狂的に支持されています。91年から2007年まで活動していましたが、このたび活動を再開し、来年には15年ぶりとなる新作の発表も控えていています。



しかし、またしても南欧シケシケ・エピック・メタルにヤラレてしまいました…。DARK QUARTERERとはちょっと違う哀愁が爆発していまして、WARLORDタイプのエピック・メタルなんですが、アダルトでウェットなVo.が完璧に絶品です。しかも極上にソウルフルなので、なんかもう、WHITESNAKEと合衆国産プログレッシブ・エピック・メタルの融合みたいなことにもなってます。フォーキーなフレーズなど、透明感もある旋律ながら、アメリカのプログレッシブ・メタルにも似た緊張感漂う叙情性も素晴らしい。先週アップした正統派&エピック・クサレ・メタルとかは、やはり当店では反応鈍いけど、こういうのに出会えるからやめられません。来年発表の新作も入れてみたいくらいです。さすがBarbarian Wrath!!オススメです。













・TERMINAL - Heavy Metal Lokomotiva 7" 税込1,296円 (Electric Assault)



ENFORCERを始め、CC COMPANY, DEAD LORD, CORRUPTなどでも活躍してきたTobias Lindqvist氏による驚愕の独りスウェディッシュ・へヴィメタル・プロジェクトです。このTERMINAL、なんと全てスロヴェニア語で歌う、完全80年代共産圏型鋼鉄!!!今年2014年夏にカセットで発表した2曲入りデビュー・デモを、NYのElectric Assaultが限定500枚の7"EPで再発してくれました。



しかしコレは本当に凄いです。A面はのっけからMEALUCIFERすら彷彿させる、断じて現代の熱さやガッツとは異質の憂いを帯びながら疾走するクサレ・スピード・メタル・ナンバーで、しかもTobias Lindqvist氏のスロヴェニア語Vo.が雰囲気を完璧にまとめあげているので、冷戦時代をドキドキ体験した40代ヘッドバンガ―ならば、ニコリともすることも許されなかったような、あの80年代東欧特有の曇り空を完全に思い起こしてしまうであろう郷愁が全開で切なすぎます。BOYで仕事して得た程度の知識だけで言わせてもらいますと、数年前に初期名作各種が再発されて当店でも大好評だったハンガリーのPOKOLGEPや、ソ連のKONSULなどにノックアウトされた人は、このTERMINALでも号泣してください。そして昔から東欧メタルを支持してきたダイハード・マニアの方々にも、ぜひ1度この疑似共産圏鋼鉄を体験していただきたいです。東欧メタル云々抜きでも素晴らしいクサレ・メタルだけど、やはりこれは最強に痛快な東欧共産圏鋼鉄ウォーシップとして拍手喝さいすべきです。Tobias Lindqvistさん、アッパレです!!







・STONE DAGGER - The Siege of Jerusalem 7" 税込1,296円 (Electric Assault)



MIND ERASERやBOSTON STRANGLERなどで現行ボストン・ハードコア・パンク・シーンを最前線で長年引っ張りながら、7"もカッコよかった独りデス・メタル・プロジェクト INNUMERABLE FORMSでも活動する多才なクロスオーバー・ミュージシャン Justin DeTore氏を始め、ボストンのパンク・シーンで活躍する実力派ミュージシャンが結成したエピック・ドゥーム・メタル・バンド MAGIC CIRCLEのメンバーが3人が、また別に始動させた3ピース・へヴィメタル・バンドの2曲入り7"です。2013年にカセットとCDRで発表したデビュー・デモですが、参加メンバーの話題性と予想通りのクォリティーの高さから供給が追い付かず、Electric Assaultから7"EP化されました。Electric Assaultのリリースは出足が早いのも多くて、BOYも取りこぼしたのも少なくないので、このEPも爆発的なセールスを記録しているようですから、気になっていた方はこの機会にぜひ押さえてください。



