RECORD BOY

Thrashing Rage To The Death!!


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・SODOM - Obsessed By Cruelty 2LP DELUXE 30th ANNIVERSARY EDITION 税込3,996円 (Wax Maniax)

先ごろ、ベイエリア・スラッシュ・メタル VIO-LENCEの1stアルバムをデラックスな2枚組LPで再発して注目を集めたアナログ盤専門レーベル Wax Maniaxが、とんでもない事件級の再発盤をリリースしてきました。ジャーマン・スラッシュ・メタルを代表するバンドであり、MAYHEMとSARCOFAGOというオリジナル・ブラック・メタル2大バンドが完全崇拝したことでブラック・メタルのルーツともされるSODOMの1986年発表1stフル・アルバムを、発表から30周年を記念して2枚組LPで再発。既に国内外スラッシャーを狂喜させている話題のリリースですから、「待ってました!!」とすぐにポチってくれる方も多いでしょうし、この再発の情報を知らなかった人でもスラッシュ・メタル・ファンならば、「?!Obsessed By Crueltyが2枚組で再発ってことは、もしや遂に・・・?!?!」とワクワクしてしまうことでしょう。この2枚組LPは、80年代のスラッシュ・メタル作品最大の謎の1つとされる、ドイツ盤とUS盤で内容の異なった本作をセットにしたものなのです。


U.S. VERSION

SIDE A
1. Deathlike Silence
2. Brandish The Sceptre
3. Proselytism Real
4. Equinox
5. Obsessed By Cruelty

SIDE B
6. Fall Of Majesty Town
7. Nuctemeron
8. Pretenders To The Throne
9. Witchhammer
10. Volcanic Slut


GERMAN VERSION

SIDE C
1. Deathlike Silence
2. Brandish The Sceptre
3. Proselytism Real
4. Equinox
5. Obsessed By Cruelty
6. After the Deluge

SIDE D
7. Fall Of Majesty Town
8. Nuctemeron
9. Pretenders To The Throne
10. Witchhammer
11. Volcanic Slut


CDは過去にブート&オフィシャルで何度か入荷させてきましたが、このアルバムはとにかくややこしい。自分も過去の解説を確認してみると、完全にあべこべに捉えていた時がありました。このアルバムの最初の録音はSODOMが契約したドイツのレーベル Steamhammerからダメ出しされたため、すぐに録り直しされています。Steamhammer盤と、USでライセンス・リリースしたMetal Bladeバージョンは録音が全く別で内容も一部異なり、その後何度となく再発されてきたCDは全てMetal Blade盤LPバージョンでリリースされてきました。ここまで聞くと、オリジナル・リリース以降再発されていないSteamhammer盤LPバージョンの音源がダメ出しくらった最初の録音だと思ってしまいますが、実は真逆で、Steamhammer盤LP音源が再録後の音源で、最初の録音のボツ音源が手違いでMetal Bladeに送られてLPとなってリリースされてしまったのです。しかも不思議な事に、以降、その後のオフィシャルCDは全て、何故かボツにされながらも手違いでMetal Bladeに送られてLP化されてしまった最初の録音バージョンでずーーーーーっと再発され続けているのです。ここで、なぜSteamhammerが再録させたバージョンで改めてCDをリリースしないのか?という最大の疑問が浮かびますが、これが更にややこしい話で、オフィシャルCDはどのバージョンにもどこかしらクレジットに誤りがあるというのです。つまり、再発に携わった関係者や、最初の録音にダメを出して再録をさせたSteamhammerのレコード会社の人間までもがことごとく、再録音源でしっかり製品を作ってると勘違いしながら長年に渡りボツ音源を堂々とリリースし続けているという、コントのような歴史を歩んでいる作品なのです。ってことで、間違ってないかな?再録バージョンLPにはAfter The Delugeという曲が追加されていて、これはボツになった最初の音源では録音されていないのに、ボツ音源が送られてきてそれをそのまま使用したMetal Blade盤のLPにも、収録されてないAfter The Delugeのクレジットが裏ジャケにあったり、あと、イントロの違いとか有無とかもありますが、もうやめときましょう・・・。事実を把握してる人も、してなかった人も、この解説読んでくれてる人も、自分も、またワケがわからなくなりますから・・・。

