RECORD BOY

BIRTH RITUAL - Turn Up the Evil CD


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・BIRTH RITUAL - Turn Up the Evil CD 税込2,000円 (Aces Sky High)

当店だと外国人に人気の高いレギュラー商品のナンバー3には入ってる札幌メタルコア BIRTH RITUALの自主制作LPで発表した1stアルバムが、Split w/ BATTLE SHRINEの2曲もボーナス収録してCD化!!BIRTH RITUAL初のCDリリースとなります。

1st EPではVENOMスタイルのブラック・ロッキン・スラッシュに、ジャパニーズ・メタルコアを継承するようなドラマチックなフレーズも乗せ、DORAID、PARASITEとの3 Wayという形でリリースされたThe Savage Beast of Three Head提供曲は従来の黒いロッキン・スラッシュからDISCHARGEには焦点を合わせたような曲まで披露してきました。そして本作ではMORTORHEAD影響下スピード・メタル的要素とパンクの大胆さ&キャッチーさがより強く表れていて、メタル・パンクらしさがこれまでで一番強く出ています。しかしSplit EP / BATTLE SHRINEではVENOMやMOTORHEADテイストがまた戻っていて、サバス・テイストのあった初期のスタイルとはまた少し違ったブラック・スピード・メタルコアが邪悪ワイルドに爆発!!メロディックなギターや日本語Vo.が乗るとやはりジャパニーズ・スタイルのバイオレンス・メタルコア度数が一気に上昇するけど、Split w/ BATTLE SHRINEでの楽曲は、今までで最もMOTORHEAD ~ VENOM路線を強調しているように感じます。

そのまま比較されるとちょっとニュアンス違ってくるけど、MIDNIGHTはNo Mercy for Mayhemアルバムが好きならばBIRTH RITUALは1stアルバム Turn Up The Evilを、そしてSatanic RoyaltyアルバムがMIDNIGHTは一番!って方にはSplit EPでのBIRTH RITUALがオススメですので、このCDでぜひ改めて聴き比べてみてください!!

DEFILED - Towards Inevitable Ruin


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・DEFILED - Towards Inevitable Ruin LP GOLD VINYL 税込2,700円 / LP BLACK VINYL 税込2,484円 / DIGIPACK CD 税込1,944円 (Season Of Mist)

日本を代表するデス・メタル・バンドの一つ DEFILEDの、In Crisisアルバム以来5年ぶりとなる2016年5thアルバムが、今回もSeason Of Mistからリリース。唯一のオリジナル・メンバーであるギタリストのSumita氏以外は前作から一新して、サウンドにも確実に変化が感じられる、ファン注目&待望の新作です。ジャケ・アートは数々のデス・メタル名作を手掛けてきたWes Benscoter氏が担当。今回はDEFILED初のアナログ盤もリリースされ、しかもCDより曲が多いです!!レギュラー・バージョンのブラック・ビニールと、限定100枚のゴールド・ビニールも入荷してます。CDはデジパックです。

ブルータルでテクニカルなデス・メタルになんら変化はありませんが、今回はとにかくそのサウンド・バランスに驚かされます。よりブルデスらしいとも言えますが、ブルデスでも治安の悪い地域のバンドのような雰囲気でゴリ推していて、CANNIBAL CORPSEやDEICIDEなどのオールドスクール感と、CRYPTOPSYやNILEみたいな目まぐるしく迫りくるテクニカルなブルタリティーを、生々しくロウに叩き出しています。このバランスは意図したもので、機材に頼った音作りを避けて勝負してきたそうですから、これは世界各地のツアー先で様々な環境の中で勝負してきた叩き上げのバンドだからこそ出来るのでしょう。前作から5年という期間以上の意気込みを感じさせる意欲作デス!!

Metal DeathCent!!


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・LVCIFYRE - Svn Eater PICTURE LP 税込2,484円 (Dark Descent)

2014年に発表してして好評だったUKデス・メタルのヒット作2ndアルバムが、ピクチャー盤LPもリリース。ダイカット・スリーブに収納された、限定300枚プレスです。

前作まではスウェーデンのBlood Harvestからリリースしてきましたが、今回はUSのDark Desecentからのリリースで、作風もDark Descentらしいムードへと劇的に深化した、過去作品のファンはちょっとビックリするであろう圧巻な内容です。昨今のデス・メタル・シーンの傾向を象徴するような、一言で言いまして、INCANTATIONウォーシップな混沌激烈暗黒デス・メタル・サウンドで、以前はMORBID ANGEL系統として捉えることができるような、冒涜的な雰囲気のテクニカルでブルータルなデス・メタルだったけど、今回は再生した瞬間にドス黒い空気に覆われます。しかし、このバンド本来のテクニカルな爆裂感と圧倒的な荘厳さも増強してるので、同じUKのGRAVE MIASMAなどよりは、DIOCLETIANのようなアポカリプティックな激烈さと、フィンランドのMAVETHやCORPSESSEDのような冷たい金属質の暗黒デス・メタルと化しています。オールドスクールな疾走感やリフ・ワークも健在なので、IGNIVOMOUS的にも聴こえます。意地悪な言い方をすれば、INCANTATIONウォーシップ・スタイルのバンドの良いトコどりとも言えなくもないけど、過去作品を聴いてきた人ならお分かりの通り、もともとデス・メタルのスキルが十二分に備わっていたバンドだから、完成度が並みじゃない!!冒涜系激烈漆黒デスメタル・ファンには間違いなくオススメです。



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・MITOCHONDRION / AUROCH - In Cronian Hour SPLIT 7" 税込1,080円 (Dark Descent)

カナダ・バンクーバーのプログレッシブ・オカルト・デス・メタル MITOCHONDRIONと、そのメンバーも在籍するAUROCHによるSplit 7"です。ゲートフォルド・スリーブで、今回はホワイト・ビニールでの入荷になります。

MITOCHONDRIONは今回も邪悪なブルタリティーと驚異のテクニックが交錯したアヴァンギャルド・デス・メタルが、万華鏡のように美しくも混沌として迫ります。オーストラリアのSTARGAZERにも通じる手法で、サイケデリックな妖艶メロディーと狂ったようなテクニカル・フレーズの応酬が圧巻且つブルータル。このバンドは不用意にフルで聴くとカオスとアトモスフェリックな世界に本当に神経が衰弱させられかねないので、EPの片面で聴くくらいがまずは良いかも知れません。でも決して手抜きなどではありません。本当に素晴らしい!!

