RECORD BOY

Scandinavian Jawbreakers Death!!


hoodedmenace-darkness-lp.jpg

・HOODED MENACE - Darkness Drips Forth LP 税込3,024円 / DIGIPACK CD 税込2,376円 (Relapse)

2007年に結成されRazorback Recordsからアルバム・デビューして以降、今ではフィンランド・ドゥーム・デス・メタル伝統の継承を担うような存在にまで上り詰めたHOODED MENACEの2015年発表最新4thアルバム。CDはデジパック、LPはダウンロード・コード付きで、今回は限定500枚のメールオーダー用グリーン・ビニールで入荷しました。

FUNEBREや日本のNECROHILEなどが参加した1991年発表コンピレーション・アルバム Weird Tales Of Madness CDにも参加し、同年にWitchhunt Recordsから12"も発表していた初期フィンランド・デス・メタル PHLEGETHONの元メンバーらによるバンドで、中心メンバーのLasse Pyykko氏はUSミシガンのサイケ・ホラー・ドゥーム・パンク・メタル ACID WITCHの初代Vo.も担当していました。Lasse氏は他にも様々なバンドで幅広く活躍する才能豊かなへヴィメタル・ミュージシャンですが、このHOODED MENACEは彼の原点を集約したかのような、北欧メタルのエクストリームとトラディショナルが交錯するドゥーム・デス・メタルです。CANDLEMASSやREVEREND BIZARREに代表されるエピック・メタル土台のドゥームと、THERGOTHONやSKEPTICISMなどが開拓したフィンランドを発祥とするフューネラル・ドゥームの要素が見事に溶け合い、それをフィンランド・デス・メタルの特徴であるlowグルーミーなブルタリティーで表現しています。絶望的且つ陰鬱なシック・スロウ・ドゥーム・パートの暗黒を背景と、伝統的な北欧産鋼鉄の透明なメロディーとのコントラストは奇跡的な叙情性です。こういうの聴いてると、昨今のリチュアルなドゥーム・デス・メタルの大半が、へヴィメタルの基礎をしっかり身に付けずに音圧とムードでごまかしてるのが良くわかります。HOODED MENACEの全作を常備ストックしているわけでもない当店が言うのもおこがましいですが、このバンドは本当に完璧デス!!文句なしに素晴らしい!!



vorum-current-lp.jpg

・VORUM - Current Mouth LP 税込2,376円 (Sepulchral Voice)

LPも出ました!!!Dark Descentから1stアルバムを発表していたフィンランド自治領オーランド諸島出身のデス・メタル・バンド VORUMの5曲入りミニ・アルバムです。前作1stフル聴いた時に、「スウェーデンのMetal of Death一派や、ドイツのSepulchral Voice Recordsバンドとの共通性も感じさせます」なんて解説で書いたらまさにその通りの深化を遂げていて、今回はSepulchral Voiceからのリリースで、さらにギター&Vo.を担当する Jonatan Johansson氏は2014年からスウェーデンのDEGIALにも参加しています。これらの事実だけで興味を持たれた方なら絶対に大満足するであろう最高の内容に仕上がっていますし、そしてもっとオールドスクールなデス・メタルが好きな方全員に聴いていただきたい素晴らしい傑作です。

Split EP w/ VASAETHでは、スウェディッシュ・デスの重厚さも感じさせ、1stフルではフィンランド・デスらしいlowness & sicknessを強めていましたが、本作ではフィンランド・デスの混沌さにモノ凄い爆発力が備わっています。混沌フィンランド・デスと言うと、昨今はKRYPTSやSWALLOWEDが重苦しく深化させてきたけど、このVORUMはそれらのバンドと手法が明らかに違っていて、MORBID ANGEL系統のテクニカルなデス・メタルをよりプリミティブにしたようなアグレッションがバーストしています。呪術的プリミティブなムードも漂わせながら、非スラッシュな初期デス・メタルのオールドスクール・テイストが凶裂なので、MORBID ANGELミーツKREATOR的だったTRIBULATIONの1st EPや、OBLITERATIONあたりのノルウェー・デス・メタルにも近いものを感じます。繰り返しますが、この非スラッシュだけどオールドスクールなrawnessと、現代的な感覚の融合は、ちょっと画期的ではないでしょうか?ちなみに、ベーシストなPrimitive Artからの7"が最高激渋だったハードコア・パンク OBNOXIOUS YOUTHや、日本でもスピード・メタル・ファンに人気のSPEED TRAPもヘルプしてる人のようです。DEGIALファンももちろん絶対に必聴。TRIBULATIONがプログレ化しないで原始への帰化を目指してたら、こんなことになってたかな?Psychotic Black Deathに666%偽りなし。ルックスも極渋すぎ。全5曲で20分弱。パーティー野郎は即お陀仏で立ち直れないだろうけど、ハッキリ言ってこれじゃモノ足りない!!!これは久しぶりに1ラウンドKO級の激烈大推薦新感覚デス・メタルdeattthhh!!!



petefleshdeathtrip-mortui-lp.jpg

・the PETE FLESH DEATHTRIP - Mortui Vivos Docent LP 税込2,916円 (Critical Mass Recordings)

MAZE OF TORMENTやDECEIVER,etcで活躍してきたPete Flesh氏によるソロ・プロジェクト・バンドの、2013年にCDで発表していたアルバムが、スウェーデンのCritical Mass Recordingsからジャケ・アートを変えてヴィニール化。Pete氏がMAZE OF TORMENTを抜けた頃に始めたバンドだったFLESHを、完全なPete氏のソロ・バンドとして再スタートを図った、THE PETE FLESH DEATHTRIP名義での1stアルバムになります。この作品では、UNANIMATED, BORN FOR BURNINGのMicke Broberg氏が全9曲中4曲で歌詞作りからVo.を担当し、そしてTHE BLACK, TYRANTのAndreas Jonsson氏がドラムを担当。the PETE FLESH DEATHTRIPはCritical Mass Volume 2コンピレーションLPにも参加していましたが、スウェディッシュ・デス/ブラック・メタル重鎮がサポートした、いかにもCritical Massらしいリリースです。ポストカードを多めにいただいたので、お買い上げの方に差し上げます。