しかしこの作品、そんなジョークみたいな話では済まされない、エクストリーム・ミュージックの歴史に於いても凄まじいインパクトと影響力を放ち続ける作品なのです。世界中のメタルヘッズに衝撃を与えた神業のようなバラバラな演奏の前作 Outbreak Of Evilには、VENOMウォーシップな姿勢がまだ随所に感じ取れたけど、本作はオリジナリティーや独創性に富んだムチャクチャさという点で究極に達しています。もはや彼らが目指したところやルーツを超越してしまうほど原型がわからない、つまり何をやってるのかわからないけど、前作より猛烈にスピード・アップしたカオティックなブラック・メタルが大噴火した、まさしくヴォルカニックなスラッシュ・アルバムです。 MAYHEMがDeathcrshで再現したかったのは絶対にこのトーンとカオスだったでしょうし、SARCOFAGOの音楽性にもOutbreak Of EvilよりもObsessed By Crueltyの方が影響大だったと思います。コレを聴かなければ、SODOMの本質と言うよりも、オリジナル・ブラック・メタルの連中が目指した理想が理解できないだろうし、初期NAPALM DEATHが目指してた感覚がこのアルバムだったというJustin Broadrickの証言もあるそうです。確かに、速さは完全にスピードコアです。

そしてVIO-LENCEの2枚組LPを手に取って感激した人ならば、今回も期待に胸を膨らませていることでしょうが、今回も仕上がりが完璧で言うことなし!!素晴らしすぎる!!!666!!!良く知ってるヤツからレアなものまで、当時のラインナップのメガ激渋カラー写真満載のゲートフォルド・スリーブで、歌詞インナーの裏面にはファンジン記事やインタビューなどを転載しています。Metal Blade盤音源LPとSteamhammer盤音源LPでは、ラベル面もそれぞれの仕様をまねたデザインで、アジなことをやってくれています。VIO-LENCEの時はカツカツの状態であの値段設定でしたが、今回は円高がだいぶ盛り返してきてたので、ここまで値段抑えることができました。それでももちろん売る方はかなりしんどい値段設定だけど、この歴史的最重要作の念願のアナログ盤再発2枚組LPを、この値段でも躊躇したり、興奮もしないのならば、そんな人はもう持ってるSODOMのLPは全部処分したほうがいいでしょう。なんてったって、これはAngelripper氏自身が望んでた再発なんですから!!!Buy AND Dieeeggghhh!!!666!!!



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・POISON (Germany) - Bestial Death LP LTD.50 DIE HARD SPLATTER VINYL 税込4,968円 / LTD.100 BONE/GREY VINYL 税込2,916円 (F.O.A.D.)

1984年録音の1stデモ Sons of Evilが2015年に突如初オフィシャルLP再発されて、世界中のダイハード・メタルヘッズを混乱に陥れた、伝説のジャーマン・デスラッシュ・イーヴィル・スピード・メタル・バンド POISONの2ndデモ音源と3rdデモ音源もF.O.A.D.から再発されました。Iron Pegasusからのディスコグラフィー・アルバム Further Down Into The Abyssはベスト盤的編集でしたので、このF.O.A.D.からの最初期デモ再発シリーズが、POISONのデモ音源をフル収録した初めてのオフィシャル・リリースとなります。もちろん、Further Down Into The Abyssアルバムに未収録の曲もあります。スプラッター盤でシルクスクリーン・パッチとナンバリング入りエクストラ・カバーが付いたltd.50枚ウルトラ・ダイハード・エディションと、ltd.100枚のカラー・ビニールの2種入荷で、どちらも共通のブックレットが付いてます。もちろん両バージョンともレーベルで即完売しましたので、今回のみの入荷になります。こちらは1985年に発表した2ndデモ音源で、過去にブート再発もされていた、マニアには人気の高い音源です。