AUROCHもMITOCHONDRIONメンバーが在籍するだけあって一筋縄でいかないアヴァンギャルドなデス・メタルです。DEMILICHやROTTREVOREなどのサイコ・シックネスなlowデス・メタルと、PORTALみたいな奇怪フレーズを融合した、地面を這いずり回るような変態サウンドで、GORGUTSなどのファンにもオススメです!!



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・BEGRIME EXEMIOUS - The Enslavement Conquest LP 税込2,484円 (Dark Descent)

GLORIA DIABOLIやWEAPONなどでドラムを担当したこともあるL Norland氏らによるカナディアン・ブラッケンド・デスラッシュ・メタルの新作3rdアルバムが、アナログ盤もリリース。こちらはブラック・ビニール200枚とゴールド・ビニール100枚の合計300枚と少ないプレスで、今回はltd.100枚のゴールド・ビニールで入荷しました。

コンテンポラリーでエクスペリメンタルなバンドのクォリティーの高さが印象強い昨今のカナディアン・エクストリーム・メタル・シーンに於いて、恐らく最もオールドスクール・テイストを強く打ち出してるバンドの一つが、このBEGRIME EXEMIOUSだと思います。しかもそのオールドスクール・プライドがとてもオヤジ臭い頑固さを感じさせて、Dark Descentリリースのカナダのバンドと言うよりも、Iron Pegasusから出てる北欧やオーストラリアあたりのガラの悪いデスラッシュ・メタル・ヘッズみたいな雰囲気が好きな人にオススメです。今回はその頑固一徹路線が遂に花開いたような感もありまして、熱血ヘッドバンギング・リフで疾走するデスラッシング・ブラック・パートはURNやFLAMEなどのフィンランド勢を思わせ、CELTIC FROSTパートに突入するとオランダPENTACLEのような雰囲気になりますが、リフもソロも、とにかくまー隅々までオッサンくさい!!前作ではNUCLEAR ASSAULTの、普通の人が飛ばすような曲を敢えて選択して極悪にカバーするという離れ業を披露してたけど、今回はINCANTATIONのImpending Diabolical Conquestを、現代デス・メタルの低音化傾向にアンチするような感触で激烈オールドスクールにカバーしています。URN, FLAME, BESTIAL MOCKERY, SADISTIC INTENT, DESTROYER 666などが好きな人にオススメのブラッケンド・デスラッシュ・メタル・バンガーズ!!



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・GRAVEHILL - Skullbearer EP TAPE 税込864円 (Dark Descent)

当店でもおなじみのUSカリフォルニア・ベテラン・デス・メタル・バンドの2016年最新音源EPが、カセット・テープでリリース。レスラー級のガタイがインパクト大だったボーカリストのMike Abominator氏が脱退し、ベーシストだったCorpse氏が専任Vo.に就任。そしてしばらくEXHUMEDに出向してたギタリストのBodybag Bob氏がまた戻り今度はベースを担当しています。Eldehelmなる新しいギタリストも加入して、とにかくややこしいんですが、しかしサウンドにも微妙な変化があるので、この変革はつぎはぎのような人事異動ではないようです。BATHORYカバー含む4曲入りです。

A389が2011年にヴィニール化再発してた1st EPでは、GEHENNAのVo.であるMike Apocalypse氏がベースVo.を担当していたデス・メタル・バンドで、サウンドもハードコア・ファンにオススメしたいゴリゴリのデス・メタルが魅力。でした、以前は。しかしこのEPでは非常にヘヴィメタル・プライドの強いガッツがみなぎっていて、まるでGOSPEL OF THE HORNSやDESTROYER 666なんかのOZブラッキング・デス・メタルのような極悪オールドスクール・サウンドに激変!!リフもストロークのハードコアなスタイルから、SLAYER型デスラッシュな手法が増えています。ただ、アメリカの西海岸デス・メタルらしい悪い雰囲気は相変わらずですので、以前のスタイルも良かったけど、こっちも文句なしにカッコいいと思います。



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・INSANITY - Visions of Apocalypse LP 税込2,484円 (Dark Descent)

伝説のベイエリア産デス・メタル INSANITYの復活後初のフルレングスとなる2ndアルバムが、Dark Descent Recordsからアナログ盤もリリース!!先に発売されてたCDも好評で、LPを待ってた方も少なからずいらっしゃった、当店でも人気の固いバンドです。今回はブラウン・ビニールでの入荷です。

SNAKEPIT MAGAZINE #15にデモ音源EPが付いてましたし、Area Death prod.からデジブック型でコレクションCD (現在は入手不可能です) も出てたので、覚えてる人も少なくないかと思います。1stアルバム Death After Deathは1994年発表ですが、バンドは80年代中期には既に活動していて、アンダーグラウンド・シーンではREPULSIONなどと同様に、デス・メタルのパイオニア・バンドの1つと評価されています。Shane Embury氏も強くインスパイアされたバンドの一つとして公言していました。

スラッシュ・メタルを究極までテクニカル且つブルータルにスピード・アップしたようなデスラッシュ・サウンドがカッコよかったバンドですが、この復活アルバムもオールドスクール・プライドを強烈に感じさせるカッコよさで、まさに現代によみがえったINSANITYといった感じで惚れ惚れさせられます。西海岸らしいところはDARK ANGELやSADUSなどを思わせるスラッシュ・ルーツで、超絶且つガッチガチに硬質なドラミングによるブラスト手前の暴走スピードは、まるでMASTERがREPULSIONのつんのめりスピードになったかのようです。このアルバムはオリジナル・メンバーのDavid Gorsuch氏とドラム担当のJuan Casarez氏の2人で制作したみたいだけど、仕上がりは文句なし。DISCHARGEのTシャツ着てるDavid Gorsuch氏も渋い。これぞアメリカン・デスラッシュ!!



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・CABAL - Midian LP GREEN VINYL 税込2,484円 / BLACK VINYL 税込2,376円 (Dark Descent)

アメリカン・アングラ・カルト・メタルを象徴するミュージシャン NECROPHAGIAのkilljoy氏による知られざるデスラッシュ・メタル・プロジェクトが唯一残した音源が、Dark Descentからジャケを新装した初ヴィニール化にて再発。ポスターとダウンロード・コード付きで、今回はグリーン・ビニールとブラック・ビニールの2種入荷しています。

オリジナルは2000年にRed StreamからデジパックCDでリリースされていて、2000年前後のkilljoy氏と言えば、Chris Reifert (AUTOPSY, ABSCESS, etc)やDan Lilker (BRUTAL TRUTH, NUCLEAR ASSAULT, S.O.D., etc)とのTHE RAVENOUSや、Maniac (MAYHEM, SKITLIV, etc)とのWURDULAK, そしてPhillip AnselmoとのVIKING CROWNなど、話題を振りまいたメタル・プロジェクトをいくつもやってましたから、このCABALはそれらに埋もれてしまったような感がありますが、実はこの音源自体は1990年の録音で、Red StreamによってCDリリースされるまで陽の目を見なかったお蔵入り作品だったようです。THE RAVENOUS, WURDULAK, VIKING CROWNは当店でも入荷してたから覚えてるけど、これは知りませんでした。そして今回初めて聴いて、相当ビックリしました。恐らくNECROPHAGIAの信者も、そしてデスラッシュ良識派を自負するような人もノックアウトされるであろう、NECROPHAGIA流カルト・スカム要素は皆無のゴリッゴリな暴走アメリカン・デスラッシュdeath!!