DISSECTIONやNECROPHOBICに代表される、北欧ブラックの冷たいメロディーと邪悪リフをドラマチック&ダイナミックに叩き出した、これぞスウェディッシュ・スタイルなブラッケンド・デス・メタルです。POSSESSEDやMORBID ANGELのリフ・ワークと、スウェディッシュ・デスの重厚なブルタリティーを、BATHORY起源の北欧らしい荘厳さも加えて表現していて、オールドスクールなスウェデス好きにも心地よいアグレッションとメロディーのバランスです。スウェディッシュのブラッケンド・デスと言うと、近年ではWATAINをボスとするMetal Of Death一派の中堅~若手のカオティックなデス・メタル・バンド連中が刺激的で当店でも反響が大きいわけですが、アラフォーにはやはりこういうスタイルが懐かしくなってしまうのです。

マニアックな初期スウェデス・ファンの一部ではレジェンドとも崇められるであろうPete Flesh氏のこのバンドのLP化も、実はさほど話題のリリースというほど注目は集めていないみたいですが、Critical Mass Recordingsには往年のPrimitive Artのようなスウェディッシュ・アンダーグラウンド・メタル&パンクの魅力を感じますので、今後もプッシュしていこうと思います。まずはこのLPをぜひ買って聴いてください!



bornforburning-ts.jpg

・BORN FOR BURNING - S/T T-SHIRT 税込2,916円 (Critical Mass Recordings)

凶裂なBATHORYウォーシップ・サウンドで1st 7"が大ヒットした、UNANIMATEDのヴォーカルMicke Jansson氏によるブラック・メタル・バンド、BORN FOR BURNINGのCritical Mass Recordings製オフィシャルTシャツ入荷!!

ボディはGildanのウルトラ・コットンで、サイズはS/M/Lの3種です。

Metal Hard!Punk Free!


hookers-rawhide.jpg

・the HOOKERS / RAWHIDE - Let It Bleed SPLIT 7" 税込1,296円 (Devil's Grip)

USケンタッキー州ルイズビルのベテランR&Rパンク HOOKERSと、スウェディッシュ・ブラック・メタル重鎮バンド・メンバーらによるR&Rバンド RAWHIDEによる限定500枚Split 7"です。

1994年に結成されたHOOKERSは、Man's Ruin, Sub Pop, Get Hipなどからもリリースがあり、ANTiSEENやELECTRIC FRANKENSTEINともSplitをリリースしてきた、アメリカン・アウトローR&Rの王道を継承するバンド。過去にSPEEDWULFとのSplit 7"が当店には入荷していました。ここで聴けるサウンドはけっこうUSHCっぽいスピード・ナンバーで、GBHのNecrophiliaのカバーも披露しています。

RAWHIDEは、BESTIAL MOCKERYやKILLでも活躍するコワモテ・ドラマー Carl Warslaughter aka El Wocko氏, 同じくBESTIAL MOCKERYで過去にベースを担当していたRob DevilPig aka Rambling Rob氏, さらに現在スウェーデンを拠点にして復活したPROTECTORにも参加してる Nocturnal Skullsodomizer aka Little Mike氏らの筋金入りヘッドバンガーズよるスウェディッシュR&Rパンク・バンド。HELLACOPTERSやZEKEなどに通じるキャッチーさとノリの良さで、TURBONEGROやIRON LAMBのような北欧R&Rらしい哀愁も聴かせるバンドですが、このSplitではHOOKERSのお株を奪うアメリカン・アウトロー・テイスト全開のハイ・エナジー・トラッシュR&Rパンク全開でこれまたカッコいい!!スウェディッシュとは言え、やはり極悪な雰囲気のバンドは、こういうナスティー・ガレージなノリも渋くきまります。


*HOOKERSとSPEEDWOLFのSplit 7"発売時に配布したステッカーとバッジが少し残ってたので、このEP買ってくれた方に差し上げます。



rawhide-panzerbastard-whipstriker.jpg

・RAWHIDE / PANZERBASTARD / WHIPSTRIKER - Filth And Mayhem Across America 3 WAY SPLIT 7" 税込1,296円 (Devil's Grip)

スウェーデンのRAWHIDE, ボストンのPANZERBASTARD, ブラジルのWHIPSTRIKERの3バンドで今年2015年9月に行われた北米ツアーに合わせてリリースされた3 Way Splitツアー7"EPです。RAWHIDEとPANZERBASTARDは以前から親交が深く、今までもRAWHIDEのUSツアーの際はPANZERBASTARDがサポートしてきましたが、今回そこにWHIPSTRIKERが食い込んできたのはビックリです。スウェーデン&USの極悪タッグに、陽気なブラジル人メタル・パンクおたくチームが加わったような感じだけど、面白い組み合わせに違いはありません。限定500枚です。

WHIPSTRIKERはブルータルな重量感によるMOTORHEAD影響下の鈍走raw & lowロッキン・メタル・パンク・ナンバーを収録。最近のMIDNIGHTが回転数を遅くしてSVART PARADみたいな質感になったような凶裂なナンバーです!!たぶん、MIDNIGHTとINEPSYの融合を狙ったのでしょう。

RAWHIDEはメタル・パンク・バンドと言ってもよいメンバー編成だけど、サウンドにはへヴィメタルの要素はほとんどありません。今回もHELLACOPTERS, TURBONEGRO, IRON LAMB, etcのミックスのような哀愁ワイルドなR&Rパンクが渋過ぎで、リリースのたびにカッコよくなってきてると感じてる人は絶対に今回もチェックしてほしいです。

Late 80'sボストン・ストロング・ハードコア・パンク WRECKING CREWの長髪メタルヘッズ・ベーシスト Keith氏が率いるPANZERBASTARDは、今回はこのラインナップに合わせてか、今まで皆無だったR&R色を強く打ち出したナンバーを披露しています。しかし、GENOCIDE SSとSLAYERのミックスとメンバー自身が自己分析していたPANZERBASTARD本来のブルータルな重厚さは全く失せていなく、Sacrificeアルバムの頃のMOTORHEADを狙ったスウェディッシュ・バンドのようなロッキン・デス・メタリック・ハードコアが圧巻!!非デス声の男臭いVo.はハードコアのタフネスで、この界隈の王道要素をここまでためらいなくミックスしてしまうところがカッコいいです。



rawhide-2015tour-ts.jpg

・RAWHIDE - Murder Rock'n' Roll 2015 North American Tour T-SHIRT 税込2,916円

RAWHIDEの2015年北米ツアーTシャツも入荷!!ボディはGildanのへヴィコットンで、サイズはSとLしか入荷できませんでした。SABBATのBlack Fireも手掛けたメタル・シーンで売れっ子のスウェーデン出身アーチスト Obsessed By Crueltyによるかっこいいデザインです。



rawhide-2013tour-ts.jpg

・RAWHIDE - 2013 Murder One East Coast Assult T-SHIRT MEDIUM 税込2,916円

こちらは2013年US東海岸ツアー時のTシャツで、ボディはGildanのへヴィコットン。サイズはMしか入荷できませんでした。



absolut-hellshight-lp.jpg

・ABSOLUT - Hells Highest Power LP RED VINYL 税込3,996円 / BLACK VINYL 税込2,916円 (D-Takt & Rapunk)