このバンドは1982年に結成され、活動時にはデモを発表したのみでしたが、2000年代からブラック・メタルの始祖的バンドとしてアンダーグラウンドで再評価が高まり、Further Down Into The Abyssアルバムのリリースで遂にヴェールを脱ぎ、世界中のサタニック・スラッシュ・メタル・マニアを狂喜させました。SODOM, POSSESSED, MANTAS ~ DEATH, NECROVOREなどに匹敵する、ハードコアのスピードを導入した凶裂に黒いスピード・メタルですが、BLACK SABBATHからの影響も打ち出したスロウネスは、HELLHAMMERとの共通性も感じさせます。付属のブックレットが今回も最高の内容で、当時のファンジン・インタビューも多数転載していて、VENOM, SODOM, CELTIC FROSTなどのプレ・ブラック・メタルなスピード・メタルをハードコア・ブラック・メタルと呼び、要所要所に「ハードコア」という形容を用いてるのが興味深いです。さらにBLACK SABBATHやMERCYFUL FATE、CIRITH UNGOLなどもフェイバリットとして挙げて、それらのバンドに影響はされているが、俺達は独自のスタイルを確立している、と、随所に自信満々な発言が見られます。そしてレコードに針を落とすと、衝撃のプリミティブ・ハードコア・ブラック・メタル地獄!!よくもまぁハンク・シャーマンがどうのとか言えたな、と呆れるよりも感心してしまうほどの中学生レベルな演奏ながら、1985年にしてスピード・ハードコア&ドゥームな完璧な志向と、周りがどう捉えようと揺るぎのないこの絶対的な自信が、POISONをここまで魅力的にしているのでしょう。その確固たる信念が極渋なメタル・ファッションにも強く表れているのもカルトな人気に油を注いでいるわけですが、ブックレットにはもちろん素晴らしい写真も満載!!モノクロが最も似合うバンドだと思います。



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・POISON (Germany) - Awakening of the Dead LP LTD.50 DIE HARD SPLATTER VINYL 税込4,968円 / LTD.100 BONE/BROWN VINYL 税込2,916円 (F.O.A.D.)

こちらは1985年に発表した3rdデモ音源で、過去にブート再発も恐らくされていないはずです。スプラッター盤でナンバリング入りエクストラ・カバーが付いたltd.50枚ウルトラ・ダイハード・エディションと、ltd.100枚のカラー・ビニールの2種入荷で、どちらも共通のブックレットが付いてます。やはりこちらも両バージョンともレーベルで即完売しましたので、今回のみの入荷になります。Sons of EvilデモLPでパニックになったせいか、今回は他国のレーベル関係者などから既にけっこうな問い合わせをいただいてますが、買ってすぐに$150くらいで売ってるような奴も既にいますので、突っぱねてます。ぜひとも日本国内の方々に買っていただいて、日本にもまだまだ熱心なワックス・マニアックスが存在することを証明してやりましょう。各バージョン1枚づつのご注文はOKですが、複数枚買いは今回はご勘弁ください。

前作 Bestial Deathデモまではそのスピード・ハードコア&ドゥームな完璧すぎる志向と中学生レベルの演奏のデコボコ・ミスマッチが最凶にカルトでしたが、この3rdデモはBestial Deathデモと同じ1985年録音ながら、劇的なまでの信じがたい大進化を遂げています。ダークネスをもちろん失わずに、後に出現してメタル・シーンの動向を変えた80年代後期のデス・メタルを完全に彷彿させるジャリジャリに重厚なリフ・ワークが備わって、しかもハードコアから強くインスパイアされた猛速スピードは衰えてなく、これは1985年の音源としては相当革命的だったはずです!!!衝動に満ちたヘッドバンガーズらしい自信満々な発言がこの作品以前から多かったけど、それもただのビッグマウスではなかったということを、このデモで証明しています。こちらの付属ブックレットに掲載の当時のインタビューを読んでも、やはり「ハードコア」というキーワードは重要で、要所要所で使用し、POSSESSEDからCRUCIFIXまで「ハードコア」なフェイバリット・バンドとして名前を挙げています。あと、以前のインタビューではSODOMは知り合いか?と聞かれて、「いや、住んでるところが遠いから、まだ友達になってないんです」なんて言ってたけど、この頃になるとDESTRUCTION, NECRONOMICON, BACKWATERなど友達も出来てたみたいです。極渋なメタル・ファッションのメンバー写真も満載!!!666!!!