まずはNECROPHAGIAを聴いたことがある人なら真っ先に気になるであろうKilljoy氏のVo.ですが、あのウィスパー・ゴアラップみたいな独特のスタイルとは程遠いハードコアな吐き捨てシャウトで、Killjoy氏だと言われてもすぐには信用できないくらいです。しかし、RAVENのRob "Wacko" HunterのプロデュースでRestlessからアルバムを出し、後にNew Renaissanceが再発してたスラッシュ・メタル・プロジェクト KILLJOYでは、TESTAMENTのチャック・ビリーみたいなスタイルにチャレンジしてましたから、やはりスラッシュも彼のルーツの一つであることは間違いありません。実はこのCABALもバックは全員KILLJOYのメンバーでして、なぜこれだけKILLJOYのバンド名で発表しなかったのかはわからないけど、Morrisoundスタジオで録音されたこのSLAYER影響下アメリカン・デスラッシュは、SOLSTICE, DEMOLITION HAMMER, MORBID SAINTなどのファンは絶対に狂喜&首折れ必至でしょう。スピードもまぁ、かなり速い!!もちろん時代的にはグラインドコアも確立されてた頃だけど、グラインドのスピード感じゃなくて、あくまでもスラッシュ・メタルをハードコアに過激化した暴走さで、しかもしっかり整合感もあるところも驚異的です。なぜこれが今まで全く話題にならなかったのでしょうか?NECROPHAGIA, Killjoy信者よりも、DEMOLITION HAMMER, フロリダSOLSTICE, MORBID SAINT, DARK ANGEL, INSANITY, MERCILESS, SADUS, etcのファンに絶対に聴いてもらいたい!!


Rock Hard!Ride Free!!


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・PLASMATICS - Coup de Grace LP 税込2,916円 (High Roller)

メタル・パンクの元祖ともされる故Wendy O. Williamsが率いたNYのPLASMATICSの1982年録音未発表デモ音源11曲を収録したLPが、High Rollerからリリース。タイトルからもわかる通り、3rdアルバム Coup d'Etatのデモ・バージョンで、収録内容もCoup d'Etatオリジナルと微妙に違いますし、ジャケ/ポスター/インナーもWendyのキメ・ポーズとも言えるいつもの片腕上げた写真で、まぁとにかくWendy好きには持っていないわけにはいかない嬉しいLPです。限定500枚プレスで、今回はそのうちのltd.200枚レッド・ビニールでの入荷です。

1970年代後期のNYパンク・シーンで誕生して、その後メタル・アプローチを強め、マッドマックスとお笑いウルトラクイズのミックスのような世界観や過激なステージング、MOTORHEADの故Lemmyとの親密すぎる交流などもあって、Wendyは破天荒な女性ロッカーの代表的な存在として永遠の人気を誇ります。1980年発表1stアルバム New Hope for the Wretchedまでは、One Voiceアルバムあたりでジョックなスタイルを極めたAGNOSTIC FRONTのRoger Mirretのルーツのようにも聴こえる彼女のタフなVo.とシンプルなR&Rのミスマッチが最高最凶ファンタスティックにカッコいいですが、1981年の2ndアルバム Beyond the Valley of 1984では70'sパンク的なフレーズと哀愁を残しつつもへヴィメタリックなエッジが加わり、そして3rdアルバムで曲調も大幅にアメリカン・へヴィメタルへと接近しましたので、この音源はメタルヘッズには一番評価が高い作品のデモ・アルバムということになります。MOTORHEAD "No Class"のカバーも有名だけど、後にジーン・シモンズもWendyのプロデュースをやってたように、この時代のPLASMATICSはヘアー・メタル系グラムっぽい哀愁とバイオレンスな鋼鉄タッチのミックスという、実に日本人好みな要素が強いのも特徴です。そう言えばDESTRUCTIONがカバーしたThe Damnedは、過渡期だったDESTRUCTIONにも見事にハマってました。しかし誰が聴いても一番耳を奪われるのはやはりWendyの凶裂すぎるVo.スタイルで、盛りのついた猫のような鬼婆のごときシャウトに犯られまくります。High Rollerには今後、スラッシュ/パワー・メタル・ファンに一番人気の高いゴリゴリの名作 WOWのKommander of Kaosを再発してほしいところです。



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・S TO S - S/T LP 税込3,456円 / CD 税込2,484円 (Sommor)

1978年に発表されたベルギーのオブスキュア・ハードロック・バンドの唯一の作品が、サイケ/ガレージ/プログレ/フォークなどの発掘再発を専門とするスペインのレーベルから初の復刻。自主制作で300枚のみのプレスされたというオリジナル盤はやはり相当なプレミアがついて取引されてきたようですが、これまではオブスキュアなヴィンテージ・ロック・マニアの極一部のみに神格的に崇められる存在で、恐らくリプロの類も過去には出回ってなかったようなので、これは近年めっきり減ってきた、「正規再発後に存在が広く知られてオリジナル盤の相場価格が上昇」するタイプのカルト・クラシックではないでしょうか。実際、海外ではメタル・シーンの業界関係者の間でも話題になり始めて当店にもそのウワサが舞い込み、BOYのレギュラー商品とはちょっと毛色が違う作品だけど、凄く面白そうなのでチャレンジしてみました。とりあえず、このジャケの雰囲気だけでビビッと来ないわけないのですが、サウンドも1970年代後半のベルギーにして奇跡の爆音プロト・へヴィメタルで、High Rollerなどのヴィンテージ・メタル発掘を得意とする欧州のレーベル各社も「これはスッパ抜かれた~!」と、地団駄踏んでいることでしょう。これはかなりビックリです!!!