カナダ・モントリオールのD-Beatロウ・メタルパンク ABSOLUTの、スウェーデン D-Takt & Rapunkから発売された限定500枚プレスの13曲入りLPです。今年入荷して即売り切れた同タイトルのデモは、このアルバムのプロモ用に限定生産されたカセットだったので、あのデモにノックアウトされたメタル・パンク・ファンも今回はバッチリのLPです。ちょっと入荷に手間取りましたが、限定100枚レッド・ビニールも入荷できましたので、ガッツンガッツンにプッシュしていきます!!

前作 Punk Survival LPがヒットして日本でもD-Beatパンク・ファンの間で人気の高まっているこのバンドは、オールドスクール・メタリック・ハードコア LEFT FOR DEAD, ゴリゴリ・ソリッドなリフに殺られた日本のスラッシャーも多かったスラッシュ・メタル・バンド RAMMER, 短命だったけどデス・メタル・クラスト・ファンに高く評価されたハードコア・デス・メタル SLAUGHTER STRIKE, そしてMIDNIGHTのサポート・メンバーとしてギターも担当していたJoel F.氏が在籍しています。Joel F.氏の経歴を知れば、BOYのお客さんに期待するなと言う方が無理ですが、ABSOLUTはその名の通り、ANTI CIMEXウォーシップなD-Beatをやるべくスタートしたバンドです。そこにJoel F.氏のメタル・ギターが容赦なく絡みついてきて、2013年デモは本当に目の覚めるような素晴らしい内容でした。続くPunk Survival 1st LPはもっとD-Beatに比重を置いた作風で、メタル・ギターはちょっと控えめながらも、やはり現行のハードコア・パンクとしてはBOYがビンビンくる要素が随所に感じられました。そしてこの2nd LP (と言ってますけど、今回も45回転盤なので厳密にはEPですが) は、これぞJoel F.氏の本領発揮といった感じのキラーなメタル・フレーズ連発で、1stデモの興奮が蘇るカッコよさ!!以前よりジャパニーズ・ハードコアのメタル・フレーバーも少しだけ前に出してきてますでしょうか。Joel F.さんが弾きまくりすぎて、本編以外でもピロピロしてるのはちょっとウザいですが、本編突入後の怒濤のD-Beatスラッシュ・パートも前作より爆裂してる気がします。BOYがABSOULTに殺られたメタルコアJawbreaker D-Beatロウ・パンク・サウンドはこれなんです!!必聴!!!



christianmistress-toyourdeath-lp.jpg

・CHRISTIAN MISTRESS - To Your Death LP 税込2,916円 / CD 税込2,376円 (Relapse)

日本でも初期から注目を浴びて人気が高いUSポートランドの女性Vo.ハードロック・バンド Christian Mistressの3rdアルバム。今回もRelapseからのリリースで、LPはジャケのバンド名/タイトル部分がエンボス加工されていて、ダウンロード・コード付きです。

ハードコア・パンクが盛んなポートランド拠点のバンドで、パンク・シーンとの交流も少しあったからか、日本でイチ早くこのバンドに注目したのは、熱心な女性Vo.パンク/ロック・ファンでしたが、その後はNWOTHMファンやヴィンテージ・ロック・ファンに高く評価されています。前作までは、そういったメタルとパンクの境界線を必要としないアメリカン・ロック・シーンの地層で育まれたバンドらしさが魅力で、90年代のMan's RuinとかTee Peeのバンドなどを感じさせる雰囲気でしたので、正直あまりへヴィメタルという感じで聴いてなかったけど、今回のアルバムはちょっと今までと違うんじゃないでしょうか?再生してすぐに飛び出すギター・サウンドが前作までとはもうだいぶ違うと思いますが、アンサンブルがかなりハードロック土台のへヴィメタルらしさが強まってますし、さらに曲調が今回は完全にヴィンテージ・エピック全開で、BOY入荷商品だけを物差しにして例えるなら、オカルトなダークネスじゃないけどTHE OATHやLUCIFERなどの妖艶な70年代型女性Vo.ハードロック・ファンも楽しめるだろうし、CORSAIRやBIBLE OF THE DEVILなどのTHIN LIZZYウォーシップなアメリカン・ハードロック・バンドにもかなり近づいたハーモニーやフレーズがガンガン飛び出して、これは今まで絶対一番いい!!オバサンくさく色っぽくハスキーなChristine Davisの声もたまらなく素晴らしい。オススメです!!



taucross-lp.jpg

・TAU CROSS - S/T LP 税込2,916円 / CD 税込2,376円 (Relapse)

再入荷お待たせしました!AMEBIXのRob "The Baron" Miller, VOIVODのAway, MISERYのJohn Miseryらによる話題のクラスト・パンク&スラッシュ・メタル・スーパー・グループの1stアルバムです。LPはゲートフォルド・スリーブで、ダウンロード・コード付きです。

接点はいくらでも見つかる両者ではありますが、Baron氏とAway氏が一緒にバンドやってくれるなんて聴いて、とりあえずでもドキドキしなくなったら、もうおしまいです。とは言え、演奏力でカリスマの地位に上り詰めたお二方ではないですし、方向性もなんとなく聴く前から予想がついてたけど、復活後のAMEBIXサウンドも堪能し、そしてその2000年代AMEBIXも問答無用でウォーシップしたMISERYの男気に拍手を送りたい気持ちを持ったダーク・ウェイブ・クラスト・ファンは、感激級の内容だと思います。KILLING JOKE的冷たさを突き詰めた2000年代AMEBIXが結局活動を停止した今にAMEBIXの意志を引き継いだようなスタイルで、Baron氏の声もあのまんまです。アートワークもやってないのでAway氏の良さをどこにも見出せない気もしますが、それはAway氏がAMEBIXを真にリスペクトしてるからではないでしょうか。この音楽性に、VOIVOD的要素は必要ありません。話題作りのためだけに居てくれればいいですし、このAway氏のつつましさこそ、他人の看板を勝手に拝借するのが横行してる現代にこそ必要なのではないでしょうか。重鎮でもないのに関係者ズラしてステージの袖で見てる奴らは、このAway氏や、メイデンのバック・ステージに案内してもらったヘルブッチャーさんを見て出直して来い!!久しぶりに完全に暴走してしまいましたが、それだけTAU CROSSに興奮させられたってことで、お許し願います!!!