A面のタイトル・トラックはMAGIC CIRCLEでやってもおかしくないような叙情系ドゥーム・メタル・パートでスタートしますが、Brendan Radigan氏のVo.はMAGIC CIRCLEよりもさらに熱唱スタイルで、雰囲気は若干違います。ところが演奏も熱を帯びてTROUBLEっぽくドライブする本編に突入すると、MAGIC CIRCLEとはいよいよ違ってきて、NWOBHMテイストも強い男の哀愁熱血へヴィメタル・ナンバーになります。B面の曲なんて本当に昔のNWOBHMバンドのカバーか、High Rollerから再発されてそうなバンドのハード・ドライビング・メタル・チューンで、とにかくド渋過ぎです!!Vo.のBrendan Radigan氏は、このバンドではギターとベースも兼任してますから(ちなみにドラムのJustin DeTore氏は、MAGIC CIRCLEではベース、MIND EASERではVo.担当)この人達の才能にはホント脱帽です。MAGIC CIRCLEファンはもちろん、B面ナンバーなんか聴いてるとオハイオのMACH IIのファンにもオススメしたくなりますが、STONE DAGGERはもっとウェットな感触がたまりません。とにかくオススメです!!







・MAGIC CIRCLE - Scream Evil / Lighting Her Fire 7" 税込1,296円 (Hell Massacre)



1stアルバムが大好評だった、ボストンのパンク・シーンで活躍する実力派ミュージシャンによるエピック・ドゥーム・メタル・バンド MAGIC CIRCLEの2曲入り7"です。パンクスとメタル・ヘッズが入り乱れたアンビリーバブルなメンツを取り揃えて、夏のイベントの話題をさらってきたChaos in Tejasに2012年に参加した際、ジャケ無しで200枚だけプレスされた1st 7" EPを、ジャケ付きでHell Massacre Recordsが再発したものです。



絶望を激情的に表現したようなパワフルでエモーショナルなバッキングと、オジーとメサイア・マーコリンのコンビネーションと絶賛されるVo.が素晴らしく、音源リリース以前から久々の逸材Vo.と評判になるのも完全に納得です。楽曲が似てますから、HOUR OF 13を出たり入ったりしてるPhil Swanson氏も彷彿させるところがありますが、ウェットな部分はスワンソンと同じでも、このMAGIC CIRCLEのBrendan RadiganというVo.は、甘さは抑え目に熱唱するタイプです。欧州の荘厳系ドゥームとはちょっと違った感触の、アメリカン・ドゥーム的荒涼感も漂います。さらに、時折組み込まれる起伏も含んだ疾走パートが合衆国産エピックメタルの伝統的手法も思わせるし、鋼鉄感触で直線的に疾走するパートは初期TROUBLEも思わせるところもあります。A面のScream Evilは、大好評だった1stアルバムでもひときわ輝いていた代表的名曲で、途中の完全なWITCHFINDER GENERALパートもほほえましくも心の中では号泣してしまいます。そしてB面のLightning Her Fireはアルバム未収録曲!!







・ETERNAL CHAMPION - The Last King of Pictdom 7" 税込1,296円 (Hell Massacre)



USテキサス出身へヴィメタル・バンドの2曲入り7"EPです。もともとは限定100本のデモ・テープで発表された音源を7"EPにして再発したものです。まだこの2曲しか公式発表音源のないバンドとしては新鋭ですが、昨今のUSエピック・メタル・シーンの盛り上がり?を象徴するような背景を持ったバンドで、既にかなりの注目と高い評価を得ています。