ツイン・ギターのFulvioとMircoの2人が兄弟で、ドラムのGeorge AbryとやってたETNAと言うバンドを母体とするようです。ETNA解散後に、よりパワーとアグレッションに満ちたハードロックをやるために結成されたというS TO Sのサウンドは、「"Raw Power"期のTHE STOOGES, "Back in the USA"期のMC5, PINK FAIRIES, MOTORHEAD, HAWKWIND, 初期NWOBHMなどのファンに強力にオススメ」、とレーベルが解説していますが、それよりも「ファズ・ギターが狂ったスピードのドラミングとともに押し寄せる壁のごとく、デンジャラスでアグレッシブなサウンド」のくだりに、メタル・ヘッズやスピード狂は唸らせられることでしょう。ピアノやサックスが入ってくるサイケな曲調も途中ありますが、基本はTHE STOOGESやMC5影響下のR&Rを馬力全開のロウ・ドラミングでスピード・アップさせたため、ツイン・ギターもドラムに音を消されないようノイジーにファズ・サウンドを爆発させたような、まさしくバトルを繰り広げているかのハードロックです。そして、もうテンションが抑えられないと言った感じの後半がとにかく凄まじく、特にラスト2曲が1978年としては驚異の疾走感を爆裂させています。この作品の2年後の1980年にベルギーからKILLERのReady for Hellという名作が生まれて、後のスピード・メタルの誕生を大いに触発したMOTORHEADウォーシップ・メタルが産声をあげたわけですが、へヴィメタル・バンドとしての整合感も意識していたであろうKILLER, ACID, VULCAIN, etcよりもタチの悪い荒々しさで、THE STOOGESのI Feel AlrightやPINK FAIRIESのThe Snakeあたりの方法論が突然変異を起こした結果なんだろうけど、MOTORHEADのOverkillが1979年発表だったことを考えると、やっぱり1978年でこんなブッ飛んだスピードで演奏していたバンドが居たなんて信じられない!!!しかもちゃんと2バス連打、つまりMOTORHEADがOverkillで世に広めて、VENOMなどのスピード/スラッシュ・メタル・バンドが法則として打ち立てたスタイルを既にやっています。となると、フィルシー・アニマル・テイラーよりも、コージー・パウエルのような空気読まずにバッカスカ叩いて踏みまくるスタイルがルーツなのかも知れませんが、いやはや、驚きましたし、ムチャクチャかっこいい。さらにトドメをさすと、なんとこのドラマー、Vo.も兼任!!!

帯のように見えるのはシュリンクの上に縦長のステッカーが貼ってあって、なかなか面白い仕上がりです。表ジャケは御覧の通りの激渋さなんですが、裏ジャケやインナーの写真も最高で、ライナーノートも掲載。日本でも既に入手して堪能しまくってる非メタルのヴィンテージ・ロック・マニアの方もいらっしゃると思いますが、過去にPURE HELL, FINGERNAILSのデモCD, SATAN'S SATYRSなどを見つけてきた時に喜んでくれたようなBOYのお客さんにも、久しぶりにエキサイティングにオススメできるカルト・オブスキュア・プロト・パンク・メタルです!!


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・SILVER MOUNTAIN - Before the Storm LP SILVER VINYL 税込3,996円 / BLACK VINYL 税込3,780円 (Buried by Time and Dust)

日本でも熱狂的な信者が多く存在するスウェーデンを代表するへヴィメタル・バンドの一つ、SILVER MOUNTAINの1980年のデモを収録した限定500枚LPです。BBTADからのリリースで流通が薄いうえ、モノによってはウカウカしてると逃してしまうものもあるレーベルなので、これは2015年に出てたヤツなんですが発売前&入るたびにお問い合わせや店頭で売れてしまって、遅ればせながら今回が初のカートアップになります。ブラック・ビニール/シルバー・ビニールともに250枚プレスです。


A1. Spring Maiden
A2. Keep On Keepin On
A3. Not You Baby
A4. Vikings
A5. Looking For You
A6. Felo De Se
B1. Axeman And The Virgin
B2. Streetgirl
B3. Prophet Of Doom
B4. Before The Storm
B5. A.S.W.A.S.T
B6. Handled Roughly


バンド名にも表れてるとおり、リッチー・ブラックモアから強く影響を受けたギター&Vo.のJonas Hanssonのメロディ・センスが日本人にとってはバツグンに心地よくも熱くて、クラシックを基礎にしたリッチーの流れるような旋律を粗っぽい演奏で弾きまくったような彼のスタイルは、80年代のジャパニーズ・メタル・サウンドがリッチーやマイケル・シェンカーなどの影響で形成されていたところが大きかったのに対して、へヴィメタル不遇の時代を耐え忍んで活動したような80年代後期~90年代のダイハードなジャパニーズ・メタル・バンド・ミュージシャン達に愛されてきました。このデモ音源は確か昔分厚い2枚組で出てたデモ・コンピレーションCDなんかで収録されてたと思いますが、オフィシャルのリリースはこれが初めてです。



Japanese Steel!!


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・A.V.D.L. - Scourge CD 税込1,500円 (Via Nocturna)

東京のハードコア・パンク・バンド ASPIRINのメンバーによる独りブラック・メタル・プロジェクトの、今年2016年にポーランドのレーベルからリリースされた新作アルバムCDです。

エクスペリメンタルなアプローチもある悲哀ブラック・メタルを、DEATHSPEL OMEGAに代表されるプログレッシブな感性とプリミティブな攻撃性を両立させて放出していて、非常に聴き応えのある作品です。ハードコア・パンク・ミュージシャンの一面を連想させるのは比較的コンパクトなナンバーくらいで、叙情的な旋律と激烈なサウンドを、ノイズでごまかしたりせず見事なバランスで表現しています。ヨーロッパの前衛的で耽美なブラック・メタルが好きな人にもぜひ聴いてもらいたいですが、とにかくジャパニーズ・ブラック・メタル・ファンは必聴の素晴らしい内容です!!



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・METALUCIFER - Heavy Metal Drill TAPE 税込864円 (Warfuck)

オリジナルは1996年に発表されていた1stアルバムのコロンビア版カセット・バージョンです。以前にマレーシア・バージョンのカセットも入荷してましたが、こちらは限定200本ナンバリング入りです。

もはや現代のへヴィメタル・シーンにおけるダイハード・メタルの象徴的存在であり、世界中のメタル・ヘッズ/バンド関係者にリスペクトされるバンド、などと今さら説明も不要の、SABBATのGezol氏によるへヴィメタル・バンド。世界中のカルト・メタル・レコードの熱い鋼鉄魂を今に蘇らせたような、メインストリームには絶対ない危うい感触を絶妙に表現した、これぞ真のダイハード・メタル!!!