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・ANGEL DUST - Into The Dark Past CD 30th YEAR ANNIVERSARY EDITION 税込2,376円 (Under Fire)

オリジナルLPは名門 Disaster Recordsから1986年にリリースされていたジャーマン・スピード・メタル大傑作 ANGEL DUSTの1stアルバムが遂にオフィシャルCD再発。このアルバムは当時Scratch RecordsからのCDバージョンもありましたが、マイナー・メタル・レーベルが80年代中~後期に既にCDもリリースしていたのは珍しかったこともあり、オリジナル盤CDは人気のレア・アイテムで、その後ブートが乱発されていました。レコーディング・データが1986年と掲載されていたので混乱を招いて情報が交錯していますが、恐らくScratch Records盤CDはDisaster盤LPよりも後の1988年のリリースだったと思われます。また、CDコレクターには良く知られていることですが、当時CDのプレスで先進国だったのは日本,フランス,オーストリアなどで、海外のマイナー・レーベルでイチ早くCDをリリースしていたレーベルは日本でプレスすることも多く(初期CombatリリースやMISFITSのベスト盤など)、このANGEL DUSTのオリジナルCDも日本プレスでした。

と、トリビアを語るのもいいけど、このCDはギリシャのNo Remorse Recordsが大々的に宣伝して再発してますので、既に日本のスラッシュ・メタル・ファンの方の多くが入手されてることでしょう。当店でも待ってくれたお客さんがいらっしゃいますし、自分も好きな作品ですからNo Remorseにはコンタクトしてましたが、「そんな枚数じゃぁ、卸はできないなー」と今回は強気に出られてしまい、ショボい商売のウチはショボくれてました。ところがどっこい、以前に愛に満ちた最高の仕事でLIVING DEATH "Protected from Reality+Back to the Weapon" CDを再発していたメキシコのUnder Fire Recordsがまたしてもやってくれました。No Remorse盤も1stデモをボーナス収録してましたが、こっちのUnder Fire盤はそれプラス1988年ライブも追加した全17曲入りで、しかもメンバー写真のミニポスター付属!!No Remorse盤もおんなじなのか知りませんけど、Under Fire盤はもちろんジャケ・ブックレットも写真満載で大充実。Under Fire Records万歳!!


Tracks 1-8 : Into The Dark Past ALBUM (1986年)
Tracks 9-14 : Marching For Revenge DEMO (1985年)
Tracks 15-17 : Live Bochum, Germany, August 1988


内容は初期スラッシュ・メタル・ファンならば絶対に熱くならざるを得ないサウンドで、ジャーマン・スラッシュ・ファンにも、USのスピード・メタルが好きなヘッドバンガーズなどにも大人気の名盤です。ロウな爆発力が魅力のEXUMERやDARKNESSなど、レーベル・メイトの他ジャーマン・スラッシュ・メタル勢よりもタイトで整合感があり、リズムもリフも切れ味がアメリカン・スピード・メタル・スラッシュにも近いところがあります。しかし楽曲とパワーはまさしくジャーマン・メタルで、幼稚な例えで表現するなら、初期HELLOWEENにMETALLICAのダイナミズムを加えたよう、とでも言えばよいでしょうか。とにかくカッコいい!!メロディックなギター・ワークはこれぞジャーマン・メタル!だし、恐らくA級バンドしか聴かないような人が減点ポイントとしてあげるマイナー臭全開のVo.も、ANGEL DUSTの長所だと敢えて言いたいのです。事実、歌唱力の高いVo.が加入して変わったのか、それとも曲調が変わったから歌唱力の高いVo.が加入したか、どっちか知りませんが、SCANNERのVo.が参加した2ndアルバムは、この1stに熱狂したスラッシャーには向かない甘めのメロディック・メタルの印象が大幅に強まりました。そしてボーナスの1stデモ音源がまた激渋かっこいい!!!文句なしのグレート・リイシューです!!



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・CARRION - Evil is There Demo 1985 LP 税込2,484円 (Weird Face prod.)

後にVo.がDESTRUCTION "Cracked Brain"アルバムに参加したことで日本でも注目を浴び、先ごろMarquee RecordsからCDも各種再発されたスイス・スラッシュ・メタル・バンド POLTERGEISTの前身バンドとなったCARRIONのデモ音源が、単独で初ヴィニール化再発。このバンドの1stアルバムは1986年に発表され、2014年にHigh Rollerからアナログ盤が再発されていましたが、今回再発されたデモ音源は1985年録音で、1stアルバムに未収録の4曲を含む全12曲入り。MORBID SAINT "Destruction System" LPを初オフィシャル・ヴィニール化再発して一気に株を上げたギリシャのWeird Face Productionとその盟友レーベル Kill Yourself Production、そしてポルトガルMPDS野郎 SUBCAOSのVo.のへヴィメタル・レーベル Blood & Iron Recordsの3レーベルによる共同制作で、ltd.250枚ナンバリング入りのマイクロ・プレス・リリースです!!