このEPをリリースしているHell Massacre Recordsは、INNUMERABLE FORMSや、上記MAGIC CIRCLE EPも出しているレーベルで、ボストンのハードコア・パンク&へヴィメタルのクロスオーバーを検証するうえで欠かせない存在です。そしてこのETERNAL CHAMPIONも興味深いメンバー構成でして、以前入荷したEPがカッコ良かったゴリゴリ・ストロング・メタリック・クロスオーバー・スラッシュ IRON AGEや、Relapseからアルバムを発表しているパワー・バイオレンス・バンド MAMMOTH GRINDERのメンバーらによって結成され、現在はスラッシュ・メタル・ファンに評判のよいクロスオーバー・スラッシュのPOWERTRIPメンバーも参加しています。しかし、そんなゴリゴリのハードコア・スラッシュ方面の実力ミュージシャンの存在を抜きにしても、頑固な正統派鋼鉄業界人達にイチ早く見出されていたのも納得の純正合衆国産叙情鋼鉄は、まるでMANILLA ROADまんまな超シケシケ・アメリカン・エピック・メタルで凄い!!特にVo.が完全にMANILLA ROADになりきってて素晴らしいです。MAGIC CICLEもそうですが、ずっしりラウドなボトムがスラッシュ・ミュージシャンらしいと言えばらしいけど、ツイン・ギターのハーモニーも、MANILLA ROADのあの独特の線の細いVo.に似せた歌声も、これぞアメリカン・クサレ・エピック・メタル!な哀愁を見事に継承しています。MAGIC CIRCLEファンは絶対に要チェックです!!







・HIGH ON FIRE - The Art of Self Defense 2LP 税込2,808円 / CD 税込2,268円 (Southern Lord)



SLEEPのギターVo.のMatt Pike氏がSLEEP解散時に始動させたドゥーム・へヴィメタル・バンド HIGH ON FIREの、2000年発表1stアルバム Southern Lord盤2012年再発バージョンです。Southern Lordの入荷は確かREPULSIONの2枚組LPの時以来ですから、8年間も関係を断絶していました。この2012年バージョンも当店は初入荷になります。リマスタリングされて、99年1stデモCDの曲などもボーナス収録してあります。2枚組アナログ盤は全28ページ、デジパックCDだと全48ページにも及ぶフォト・ブックレットも付いています。LPは今回はパープル・ビニールでの入荷。ちなみにASBESTOSDEATHも再入荷していますので、チェックしてみてください。





1. Baghdad

2. 10,000 Years

3. Blood from Zion

4. Last

5. Fireface

6. Master of Fists

7. Steel Shoe

8. The Usurper (CELTIC FROST cover)

9. Blood from Zion (1999 Demo)

10. 10,000 Years (1999 Demo)

11. Master of Fists (1999 Demo)





SLEEPには、BLACK SABBATHを核にしながらも、ヴィンテージ・メタルの伝統とエクストリーム・メタルの極北が交錯したような部分が魅力の一つにあるかと思いますが、SLEEP解散直後のHIGH ON FIREには、よりアメリカン・ストーナー・ドゥーム・メタルらしい土着的なレイドバックなノリを感じることができました。しかし、2001年に本作のTee Peeバージョンが発売された時に、ボーナスで収録されたCELTIC FROSTのカバーのカッコよさが話題となったけど、SLEEP時代からのファンが驚いたのは同時にボーナス収録された当時の新曲 Steel Shoeで、ブルージーな哀愁も漂うアルバム本編とはまるで毛色の違う、切れ味すら備えたダイナミックなへヴィメタル・サウンドは、ボーナス・トラックとはいえ、HIGH ON FIREがSLEEPとは違う方向性を模索しているのが明らかにうかがえました。その後のHIGH ON FIREはご存じの通り、Relapse移籍後にMOTORHEAD的ドライブ感も導入したような前人未到のブルータル・ドライビン・ドゥーム・メタルを確立します。このSouthern Lordバージョンは、デビュー作の99年デモから、1stアルバム本編、そしてよりブルータルな2000年代型へヴィメタルへと深化する過程が1枚で実感できます。







・SLEEP - Dopesmoker 2LP 税込3,780円 / DIGIPACK CD 税込2,268円 (Southern Lord)