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・METALUCIFER - Heavy Metal Chainsaw LP LTD.200 YELLOW VINYL 税込2,916円 / REGULAR BLACK VINYL 税込1,944円 (Iron Pegasus)

2001年発表2ndアルバムが、オリジナル・リリース以来となるアナログ盤も遂に再プレス!!ゲートフォルド・スリーブで、近年のIron Pegasus再発盤LPでよくやってる、一見すると帯付き日本盤LPのように見えるようになるエクストラ・カバー・シートが付きます。イエロー・ビニールは限定200枚です!!

もはや現代のへヴィメタル・シーンにおけるダイハード・メタルの象徴的存在であり、世界中のメタル・ヘッズ/バンド関係者にリスペクトされるバンド、などと今さら説明も不要の、SABBATのGezol氏によるへヴィメタル・バンドの2001年発表2ndスタジオ・アルバム。本作ではジャーマン・へヴィメタル・バンド METAL INQUISITORのギタリスト Blumi氏とジャーマン・ブラック・スラッシュメタル DESASTERのドラマーのTormentor氏が参加。この2人のドイツ人がアレンジも担当しているからでしょうか、ギターソロなどがより一層印象的なフレーズ満載で泣けてきます!!



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・METALUCIFER - Heavy Metal Hunting 1995-2005 CD 税込1,620円 (Thrashingfist prod.)

2006年にポーランドのレーベルからリリースされていたレア音源集CDが、ジャケットを新装してマレーシアのレーベルから限定500枚で再発。ブックレット内にはカラー写真多数掲載で、オリジナル盤を持ってる人も欲しくなるような出来栄えの再発盤です!!


1. Heavy Metal Chainsaw (different intro)  
2. Warriors Ride on the Chariots (Japanese version)  
3. Heavy Metal Samurai (Japanese version)  
4. Dracula (Sabbat cover)
5. Heavy Metal Hunter (Part 3)  
6. Thrash Metal Hunter  
7. Warriors Again
8. Heavy Metal Is My Way (live)
9. Heavy Metal Chainsaw (live)  
10. Heavy Metal Drill (live)  
11. Heavy Metal Samurai (live)  
12. Warriors Ride on the Chariots (live)  
13. Heavy Metal Hunter (live)



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・SABBAT - Envenom YELLOW COVER CD 税込1,620円 (Fallen-Angels prod.)

日本を代表するブラッキング・メタル SABBATの91年発表1stアルバムが、始めての黄色ジャケで韓国盤がリリース!!Envenom Rough Mix TAPEから3曲をボーナス収録した全15曲入りで、カラー写真掲載のブックレット・ジャケも申し分ない作りです。


1 Bewitch
2 Satan Bless You
3 Evil Nations
4 Devil Worship
5 Reek Of Cremation
6 Deathtemptation (Kanashibari Part 2)
7 King Of Hell
8 The Sixth Candle/Eviler
9 Carcass Voice
10 Dead March
11 Black Fire
12 Reminiscent Bells
13 Satan Bless You (Rough Mix)
14 Evil Nations (Rough Mix)
15 King Of Hell (Rough Mix)


日本スラッシュ・メタル黎明期特有の黒い雰囲気が強く出た名作であるのは言うまでもありませんが。Elizaveat氏のDxRxIxのTシャツ姿にも現れているように、ハードコアなスラッシュにも触発された当時の海外の初期デスラッシュ / ブラック・スラッシュ・レジェンド・バンドと同じベクトルでサタニックなスラッシュ・メタルを追及した、プレ・ブラックな作品としても重要視すべき名盤です。



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・SABBAT - K.F.J.C. (Kill Fuck Jesus Christ) A5 DIGIPACK CD 税込2,160円 (Voz Da Morte)

2013年10月に敢行したSABBATのアメリカ大陸縦断ツアーの際に、NWN!の拠点であるベイエリアのラジオ・ステーション KFJCのスタジオで公開放送されたラジオ・ライブ・アルバム。先にNWN!からアナログ盤が出ていましたが、SABBATを愛してやまないブラジル人によるレーベル Voz Da MorteからCDもリリースされました。ジャケット・デザインはElizaveat氏による80年代のクラシック・アートを、Chris Moyen氏が再現したものですが、Moyen氏くらいのアーティストが、こういうふうに他アーティストのデザインを土台に仕事をするってのは、普通なかなかないものですので、Moyen氏のSABBATへのリスペクトが表れていると思います。限定1000枚プレスで、今回はそのうちのltd.200枚ナンバリング入りA5サイズ・デジパック・バージョンで入荷!!


1. Dead March
2. Curdle The Blood
3. Satan Bless You ~ Evil Nation
4. Darkness And Evil
5. Black Fire
6. Mion's Hill


このラジオ局は、地元サンフランシスコのアンダーグラウンド・メタル・シーンのサポートに積極的で、これまでにもMORBOSIDAD, KNELT ROTE, BONE AWLなどのラジオ・ライブを放送したこともあり、NWN!オーナー氏もデス/ブラック・メタル系の放送時にはホスト役として出演しきたそうです。今回のSABBATの実況録音盤は、ラジオ局名にちなんで、Kill Fuck Jesus Christと名づけられました。

アメリカに到着して早々にセッションしたものだからでしょうが、音質はラジオ・ライブらしい超良好なものだけど、演奏はけっこう荒っぽくて、合衆国から乗り込んで初の南米ライブへと続くツアーを控えたバンドの気合いがヒシヒシと伝わる、とても興味深い内容のラジオ・ライブです。もちろんお客さんのいるライブではないですから、いわば公開リハーサルのようなものでもあるけど、ゲゾル氏のライブ本番同様のテンションの高さには、やはり耳を奪われます。



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・SABBAT / AGATHOCLES - サバトクレス SPLIT 7" 税込1,296円 (The Evil That M Do)

The Mion's Hill 7"を出していたドイツのThe Evil That M Do Recordsから究極のカルト・バンド対決Split 7"がリリース。これはThe Evil That M Doにしてやられましたね!!いつの日かSplitをリリースしたいと密かに夢見てるバンドやレーベル関係者が多い2バンドによるドリーム・マッチ・シングルと言っても過言ではないでしょう。限定357枚ナンバリング入りで、海外ではジャケ画像をどこも自主規制して掲載してるので、当店もそうします。