CHAOS UK - Digital Filth CD


chaosuk-digital.jpg

・CHAOS UK - Digital Filth CD 税込1,728円 (Break The Records)

2015年末に奇跡の再来日を果たすCHAOS UKのCDが、日本のBreak The Recordsからリリース。後々海外でLPバージョンも出るようですが、この日本盤は海外盤と収録内容が異なるようです。Just Mere Slavesの再録含む7曲入りで、ペーパースリーブです。

Chaosは抜きですが、MowerとGabbaを中心とした編成で、Split w/ FUKで戻ってきたアグレッシブなハードコア・サウンドが今回も炸裂しています。just Mere Slaves以外の曲も、まるで昔のナンバーのリメイクのような、どこかで聴いたようなリフなどもあって、ファンは理屈抜きに楽しめる内容ですし、そして熱心なCHAOS UKファンじゃない人の方こそ、このアグレッシブな怒涛のレイジング・ハードコア連射にドギモを抜かれることでしょう。CHAOS UKらしい遊び心はあっても、ノスタルジーや中途半端な余裕など皆無の全開っぷりが素晴らしい!!文句なしです!!

Extreme Japan!!


kaltbruchingacideath-5tracksdemo.jpg

・KALTBRUCHING ACIDEATH - 5 Tracks Demo TAPE 税込540円

東京で活動するクラストコア・バンドの5曲入り1stデモ・テープです。限定200本ナンバリング入り。ドラマーはASOCIAL TERROR FABRICATIONにも参加しています。

80年代後期~90年代のグラインディング・クラストを彷彿させるステンチ・ダークなブルータル・メタル・クラストは、SAW THROAT / SORE THROAT, BOLT THROWER, PROPHECY OF DOOM, NAPALM DEATH, etcの雰囲気が好みのファンにオススメです。凶悪なVo.もかっこいいし、スロウ・グルーミーなパートはなかなかデス・メタリックですが、ATFとは違って、ジャーマンBLOODやNAKED WHIPPERなどのようなサタニック・グラインド風味もあるところがとても個性的です。注目の新鋭デス!!



lostless-isolation.jpg

・LOSTLESS - Isolation CDR 税込540円

神奈川のワンマン・グラインドコア・バンドの13曲入りデモCDR。メタリックなサウンドとハードコアな疾走感のストレートなグラインドコアです。



eevee-iunderstand.jpg

・ミミレミミ - I Understand The Notation Change EP 7" 税込1,080円 (Imomushi)

ex. GRIND SURFギタリストのGentarow氏率いる福岡クロスオーバー・スラッシュコアの、ミミレミミ表記になってから2作目となる5曲入り7"EP。ダウンロード・コード付きです。

ADA-MAX, TECHNOCRACY, MIDNIGHT RESURRECTORなどのファンには絶対にオススメのメタルコア・クロスオーバー・スラッシュが今回も全開に炸裂しています。ギターのメタル度は恐らく日本のクロスオーバー・バンドの中では最上級で、ギター・プレイの超絶さにも引けをとらないバラエティ豊かな楽曲のクロスオーバー・スラッシュは、感覚で言えばNYのLUDICHRISTのようなタイプです。ハードコア、パンク・ロック、スラッシュ・メタル、へヴィメタル、ハードロック、フュージョン、etc、さまざまな要素を嫌味なくまとめ上げてサラッとプレイしてしまうフトコロの深さに脱帽!!オススメです!!

Thrash To The Death!!


wargasm-why-daeksymphonies.jpg

wargasm-why-cd.jpg

・WARGASM - Why Play Around? CD 税込1,944円 (Dark Symphonies)

遂に初オフィシャル再発!!!!!オリジナル盤CDがコレクターに大人気のレア盤のため、これまで各種ブートCDが長年に渡って出まくっていたボストン・スラッシュ・メタル WARGASMの1988年発表1stアルバムCDが、デス・メタル系を中心に高額メガ・レア盤再発でおなじみのDark Symphoniesから、ようやく正真正銘のオフィシャルで再発されました。2014年のRaising Hell Records盤もやはりブートレグだったそうです。各種デモをまとめたコンピレーション・アルバムのSatan Stole My Lunch MoneyはLP / CDともにオフィシャル・リリースだったので、今回のWhy Play Aroundは無理にボーナスを加えてSatan Stole My Lunch Moneyとダブった内容で曲数を増やすのではなく、ブックレットから独立したミニ・ポスター状のインナーにジャケ・アートと歌詞を掲載して、Dark Symphonies初の試みとして帯を付けた限定1000枚デラックス・バージョンでの復刻です。日本発祥の帯も、今ではほとんどが表ジャケ部分に被らないようスリムなモノになってますが、このWARGASMの帯はクラシックな昔ながらのビッグ・サイズで作っていて、やはりDark Symphoniesはわかっている奴だと感心してしまいました。今までのミスやトラブルも帳消しにして、手のひら返しでDark Symphoniesを絶賛してやりたいと思います。ブックレットには当時の写真の他、ベース&Vo.のBob Mayo氏によるセルフ・ライナー・ノートも掲載。個人的なWARGASMへの想い入れをDark Symphoniesに切々と語ってたら、今回は恐れ多くも日本国内はBOYで流通することになりましたので、張り切ってプッシュしていきます!!!