こちらも当店初入荷です。ドゥーム・クラスト・バンド ASBESTOS DEATHを母体とする、USカリフォルニア・オークランド出身ドゥーム・メタル SLEEPの、96年録音1曲入りアルバム Jerusalemのオリジナル・バージョンとして2003年にTee Pee Recordsから発表された音源を、2012年にSouthern Lordが再発したモノです。CDは1時間を超えるJerusalem完全版と、94年サンフランシスコでのライブのHoly Mountainを収録した2曲入りデジパック。アナログ盤はさらにTee Peeバージョンのエクストラ・トラックだった92年 Gilman Streetでのライブ Sonic Titanも収録した2枚組。今回はブラック/グリーン・スプラッター・ビニールでの入荷です。



91年に1stアルバム Volume One, 92年に2ndアルバム Holy Mountainを発表。98年に解散して、ギターVo.のMatt PikeがHIGH ON FIREを結成、ベースのAl CisnerosとドラムのChris HakiusはOMを始めて、10年以上SLEEPは活動を停止していました。その間、お蔵入りとなっていた96年録音1曲入りアルバム Jerusalemがオフィシャル・ブートで先攻発売されるなどの紆余曲折を経てリリース。活動停止時の2003年に、Tee PeeからこのJerusalemのオリジナル・ロング・バージョンが発表された時は、ドゥーム・マニア以外の世界中のエクストリーム・メタル・ファンに大きな衝撃を与えました。なってったって1曲で1時間を超えるその内容は、今思えば後のデス・メタル系ドゥーム・バンドの極北化に拍車を掛けたような壮絶なもので、パーティー向けストーナー・サウンドとは正反対の、リチュアルでもある呪術的ダウナー・ドゥームが地獄の緊張感を1時間以上持続させています。今回のSouthern Lordバージョン用に披露された94年ライブ・トラックも、絶頂期とも言われる頃のものですので、ファンは絶対に聴いておきたい音源です。









・SLEEP - The Clarity ONE-SIDED 12" 税込3,240円 (self release)



もはや伝説的存在とも言えるUSカリフォルニア・オークランド出身ドゥーム・メタル・バンド SLEEPが遂に正真正銘の新作をリリース。10年以上SLEEPは活動を停止していましたが、その間、お蔵入りとなっていた96年録音1曲入りアルバム Jerusalemがオフィシャル・ブートで先攻発売されるなどの紆余曲折を経てリリース。さらに、Jerusalemのオリジナル・ロング・バージョンに未発表曲もプラスしたDopesmokerが2003年にリリースされて、解散後もなおそのカリスマ性は増す一方でした。そして2009年にNEUROSISのJason Roederをドラムに迎えて再始動。このThe Clarityは、今年2014年の夏ごろから、SLEEPが遂に20年ぶりに新曲を書いたと、ファンの間で話題となっていた最新曲です。



このレコードはバンドによる自主リリースで8月に発売されて、1000枚プレスのブラック・ビニールと420枚プレスのグリーン・ビニールは瞬く間に完売しました。2ndプレスは原版からラベルまで全て1stプレスと変えることなく、プレス工場も同じなので、初回盤と比べて一切違いはないと、自主リリースしたSLEEPはfacebookでアナウンスしています。ただ、2ndプレスにはクリア・ビニールが1500枚追加プレスされて、これはSouthern Lordストアだけで販売されています。もちろん今回入荷したのは2ndプレスで、ブラック・ビニールになります。カバーはプレーンのカードボード・スリーブで、Southern Lord販売分クリア・ビニールにのみ、ジャケにSLEEPステッカーを貼ってるようです。無音面にはエッジング加工されていて、まっさらな部分はほとんどない(触るとわかりますが、背景のベタ部分もザラザラ)です。



SLEEP20年ぶりの新曲スタジオ音源に躊躇するSLEEPコレクターはいないと思いますが、円安が止まることはもうしばらく期待できないみたいですから、絶対に今確保することをオススメします。淡々と進行する呪術的ドゥーム・ナンバーに抒情的なMatt Pike氏のギターソロが絡まって、私が言っても説得力ないでしょうけど、SLEEP節全開の10分弱だと思います。間違いなく必聴です!!!
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