SABBATはTemis氏在籍時2004年に録音されていた驚愕の未発表曲。AGATHOCLESはSplit w/ DISORDERの時もそうでしたが対戦相手のカラーに合わせたような曲を提供していて、今回はブラストしないロウ・グラインド・ナンバーを長めに演奏して、ちょっとデス/ブラック系のカルトな雰囲気をにおわせています。両者ともにいつもと違った曲調で、まぁ企画盤ならではの内容ですが、両バンドのコレクターが一斉に飛びついてるようですので、ファンは買い逃しのないように。

GENERACION SUICIDA / ESPERANZA / SOLPAATOS - Roam Over the Land 3 WAY SPLIT 7"


* 毎週水曜は定休日ですが、昨晩フィニッシュできなかった商品のカート・アップを先ほど完了しました。受注メール返信対応は木曜日以降になります。



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・GENERACION SUICIDA / ESPERANZA / SOLPAATOS - Roam Over the Land 3 WAY SPLIT 7" 税込900円 (Hardcore Survives)

LAで活動するスパニッシュ・パンク・バンド GENERACION SUICIDAの2016年日本ツアーに合わせてHardcore Survivesからリリースされた3 Way Split 7"です。各バンド2曲提供の全6曲入り。

GENERACION SUICIDAは、MASSHYSTERIのような北欧パンクと共通する、アコースティックに近い音色で哀愁のコードとフレーズをかき鳴らすサウンドに、バンド名からもうかがえる通りスペイン語詩のVo.が乗って、人種の坩堝であるUSパンク・シーンらしい魅力を放っています。Choice EPが哀愁を強めた曲調でキラー・パンク・マニアやバンド関係者に大絶賛されている広島のESPERANZAは、より直情的なUK82ロウ・パンク・ハードコア・ナンバーで今回は熱くさせてくれます!!新潟のフィンコア・ウォーシップ・ロウ・パンク SOLPAATOSは、投げやりな焦燥感で突っ走るナンバーと、北欧トラッド風味の哀愁ナンバーの2曲で、ともにフィンランド・パンクの特徴を上手く捉えています。


Metal Deadness!!


* Dark Descent / Unspeakable Axceの新作が到着しました。今回は再入荷品の多くにも試聴を貼りつけてみましたので、気になっていたものがある方はぜひ再チェックしてみてください。そんなになんでもかんでも無責任に「グレート!」だの言いまくってるわけではないことが、ちょっとはわかっていただけるかと思います・・・。



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・PHOBOCOSM - Bringer of Drought CD 税込1,620円 (Dark Descent)

2014年にいきなりのフル・アルバムでデビューしてDark Descentリリースをこまめにチェックしてるマニアには高評価だったカナダのデス・メタル・バンドが2ndアルバムを発表。今回もDark Descentからのリリースで、全4曲で30分超の、前作よりもさらに大作主義傾向を強めた聴き応え満点です。

INCANTATIONとEVOKENの中間のような姿勢は微動だにせず、しかし着実に深化も遂げています。叙情性が強い激重ドゥーム感触のデス・メタルだけどEVOKENのようなフューネラル・メランコリーではなく、INCANTATIONウォーシップの物理的な重苦しさなのにエピックで、こういうスタイルはシーンであふれかえっているようでありながら、実はここまでINCANTATIONウォーシップ・デス・メタルとエピック・ドゥームのちょうど中間地点を見事に表現しているのは、なかなかいないのかな?とも思います。LIE IN RUINSやKRYPTSなどのフィンランド勢のシックネスとは違う荘厳さだし、FUNEBRARUMなどのUS東海岸バンドのようなオールドスクール土台とも異質だし、ちょっとNEUROSIS的なアトモスフェリックでもあって、これがよく言う、カナディアン・バンドならではの深みなのかも知れません。こういった重さを武器とした近年のデス・メタルにも、しっかり聴いてればいろいろなタイプがある、というのがよくわかる作品でもあります。業界で高く評価された前作 Deprivedアルバムとの聴き比べも必須です。INCANTATION, EVOKEN, disEMBOWELMENT, etcの影響下にある現行デス・メタル・ファン必聴の力作!!



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・NUCLEUS - Sentient CD 税込1,728円 (Unspeakable Axe)

当店でもファンの多いUSデス・メタル・レーベル Dark Descent Recordsが別名義で運営するUnspeakable Axeからリリースされた、USシカゴのデス・メタル・バンドの1stアルバムCDです。2013年と2015年にEPを2枚発表していて、USのアンダーグラウンド・メタル・シーンでは以前から密かに注目を集めていたようですが、この1stアルバムも既に高い評価を得ています。

Unspeakable Axe recsはコンテンポラリーなエクストリーム・メタル傾向の強まるDark Descentの主力作品よりも、もっとオールドスクールなスタイルの新人や無名バンドを中心にリリースしていますが、このNUCLEUSはDark Descent名義リリースの方が好みの人にもスリリングに楽しめるであろうデス・メタル・バンドです。2015年のEPではTIMEGHOULのカバーもやっていたそうですが、TIMEGHOULやMORBID ANGELがブルタリティーとテクニカルな曲調をより強めたようなスタイルは、極悪なATHEISTと言った感じでかなり強力です。シンセは導入してなくても、ブラストを多用せずに奇怪フレーズで構成したミドル・テンポのパートをコラージュしたように屈折して突き進んでいく様はミステリアスなムードもあって、たぶんコレをスウェーデンのバンドがやると、DEGIALなどのMetal Of Death一派のような感じになるのでしょう。演奏はロウじゃないけど爆発力のある若々しいアグレッシブさもあって、このへんがDark DescentではなくUnspeakable Axeリリースとなった所以かと思いますが、よく見たらロゴがVOIVODですから、故Piggy氏の後任ギタリストとしてVOIVODに加入したDaniel Mongrain氏が在籍したカナディアンVOIVODウォーシップ・テクニカル・デス・メタル MARTYRが一番の狙いドコロかも知れません。ジャケ・デザインはDan Seagrave氏によるアートで、これは今後かなりビッグになる予感death!!