1988年にProfileの流通で発売されたこの1stアルバムは、WARGASMが直接契約したRock Hotel RecordsとProfileとの間での流通提携が突如打ち切りになったため、実は完成から1年以上経ってからの発売だったそうです。CRO-MAGS, MURPHY'S LAW, LEEWAY, あとDISCHARGEやDESTRUCTIONのライセンス・リリースなどもしていたProfile Recordsは、当時関わったハードコア・シーンのバンド界隈では非常に評判が悪いけど、その原因についてもBob Mayo氏はこのCDのライナー・ノートで触れていて、RUN DMCのビルボード・チャート1位獲得でProfileは完全に舞い上がってしまい(Profileは元々老舗のヒップホップ・レーベル。余談ですがSLAYERやDANZIGも契約したDef Jamもヒップホップ・レーベルとして有名でした)、地道なプロモーション活動やディストリビューションなど一切やらなくなったのが、ちょうどWARGASMのこのアルバムを発表した頃だったそうです。MOTORHEADが大好きだった3人がOVERKILLという名前でバンドを始めて、その後MANIACに改名し、Rich(ギター)とBob(ドラム)のSpillberg兄弟がローディーをやっていたSTEEL ASSASSINからいろいろアドバイスやチャンスをもらった初期の話など、長文ですがライナー・ノートもとても面白いのでぜひ読んでほしいです。

ZOETROPEとこのWARGASMは、アメリカのスラッシュ・メタル・バンドで1番大好きなのに、一体どういうところがカッコいいのか自分にはなかなか上手く説明できません。とにかくキャラと雰囲気と曲と演奏と、全てがメガ渋いとしか言いようがないのです。全パートが堅実な素晴らしい演奏力で、多くのバンドがやりたいことに演奏力が追いついてなかったのが当時のスラッシュ・メタルの良さでもあったわけですが、WARGASMの場合は出来ることを全てやってしまわないような渋さが当時から感じられました。WARGASMの特徴に速くない曲が超激渋だという点がありますけど、ベイエリア・スラッシュ・メタル・バンドのつまんないミドル・テンポの曲だけになった80年代後期~90年代初め頃のアルバムとはまるで違う話で、確かにWARGASMの速い曲の爆発力はモノ凄いんですが、最強のアンサンブルで一見地味だけど難易度の高い曲を淡々と演奏する様は、やっぱり速くない曲の方がメガ渋で最高にカッコいいです。BobのNWOBHM崇拝と、WRECKING CREWやBIOHAZARDなどとも仲の良かったRichのハードコア趣向が完璧な形となって融合した結果、CARNIVOREとは違った表現方法で、MOTORHEADやTANKに代表される男臭い3ピース・メタル・バンドの理想的なスタイルを確立していたと思います。バッキバキのソリッドなサウンドがモダン・スラッシュ好きにも受けている反面、リアル・タイムで体験したアラフォーにも熱狂的に支持されているのはそういう男臭さと、MERCYFUL FATEみたいな曲のBullets & Bladesのように、へヴィメタルの古典がしっかり土台にあるのがヒシヒシと伝わってくるからだと思います。

Dark Symphoniesリリースですから、アナログ部門のThe Cryptから後々LPも出るのかも知れません。オリジナル盤LPがCDのようなプレミアの付いてないアナログ盤再発は、正直言って日本では厳しいでしょうけど、「限定独占カラー盤やるか?」とか言われてしまったら、ちょっと冷静でいられなくなりそうです・・・。いずれにしろ、Dark Symphoniesは日本からの問い合わせが多くてビックリしてるそうなので、ガンガン買ってもっとビビらしてまりましょう!!そして、デラックスなカラー盤LPも出てほしい!!!いつか。



violence-eternal-2lp1.jpg

・VIO-LENCE - Eternal Nightmare DELUXE EDITION 2LP 税込4,968円 (Wax Maniax)

ベイエリア・スラッシュ・メタルを代表するバンドの一つ、VIO-LENCEの1988年発表1stアルバムが、Wax Maniaxなる新レーベルからボーナスを加えた2枚組LPでオフィシャル再発。送られてきたインフォメーションに掲載の現物画像がなかなか素晴らしい仕上がりだったので、知らない名前のレーベルだけどコレは良さそうだ、と思いインフォ・メールに返信したら、もう20年も前から付き合いのあるHeavy Artilleryのオーナーだった(Heavy Artilleryやる前は某パンク・レーベルをやってた)人が新しく起ち上げたレーベルでした。Heavy Artilleryは若手スラッシュ/スピード・メタルの良質な新人を中心にリリースしていたレーベルで、ENFORCERの1stは大ヒットしたけど、メジャー・レーベルの青田買いとは違って、無名の新人発掘リリースも積極的に行っていました。その結果、最期は消滅してしまいましたが、AVENGER OF BLOOD, VEKTOR, SIGN OF THE JACKALなどのバンドはHeavy Artilleryで素晴らしい作品を残しています。


Tracklist

A1. Eternal Nightmare
A2. Serial Killer
A3. Phobophobia
B4. Calling In The Coroner
B5. T.D.S. (Take It As You Will)
B6. Bodies On Bodies
C7. Kill On Command
C8. Torture Tactics (Previously Unreleased Album Version)
C9. Eternal Nightmare (Mechanic Demo)
D10. Paraplegic (Mechanic Demo)
D11. Bodies On Bodies (Mechanic Demo)
D12. Kill On Command (Mechanic Demo)


後のMACHINE HEADメンバー在籍バンドという事実が短パン系さわやかスラッシャーにアピールして人気が高い反面、頑固なヘッドバンガ―には拒絶反応を起こす人も多い、ベイエリア・スラッシュいちの異端とも言えるバンドです。その最大の要因と言うか全責任はVo.のSean Killian氏のキング・オブ・すっとんきょうなスタイルにあったのは言うまでもありません。ファンの暴れっぷりはNYHCシーンよりもワイルドだったと当時悪評の高かったボストン・ハードコア・キッズから指をさされて笑われていたという逸話がEL ZINE#17でのボストン・ハードコア・パンク WRECKING CREWインタビューの中で語られてましたが、Sean Killian氏のあのまさしく唯一無比のVo.スタイルは、恐らくハードコアというものを少し勘違いして取り入れてしまったものだったのでしょう。どうやらSean Killian氏は他のVIO-LENCEメンバーよりも世代がちょっと上だったようですし、ギタリストで中心メンバーのPhil Demmel氏は付属インナーに掲載のライナー・ノートで、「MechanicデモからSeanは進化したハイ・レンジ・スタイルのVo.になった」と言ってるように、Sean Killian氏参加後初の音源である86年デモの時点ではまだ、いかにも当時のUSマイナー・スピード・メタル・バンドのVo.らしいヘタウマ・バイオレンスなスタイルだったわけですから、Sean Killian氏はやはり根っこは完全なメタル・ヘッズだったのは疑いがありません。しかし、そのSean Killian氏の暴走したVo.スタイルを迷走と片づけるわけにはいかない魅力を強烈に放っているのがこの1988年発表1stアルバムです。ハードコアへの接近はSean Killian氏の独断だったわけではなく、明らかにバンドが一丸となってベイエリア・スラッシュ・シーン随一のスピード志向スラッシュを目指していたような感じがありました。FORBIDDENは名作1stアルバム Forbidden Evilで、もう少しアメリカン・スピード・メタル土台も匂わせるサウンドでデビューし、TESTAMENTは2ndアルバム The New Orderでスリルのない退屈なミドル・テンポ・スラッシュに成り下がり、DEATH ANGELに至っては2ndアルバム Frolic Through the Parkでファンク・スラッシュにチャレンジして早々に軟派になったけど、それらは全て本作と同じ1988年に発表されていましたから、ベイエリア・スラッシュというものが確立されてしまった中で各々が個性を磨くのに躍起だったであろう当時、最も荒く直線的でスピードにこだわったベイエリア・スラッシュ・メタルだったのはこのアルバムです。