これぞ熱きクサレ80'sユーロ・スラッシュ・メタルど真ん中!!なサウンドが素晴らしいカルト・バンドです。DESTRUCTIONやNECRONOMICONを思わせるクラシカルなメロディー・センスを垣間見せる、手数ならぬ指数の多いリフが特徴的なダーク・ラッシュ・メタルで、アルバム・タイトル曲はカナダのOUTBREAKに匹敵するジャパニーズ・ハードコア・チックなメロディーからSODOMのパクリのようなサビへと展開し、そしてクライマックスで「イボイボイボイボイボイボイボイボ!!!!!」と、しつこくEvilを連呼するクサレ・スラッシュ・メタル・アンセム。この曲はいつ聴いてもニヤけながらもゾクゾクしてきます。そしてこのバンド、ルックスがまた素晴らしくて、まさにデストラクジャン着用の正統な資格を持つバンドならではの(と言っても、DESTRUCTIONに参加したVo.はまだこのCARRION時代には居ませんが)Dカン革ジャン姿が激渋すぎます。音質も素晴らしいクォリティーで起こされていて、西ドイツ・スラッシュ・メタルに燃えたヘッドバンガ―ズにも絶対オススメのカルト・ユーロ・スラッシュ・デモ・アルバムです!!



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・LETHAL PRESENCE - Unholy Alliance LP WHITE VINYL 税込2,592円 / BLACK VINYL 税込2,484円 (Ripping Storm)

オブスキュア・スラッシュ・メタルの宝庫 カナダ・トロントで活動したLETHAL PRESENCEの1987年に発表したデモが、イタリアのRipping StormからLP化。初めて再発されるバンドですが、マニアックなスラッシャーや、初期デス・メタル・ファンでも名前に聞き覚えのある方がいるかも知れません。このバンドは、OBITUARYの前身バンド XECUTIONERが収録されていたことでも有名な初期デスラッシュ・メタル名作オムニバス Raging Death LPに参加していたバンドで、後期SLAUGHTERやSTRAPPADOのギタリストだったBobby Sadzak氏らが1985年~1988年の短期間にやってた、知る人ぞ知るスラッシュ・メタル・バンドです。ドラムが流動的だったみたいで、Raging Deathの時は最初期SACRIFICEドラマーのCraig Boyle氏が、そして本作デモではINFERNAL MAJESTYの名作1stアルバムで叩いていたRick Nemes氏がドラムを担当しています。


Tracks 1-7 : Unholy Alliance DEMO 1986
Tracks 8-9 : Rehearsal 1986
Track 10 : Live Toronto Oct.19.1985
Track 11 : Rehearsal 1987


もう、以上のバイオグラフィー紹介だけで、カルト・スラッシュ・メタル・ファンならばガマンならないはずでしょう。SLAYER起源のキラー・テクニカル・リフが随所にきまるスラッシュ・メタルで、SACRIFICEとDARK ANGEL (Don Dotty時代)の中間のようなサウンドが文句なし激渋のオブスキュア・スラッシュ・メタルです。POSSESSEDが正統派スラッシュに寄ったような感覚もあったり、RECIPIENTS OF DEATHっぽくもあるし、当店の過去入荷作品で例えたら、SAVAGE DEATHやFANTOM WARIORのようなアメリカン・パワー・スラッシュ好きにもオススメです。RAZORのシープドッグや、INFERNAL MAJESTYのクリス・ベイリーみたいな低音のクールなVo.も激渋で、ハードコアとメタル・ダークネスの融合では極上のスラッシュ・メタルを生み出してきたカナダのバンドらしさも満点なので、初期デモ時代のSOOTHSAYERやAGGRESSIONなどのファンにも非常に魅力的なサウンドです。たいがいは埋め合わせのようなものが多いリハーサル音源もこのバンドは素晴らしくて、ラストのリハがまた最高にカッコいい!!このLPで1番のキラー・トラックと言っても過言ではないでしょう。

限定500枚プレスで、ltd.100枚カラー・ビニールはナンバリング入りステッカー付き。インナーにはデモ・カセットのオリジナル・スリーブ写真/フライヤー/メンバー写真などを掲載して、さらにBobby Sadzak氏のインタビューも掲載してるんですが、これもかなり面白いです。Fringe / Diabolic ForceのBrian Taylerって、YOUTH YOUTH YOUTHのVo.かーーー!!!