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・GHOULGOTHA - To Starve the Cross CD 税込1,728円 (Dark Descent)

FATHER BEFOULED, ENCOFFINATIONのドラマーで、DECREPITAPHなど多くのデス・メタル・バンドをやってるElektrokutioner氏がギター&Vo.を担当するUSサンディエゴのデス・メタル・バンドの2ndアルバムCDが、Dark Descentからリリース。恥ずかしながらこのたび初めて気が付きましたが、1stアルバム The Deathmass Cloakではレコーディング・エンジニアをHORRENDOUSのギター&Vo.のDamian Herring氏が担当し、ジャケットはVANHELGDのギター&Vo.のMattias Frisk氏によるアートワークという、現代デス・メタル・シーンの実力派ミュージシャン達が裏方としても大きな役割を担っていました。今回も画風から一発でわかるようにジャケ・アートはMattias Frisk氏、そしてレコーディングもDamian Herring氏という、1stアルバムと同じ黄金タッグによるバックアップで制作されています。

Blood Harvestから2014年にEPも発表していましたが、当店には1stアルバム The Deathmass Cloakで初めて入荷してきて、なかなか個性的なデス・メタル・サウンドでかなり印象深いバンドでした。初期アメリカン・デス・メタルの醍醐味でもある、強烈なアンダーグラウンド臭とストイックな志しの下で構成されたシックネス、そしてそこに美的センスも加味したようなスタイルは、フィンランドのDEMILICH, USミズーリのTIMEGHOUL, そしてSTARGAZERやCAULDRON BLACK RAMなどのOZ産アヴァンギャルド・デス・メタルの美学をミックスしたような完璧な完成度!!これは素晴らしいdeath!!



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・ABJVRATION - The Unquenchable Pyre DIGIPACK CD 税込1,296円 (Dark Descent)

Weird Truthからアルバムを1枚リリースしているFUNERALIUMのメンバーによるフレンチ・ドゥーム・デス・メタルの5曲入りデビュー作がDark DescentからデジパックCDでリリース。もともとは2015年にカセットで発表されて好評のうちに完売したものを、このたびCDで再発したリリースです。

ドゥーム・メタルに匹敵するダウンチューニングの重く圧し掛かるような感触でオールドスクールなデス・メタルをプレイするタイプには、INCANTATION影響下のバンドを始め、AUTOPSY型やWINTER型など、デス・メタル・シーンでは今や様々なバンドが存在しますが、このバンドはある意味そう言ったバンドとは逆で、感触は昨今のデス・メタル・バンドらしいブルタリティーが渦巻いてますが、いきなり90年代のSouthern LordバンドみたくMELVINSもルーツとするような古典的なオルタナ・ドゥーム・メタル・リフでスタートして、まるでASBESTOSDEATHやIT IS Iなんかが現代によみがえって、2010年代型デス・メタルの混沌冒涜ダークネスを身に付けたようなオープニング・ナンバーがかなりのインパクト!!ドカドカドカドカ・・・と速いパートもありますが、昨今のデス・メタル寄りのドゥームを聴かない人にも、どこか懐かしさを感じさせるドゥーム・デス・メタル・バンドではないでしょうか?ブラック・メタル・シーンでは原始性と前衛的な感覚の両立をイチ早く確立させていた、いかにもフランスのバンドらしいドゥーム・デス・メタルです!!



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・SHEIDIM - Shrines of the Void CD 税込1,728円 (Dark Descent)

Me Saco Un Ojoから1st 7"を2015年に発表していたスペイン出身ブラック・デス・メタル・バンドが、Dark Descentから1stアルバムCDをリリース。スペインの某バンド・メンバーも在籍、などと言ってデビューEPの時は詳細は公表していませんでしたが、今回はもう写真まで公開していて、MORBID FLESH / GRAVEYARD / ATARAXYなどやってた人がいるとのことです(が、前に聞いてた話と違う気がする・・・)。

しかしまぁ、驚くべきはメンバー編成ではなく本作の完成度です。コレは明らかに本気出してきています。EPの時はミステリアスなキャラクター設定に合わせたようなぼやけた感触が、オーストラリアのTEMPLE NIGHTSIDEや、ニュージーランドのVASSAFORなどに通じるところを感じさせましたが、今回はいきなり完全なブラック・メタル・リフ、しかもAnthems to the Welkin at Duskくらいまでたどり着いた頃のEMPERORのような荘厳メロディック・リフで爆発して幕を開け、その後もWATAINやDISSECTIONなどのスウェディッシュ的でもあるメロディック・ブラッケンド・デス・メタルが渦巻きながらも突き刺さる、モノ凄い完成度の1stアルバムになっちゃってます!!本場スウェーデンのデス/ブラック・メタルをこまめに追いかけてたら特に目新しさはない音なのかもですが、TRIBULATIONでもう果てた、とちょっと熱も冷めてきてた人はこれで目が覚めるかも。メンバーのルックスもカッコいいし、言うことなし!!にしても、スパニッシュによるこのテのスタイルでこの完成度は、いやー、びっくりしました。



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・SEWERCIDE - Immortalized In Suffering CD 税込1,728円 (Unspeakable Axe)

Unspeakable Axeからリリースされた、オーストラリアのデス・メタル・バンドの1stアルバムです。オールドスクール・デス・メタル・ファンならば見た瞬間にピンときたかもしれませんが、ジャケット・デザインはDEMILICHやDEMIGODなどのフィンランド・デス・メタルを中心に名作ジャケを多く手掛けてきたTurkka Rantanen氏によるアートです。

しかし以前入荷していたSplit 7" w/ PRESUMED DEADでは、まるでHYPNOSIAやMERCILESSのようなドカドカ暴走デスラッシュ・メタルだったので、このバンドに抱いてた印象とちょっと違うジャケの雰囲気だなー、と再生する前は感じてましたが、聴いて納得です。デスラッシュ上がりらしいロウな演奏で荒々しさは満点ながら、GORGUTS的なテクニカル・リフでオールドスクールな曲調を構成していて、まるでAbominations of Desolationお蔵入り1stアルバムや、Off The DiskからEP化されたThy Kingdom Comeデモなどの、80年代MORBID ANGELのようなカオティック&ロウなオールドスクール・テクニカル・デス・メタルで、これはカッコいい!!ちなみにこのバンド、実は東京のクラスティー・ハードコア・パンク LIFEと海外で共演していて、LIFEメンバーも当店でSplit EP見つけて、「あ!このオーストラリアのバンド、カッコよかったんだよ!」と言って絶賛してました。



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・PUTRISECT / SCORCHED - Final State Of Existence SPLIT CD 税込1,404円 (Unspeakable Axe)

Unspeakable Axeからリリースされた、メリーランド州バルチモアのPUTRISECTと、デラウェアのSCORCHEDによるSplit CDです。どちらのバンドも、これぞUnspeakable Axe!なオールドスクール・プライドを感じさせるサウンドで、コンピレーションとして秀逸な出来だった(けど全然売れてませんが・・・)4 Doors to Death 4 WAY SPLIT CDを全4バンド最初から最後まで堪能したような方なら絶対に大満足の内容です!!