この2枚組LPはゲートフォルド・スリーブで、見開いた内側は写真/フライヤー/ZINE掲載記事など満載した、さすが元Heavy Artilleryな完璧な仕上がり。そしてPhil Demmel氏のライナー・ノートが「ここまで言っていいのか?」と思うくらい面白くて、こないだ入荷して即売り切れたFORBIDDEN EVILのデモ・ブートCD(お問い合わせ多いですが今のところ再入荷は見込みないです)の紹介の時、「FORBIDDEN EVILの最初の2本のデモの時はRob Flynnが在籍してたので、もしかしたら後にVIO-LENCEの曲で使った部分がある曲なのかも?」なんて冗談半分で書いたけど、しかしそれが事実だったようで、しかもPhil Demmel氏が指示した計画的犯行だったことを暴露しています。ゼトロをLEGACY (TESTAMENT)から引き抜いたEXODUSの話は有名ですが、2ndアルバム Oppressing The Massesの日本盤CDで初めて世に出たVIO-LENCEファンには有名な最強レア名曲 Torture Tactics誕生秘話なども、当時のベイエリア・スラッシュ界隈の上昇志向のえげつなさが垣間見えてきて、この暴露ライナー・ノートは絶対に必読です。

さらにボーナスが素晴らしい内容で、Sean Killian氏参加後初の86年2ndデモを1988年に再録してMechanic Recordsが配布した、通称Mechanicデモが怒涛のブルータル・スラッシュで激カッコよくてビックリ!!Sean Killian氏のVo.も、アルバム本編よりもこの重厚ゴリゴリ・ロウ・ソリッドなスラッジ・スラッシュ・サウンドの方が不思議にマッチしてます。いやー、このデモは本当ビックリするカッコよさです。この音源はブートCDが出回ったことが過去にあったようですが、公式リリースは今回が初めてです。2005年版2枚組CDでの再発の際はボーナスは2001年再結成ライブ音源でしたし、ファンならばよくご存じの通り、"FIRST TIME ON VINYL SINCE 1988!"のハイプ・ステッカーも貼ってあるように、このLPはオリジナル・リリース以来これまで1度も再発されたことがなく、このアルバムはLP / CDともにレアでコレクターに人気の高い作品です。日本盤CDなんか、桁違いのとんでもない値段で取引されています。前述した最強レア名曲 Torture Tacticsの未発表アルバム・バージョンも収録してます。

仮に2ndアルバムが再発されても果たしてBOYで入荷させるかは微妙なバンドですが、Ed Repka氏の仕事の中でも上位にランクする素晴らしいカッコよさのジャケのせいもあって、なんだかんだ言って自分もこのLPは1度も手放さずに所有してきました。数か月前から海外でも大々的に告知されていて、当店にも以前からボチボチ問い合わせありましたし、連休初日の今日、高額ながらも早速店頭で購入/確保していく方も数人いらっしゃいました。まさしく「オリジナル盤を持ってる人も必須」な売り文句がピッタリなグレート・リイシューです!!



livingdeath-back-highroller.jpg

・LIVING DEATH - Back to the Weapons MLP 税込2,484円 (High Roller)

LIVING DEATHの絶頂完璧時代、Aaarrg Records時代の2作品が、High Roller盤も遂にリリース!!!Aaarrg Recordsのガードは固いことで有名で、LIVING DEATHの絶頂期Aaarrg Recs時代音源CDは毎度なんだか変なライセンス盤ばっかしでしたが、このたび第一線で活動する同じ国のレーベル High Rollerから再発されましたので、Aaarrg Recordsを取り巻く状況も(と言ってももう活動してないレーベルですが)いよいよ変わってきているのでしょうか。アナログ盤はオリジナル・リリース以来、実に25年以上ぶりとなる初再発で、限定500枚プレス。ブラック・ビニールがltd.150枚で少ないのですが、オリジナルがたいしてレアなわけではいこのレコードは、黒盤だったら容易に発見できます。今回の再発はやっぱり、本作初のカラー盤となるltd.350枚プレスのスプラッター・ビニールで入手しとくべきでしょう。黒盤は入荷させませんでした。

ジャーマン・スラッシュメタル・バンド、LIVING DEATHの1986年発表ミニLPです。LIVING DEATHは、初期はMOTORHEAD影響下の2バス・ドコドコ・スピードメタルでしたが、Protected from Realityで奇跡としか言いようのない完璧なスラッシュメタル・サウンドに達しました。Protected from Realityアルバムはフルアルバムとしての構成も踏まえた緊張感の高い作品だったけど、その一つ前に発表したこのBack to the Weaponsは、起承転結なんておかまいナシに全曲爆裂暴走したスカル・スマッシング・スラッシュメタル作品。ここでもやっぱり助走イントロも無しに、出だしからいきなりアクセル全開Nuclear Greetingsで爆音スタート。MOTORHEAD影響下のスピードメタルだった初期を思い出させる曲調だけど、初期には無かったキャッチーさがTANKに近い2曲目の Bloody Dance, LIVING DEATHの持ち味である刻みリフは多用せずに、ハードコアなストローク・リフでの突進ぶりが、時速200キロの重戦車のごとき3曲目の The Way, そしてヒステリックなメロディーを爆発させた激情性スラッシュメタル・ナンバーのラストのChild of Illusionまで、このミニアルバムの4曲は、LIVING DEATHのヒステリックで緊張感のあるスラッシュメタル・サウンドと猛烈なドライブ感、そしてその裏側にあったキャッチーな面までが完璧な形となって表現された、Protected from Realityと並ぶ最高傑作!!!