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・WARGASM - Why Play Around? LP 税込3,672円 (The Crypt)

先にCDでリリースされて全国規模で大反響のWARGASM 1stアルバムが、アナログ盤もThe Cryptから再発されてしまいました。日本は他に類を見ないCD>LP大国ですし、Profileのオリジナル盤LPはCDと比べてレア度は格段に落ちるわけですから、これは調子に乗るとコケるぞ...とは、わかっていても、やはり本作初のカラー・ワックスでの再発もあるとなれば、興奮せずにはいられませんでした。興奮しすぎてThe Cryptにはまんまと今回もカモられてしまいましたが、到着した素晴らしい仕上がりの現物を手に取ってしまったら、レーベルの口車にまたしても乗せられたことも忘れられます。

ボストン・スラッシュ・メタル WARGASMの、1988年にProfileの流通で発売されたこの1stアルバムは、WARGASMが直接契約したRock Hotel RecordsとProfileとの間での流通提携が突如打ち切りになったため、実は完成から1年以上経ってからの発売だったそうです。CRO-MAGS, MURPHY'S LAW, LEEWAY, あとDISCHARGEやDESTRUCTIONのライセンス・リリースなどもしていたProfile Recordsは、当時関わったハードコア・シーンのバンド界隈では非常に評判が悪いけど、その原因についてもBob Mayo氏は今回の再発盤のライナー・ノートで触れていて、RUN DMCのビルボード・チャート1位獲得でProfileは完全に舞い上がってしまい(Profileは元々老舗のヒップホップ・レーベル。余談ですがSLAYERやDANZIGも契約したDef Jamもヒップホップ・レーベルとして有名でした)、地道なプロモーション活動やディストリビューションなど一切やらなくなったのが、ちょうどWARGASMのこのアルバムを発表した頃だったそうです。MOTORHEADが大好きだった3人がOVERKILLという名前でバンドを始めて、その後MANIACに改名し、Rich(ギター)とBob(ドラム)のSpillberg兄弟がローディーをやっていたSTEEL ASSASSINからいろいろアドバイスやチャンスをもらった初期の話など、長文ですがライナー・ノートもとても面白いのでぜひ読んでほしいです。

ZOETROPEとこのWARGASMは、アメリカのスラッシュ・メタル・バンドで1番大好きなのに、一体どういうところがカッコいいのか自分にはなかなか上手く説明できません。とにかくキャラと雰囲気と曲と演奏と、全てがメガ渋いとしか言いようがないのです。全パートが堅実な素晴らしい演奏力で、多くのバンドがやりたいことに演奏力が追いついてなかったのが当時のスラッシュ・メタルの良さでもあったわけですが、WARGASMの場合は出来ることを全てやってしまわないような渋さが当時から感じられました。WARGASMの特徴に速くない曲が超激渋だという点がありますけど、ベイエリア・スラッシュ・メタル・バンドのつまんないミドル・テンポの曲だけになった80年代後期~90年代初め頃のアルバムとはまるで違う話で、確かにWARGASMの速い曲の爆発力はモノ凄いんですが、最強のアンサンブルで一見地味だけど難易度の高い曲を淡々と演奏する様は、やっぱり速くない曲の方がメガ渋で最高にカッコいいです。BobのNWOBHM崇拝と、WRECKING CREWやBIOHAZARDなどとも仲の良かったRichのハードコア趣向が完璧な形となって融合した結果、CARNIVOREとは違った表現方法で、MOTORHEADやTANKに代表される男臭い3ピース・メタル・バンドの理想的なスタイルを確立していたと思います。バッキバキのソリッドなサウンドがモダン・スラッシュ好きにも受けている反面、リアル・タイムで体験したアラフォーにも熱狂的に支持されているのはそういう男臭さと、MERCYFUL FATEみたいな曲のBullets & Bladesのように、へヴィメタルの古典がしっかり土台にあるのがヒシヒシと伝わってくるからだと思います。

ゲートフォルド・スリーブの内側にレア写真とBob Mayo氏自身によるライナー・ノートを掲載したグロッシーなジャケが感動的なまでに素晴らしく、歌詞は付属のインナー・シートに掲載。限定500枚プレスで、ltd.175枚ブラック・ビニール / ltd.175枚レッド・ビニール / ltd.150枚クリア・ビニールの3種リリース。何度も言いますが、カラー盤は本作では初です!!
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