PUTRISECTはスラッシュじゃないけどオールドスクールな疾走感が爽快でカッコいいデス・メタルです。US東海岸デス・メタルらしい冷たさと重苦しさを備えた重厚感触ながら、リズムはタイト(ドラムの音はちょっと良くないが)で、INCANTATIONがASPHYXのように爆走した感じ?なんて言うとちょっと大げさでしょうか?バルチモアのバンドと言うことで、A389 Recordings系にも通じる若々しさも魅力です。

1stデモ・カセットが入荷していたSCORCHEDも疾走感やリフ・ワークがオールドスクールで、デモの時は混沌さを薄めたINCANTATIONが、SLAYERなどの影響も感じさせるNOISEMやPOWERTRIPあたりのメタルコア・スラッシュ的な爆発力を身に付けたような印象でした。しかし今回はグッとメタルに寄ったオールドスクール感覚のデス・メタルになっていて、メロディックなギター・ソロやスラッシーな疾走感など、随所にペンシルベニアのTRENCHROTに似たところを感じさせます。



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・HEMOTOXIN - Biological Enslavement CD 税込1,728円 (Unspeakable Axe)

Unspeakable Axeからリリースされた、USカリフォルニア出身スラッシュ・デス・メタルの9曲入りCDです。本作は2ndアルバムになるようで、自主で2013年にスタジオ・アルバムを1枚と、EPやライブ・アルバムも過去に発表していたようです。

のっけからテクニカルなインストゥルメンタル・ナンバーでスタートして、ツイステッドなノリの強いアメリカン・テクニカル・デス・メタル、かと思いきや、進行するにつれてメロディック・デスと言っても過言ではない美麗ソロがガンガン絡みつき、しかもリフはかなりスラッシュなクランチも多くて、でも曲調は偏屈な展開の多いテクニカル・デスを維持しながら、若者らしいアグレッシブな演奏で、これは大穴ヒットです!!4th以降のDEATHや3rd以降のPESTILENCEを意識したHORRENDOUS、みたいなところもあるけど、HORRENDOUSの叙情性よりも爆発力が強いので、素晴らしい内容だったけど全然売れなかったSHARDS OF HUMANITYと似たモノを感じさせます。オススメ!!

Ataque Thrash!!


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・WHIPSTRIKER / OPHICVS - Satanic Metal Army SPLIT CD 税込1,728円 (Tribulacion prod.)

精力的に活動を続けるブラジルのWHIPSTRIKERと、LUCERAメンバーによるコロンビアのイーヴィル・スピード・メタル・プロジェクト OPHICVSの、独りサタニック・スピード・メタル対決状態のSplit CDです。貼りつけたサンプルは各バンドの曲をダイジェストで交互に再生されるようになってますが、CDは普通のSplitアルバムのように前半がWHIPSTRIKERの5曲、後半がOPHICVSの7曲で、全12曲入りとなっています。

WHIPSTRIKERはMIDNIGHTから触発されてスタートしたクラスト・パンクスによるメタル・パンク・スラッシュ、といった感じだった初期のスタイルから、このところかなりの成長がうかがえますが、このSplitでもルーツのVENOMをさらに研究したようなR&R色の濃いドライビング・スピード・メタルで、近年のWHIPSTRIKER作品を堪能してるファンは大満足間違いなし!!

対するOPHICVSもなかなか面白いタイプで、VENOMの影響よりも強く感じさせるのが、LUCERAでSplitを実現させたSABBATへの崇拝です。Gezol氏からの影響丸出しのVo.を、SABBATよりもうちょっとR&Rテイストの強いサタニック・ドライビング・メタルに乗せていて、このスタイルはけっこう斬新なのではないでしょうか!!

ジャケ・ブックレットにはこのテのサタニック・メタル・パンク作品らしいオッパイ写真満載で、メタル・パンク・ファンからSABBATファンにまでオススメのSplitアルバムです!!



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・HELLMAISTROZ - Maldicion Violenta FLEXI 税込756円 (Exabrupto)

メキシコのハードコア・パンク・バンドの2曲入りソノシートです。ジャケットはダイカット・スリーブでなかなか良く出来ています。

D-Beatクラスト系の重厚な感触でロックンロール色の強いドライビング・ナンバーに仕上げた1曲目はINEPSY風。しかし途中に叙情クラスティーなフレーズもあるように、土台はTRAGEDYやWOLFBRIGADE影響下のクラストであるのが、2曲目からもうかがえます。中南米パンクっぽい点はVo.だけですが、エピック・クラスト・ファンにはオススメの内容です。

デスメタル インドネシア BOOK


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・デスメタル インドネシア BOOK 税込2,484円 (パブリブ)

「デスメタル アフリカ」がサブカル好きまで巻き込んで大きな反響を呼んだ、ハマザキガク氏監修による世界過激音楽シリーズのVol2.が、インドネシア版で発売。今回はアジアン・ロック専門店 Asian Rock Risingの小笠原和生氏の執筆で、Vol.1のアフリカ版の倍以上のボリュームです。

インドネシアのブルータル・デス・メタル・シーンは人口密度で言えば世界でダントツ、現存するバンド数でももしかしたらアメリカよりも上回るのでは?と言われています。確かに、Metal Archivesなどの統計はバンド数は延べ数で(つまり、解散してるのも含めて)カウントしてるから、全くもって納得できる説です。バンド紹介の他に、インドネシアのブルデス・シーンを数値化してグラフと表にまとめて他国と比較したり、インドネシア・ツアーの経験があるDEFILEDのインタビューなど、アフリカ版をサブカル・ムックと一蹴した自称真性デス・メタラーが、ぐうの音も出ないような素晴らしい内容デス!!

Japanese Hardcore Punks!!


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・SKYMARS - Demo 2016 CDR 税込300円

ex.HAKUCHI, ex.AGE, BLOWBACKメンバー等による新潟ハードコア・パンクの4曲入りデモCDRです。既にライブでの評判も上々で、バンド関係者には注目を集めていた話題のバンドです。

メタリックなギターによるロック色の強いハードコア・パンクは、まさにAGEとBLOWBACK双方のファンにオススメです。後期AGEの進化形のようでもあるし、鉄アレイのMOTORHEADフレーバーや、FINAL BOMBSのDISCHARGE基盤ドライビンな感覚にも似てたりして、デビュー作ながら流石の内容です!!



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・KATSUYAMA I.D. - Brain Damage ep CD 税込500円

大阪クロスオーバー・スラッシュ・ハードコアの6曲入りペーパー・スリーブCDです。メタリックなギターで80'sクロスオーバー風に突進するオールドスクール・スラッシュは、ADA+MAXなどのファンにオススメです!!

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