livingdeath-protected-highroller.jpg

・LIVING DEATH - Protected from Reality LP 税込2,592円 (High Roller)

1987年発表3rdアルバムです。こちらも限定500枚プレスでブラック・ビニールがltd.150枚で少ないのですが、本作初のカラー盤となるltd.350枚プレスのスプラッター・ビニールで入荷させました。

ベイエリア・スラッシュとは違う肌触りのソリッド且つダイナミックなサウンドと、粗雑さが魅力だった初期からは考えられない構成力によって生み出された緊張感は並みじゃありません。普通のメタル・バンドがやる大げさなオープニングなど無しに、のっけから一気に怒涛のカミソリ・スラッシュメタルが爆発してるように、この時代のLIVING DEATHの疾走感は、神掛かってすらいました。完全に80年代黄金期JUDAS PRIESTを連想させるWar of Independenceから、ラストのEisbeinに流れる展開は完全無欠のカッコよさ!!!

そしてLIVING DEATHと言えば、Vo.トトの切り裂くようなカミソリ・ハイトーン・シャウトが震えるほどにカッコイイ!!!当時からLIVING DEATHはちょっと苦手、と言う人も少なくはなかったようですが、それはこのトトのVo.が完璧すぎるほどに強烈だったからでしょう。凶器と化した声が演奏と一体となって迫る怒涛のスラッシュメタル。全ヘッドバンガーズ&スラッシャーズ必聴&dieデス!!!!!



livingdeath-protected-highroller-cd.jpg

・LIVING DEATH - Protected from Reality / Back to the Weapons CD 税込2,052円 (High Roller)

上記2作品のカップリングCDバージョンもHigh Rollerからめでたく再発です!!

British Punk Metal Deadness from the Graves!!


warfare-purefilth-highroller.jpg

・WARFARE - Pure Filth : From the Vaults of Rabid Metal LP 税込2,592円 (High Roller)

日本でも初期スラッシュ・メタル・ファンやブラック・メタル第一世代に高い人気を誇り、またthe BLOODとの関連性やOi! Chartbustersシリーズへの参加で、Oi/スキンズ・バンドやハードコア・パンク・シーンの重鎮にもファンの多いNWOBHM/元祖メタルパンクス WARFAREの初期音源各種がHigh Rollerからリリース。Noise, Noise, Noise / The Lost Demosアルバムが一足先にリリースされていましたが、続いて1984年発表1stアルバム Pure Filthと1985年発表2ndアルバム Metal Anarchyも出ました。


-Warning
-Total Armageddon
-Burn Down The Kings Road
-Collision
-Rabid Metal
-Breakout
-Dance Of The Dead
-Limit Crescendo
-This Machine Kills


しかし、厳密に言うとオリジナル・バージョンそのままの再発ではなくて、当時の未発表テイクを初公開リリースしたものだそうです。「いくつかの曲はオリジナルより疾走感がアップ!」ってのが今回のシリーズの売り文句となっていますが、個人的にはそれはさほど顕著に表れてる感じはしません。しかしリマスタリングが素晴らしい効果を発していて、WARFAREはMOTORHEADやVENOMと比べてある意味軽さがパンキッシュな味わいを深めていたバンドだったけど、今回の音源はかなりラウドでコシも太くなったドライブ感がカッコいいです。とは言っても当時のセッションですから、モダンな大味サウンドではありませんのでご安心ください。LPは限定500枚プレスで、今回はそのうちのltd.200枚クリア・レッド・ビニールでの入荷です。



warfare-metalanarchy-highroller.jpg

・WARFARE - Metal Anarchy : The Original Metal-Punk Sessions LP 税込2,592円 (High Roller)

こちらの2ndアルバムもやはりオリジナル・バージョンそのままの再発ではなくて、当時の未発表テイクを初公開リリースしたものですが、リマスタリングが功を奏していて文句なしに楽しめる内容です。LPは限定500枚プレスで、今回はそのうちのltd.200枚BONE(骨?)カラー・ビニールでの入荷です。


-Electric Mayhem
-Wrecked Society
-Warfare
-Metal Anarchy
-Psycho Express
-Living For The Last Days
-Military Shadow
-Disgrace


WARFAREはMOTORHEADやTANKメンバー等による強力バックアップでデビューしたメタル・バンドです。中心メンバーでドラムVo.のEvo氏がパンク・バンドのthe BLOODに在籍していたのは有名で、他にもANGELIC UPSTARTSやMAJOR ACCIDENTにも参加していたそうです。サウンドはVENOMのスラッシュ・メタルとしてのスピードに、MOTORHEAD, TANK, GBHなどのドライブ感を加えたような、まさにパンクメタルのルーツの一つです。

ちなみにHigh RollerによるこのWARAFREリリース・シリーズはここまでで終了。3rdアルバム Mayhem Fuckin' Mayhemと4thアルバム A Conflict Of Hatredはやはりまたしても出ないようです。でも、HRRはLIVING DEATHも遂にAaarrg Records時代作品の再発までこぎつけましたから、WARFAREもいずれ3rd以降が出ることを願いましょう!!



sacrilege-behind-relapse.jpg

sacrilege-behind-relapse-lp.jpg

・SACRILEGE (UK) - Behind The Realms Of Madness 2LP 税込3,780円 / CD 税込2,376円 (Relapse)

ONSLAUGHTと共に80's UKHCシーンから生まれて本格的にメタル・シーンに活躍の場を移したブリティッシュ・クロスオーバー・クラスト・メタル・スラッシュ代表格 SACRILEGEの1985年発表1stミニ・アルバムが、ボーナスを多数収録した13曲入りでRelapseから新装再発。こんなジャケットですが、あえてただのレプリカとは違う趣きにしたのであろう、なかなか良い再発だと思います。2枚組LPはゲートフォルド・スリーブの内側にカラー写真も掲載して、ダウンロード・コード付きです。


1. Lifeline
2. Shadow From Mordor
3. At Death's Door
4. A Violation Of Something Sacred
5. The Closing Irony
6. Out Of Sight, Out Of Mind
7. The Captive (1986 Demo)
8. Flight Of The Nazgul (1986 Demo)
9. Sight Of The Wise (1986 Demo)
10. Feed (2015)
11. Dig Your Own Grave (2015)
12. The Closing Irony (Live)
13. Bloodrun (Live)


Boss Tuneageからの再発CDが話題を呼んだWARWOUNDをSACRILEGEの原点的バンドと捉えることが出来ますが、ONSLAUGHTの1stがDISCHARGEとSLAYERの融合なら、初期のSACRILEGEはVARUKERSがWARWOUNDを通過してSLAYERに出会ったようなサウンドと言えます。しかし、ダイナミックにまとめ上げる構成力はONSLAUGHTには到達できなかったSACRILEGEの強みで、この後1987年にUnder One Flagから発表した1stフル・アルバム Within the Prophecyではそのアレンジ力がよりドラマチック&ブルータルにスロウ・ダウンして、重厚なたそがれを帯びたSLAYERリフによるスロウ~ミドル・テンポのパートは、恐らくThe IVth Crusade以降のBOLT THROWERはかなりヒントをいただいたであろう共通点が探れます。とは言え、今回再発された1stミニ・アルバムでの構成力はまだMETALLICAあたりで留まっている程度で、これを荒々しい演奏とUKらしい冷徹さを共存させてSLAYERリフで組み立ててると、やはりブリティッシュ・クロスオーバー・メタルコア・スラッシュの真髄のようなサウンドで、いつ聴いてもカッコいいです!!

さらに今回の再発盤の目玉は、2015年新録2曲も含むボーナス・トラック!!デモ部分は過去さまざまな形でリリースされてきたコンピレーション・アルバムで既に聴けるクラシック音源ですが、2015年新録は解散前のラスト・ラインナップ、つまり1989年発表の2ndフル・アルバム Turn Back Trilobite時のラインナップで、Vo.のTamとギターのDamienの不動の2人に、ベースはBENEDICTIONやCEREBRAL FIXなどをやってたFrank Healy氏、そしてドラムはグレートUKオブスキュア・メタルコア・スラッシュ ALTERNATIVE ATTACKもやってたSpikey T. Smithの4人でレコーディングされています。Turn Back Trilobiteは、Lee DorianなどのUKHCシーン出身のエクストリーム・メタル・バンド/ミュージシャンの多くにも影響を与えたUSシカゴのドゥーム・メタル・レジェンド TROUBLEに強く影響されたドゥーム・メタルへと深化した名作でしたが、新曲 FeedはTurn Back Trilobiteアルバムの延長線上にあるともとれるドゥーム・スラッシュ・ナンバーで、今後のSACRILEGEの行方を占ううえで軽視できない新曲だと思います。

Metal Deadness!!


* 毎週水曜は定休日ですが、昨晩フィニッシュできなかったカート・アップを先ほど完了しました。受注メール返信対応は木曜日以降になります。


thirdstorm-taritiya.jpg

・THIRD STORM -Taritiya Me CD 税込1,620円 (Dark Descent)

SARCASMのヴォーカル Heval Bozarslan氏が1980年代にやっていたスウェーデンUppsalaの知る人ぞ知るブラック・ドゥーム・メタル・バンドが2014年に復活。Jimmyというギタリストもオリジナル・メンバーのままで、他はSwedish Death Metal BOOKの著者でありDELLAMORTEやIRON LAMBなどでもおなじみのDaniel Ekeroth氏がベースを担当し、ANGUISHやVETERNUSもやってたDavid Eriksson氏がセカンド・ギタリストで参加。驚いたことに、Jimmy氏とDavid Eriksson氏のギタリストお二人は親子だそうです。兄弟は珍しくないけど、親子が一緒のバンドで活動するのはなかなかありません。しかもJimmy氏がバンドの中心のようですから、他メンバーはやりずらいだろうな・・・。80年代はデモを2本残したのみだったようなので、公式販売リリースはこれが初となります。

しかし、Metal Of Death構成員親子によるバンドという話題性を抜きに考えても、なかなか興味深く聴き応えのあるCDです。10分以上に及ぶ長尺ナンバー2曲で構成されたEPで、Metal Of Death一派の特徴であるカオティックなデス・メタルをプリミティブ&邪悪にしたような、まるでMetal Of Death版NIFELHEIMのような独特のノリでスタートしつつ、途中からは完全にANGUISHのようなCANDLEMASS影響下ブラック・ドゥーム・パートへと展開して、これはいいな!!北欧トラディショナルな雰囲気と邪悪Vo.のマッチがとても良くて、ANGUISHファンには絶対おすすめデス!!



tyranny-tides.jpg

・TYRANNY - Tides of Awakening CD 税込1,836円 (Dark Descent)

カルト・ドゥーム・メタル・レーベル Painiacから1st LPを発表していたWORMPHLEGMのメンバーがやってるフィンランドのドゥーム・メタル・バンドの、Dark Descentから発表した2ndアルバムCDです。2005年に1stアルバムを発表していて、フューネラル・ドゥーム・マニアには既に10年前から高い評価を得ていたバンドのようです。

クサいドラマチックなメランコリーは一切無いけど、絶望系ドゥームの中に漂う退廃的な暗黒美は、ESOTERICのような恍惚としたアトモスフェリック・フューネラル・ドゥームの感触で、やはりWORMPHLEGMとの共通性を強く感じさせます。ギタリストはWORMPHLEGM以外にも、CORPSESSEDやWeird Truthからアルバムを発表していたPROFETUSでも活躍する人物ですが、荘厳デス・メタリックな感触はCORPSESSEDにも通じます。THERGOTHONやSKEPTICISMなどが起源とされるフューネラル・ドゥームの本家フィンランド流極悪黒性を継承しつつ、現代のリチュアル・デス・メタルともシンクロした作風となっています。WORMPHLEGM, ESOTERIC, LOSS, WORSHIPなどのファンにおすすめデス!!



adversarial-death.jpg

・ADVERSARIAL - Death, Endless Nothing and the Black Knife of Nihilism CD 税込1,836円 (Dark Descent)

PAROXSIHZEMメンバーらによるカナディアン・デス・メタルの2ndフル・アルバムです。2010年に発表した1stアルバムが好評で、その後Nuclear War Now!からANTEDILUVIANとのSplitアルバムも出して話題を呼びました。久々となる今回のフル・アルバムも、RITES OF THY DEGRINGOLADEからNUCLEARHAMMER (ADVERSARIALのベーシストはex.NUCLEARHAMMER)が継承しているようなカナディアン・エクストリーム・メタルの王道スタイルが炸裂した傑作です。

激烈ドラミングを柱にしたカナディアン・ブラスティング・カオティック・デス・メタルというスタイルに変わりはなく、オーバー・プロデュースでリチュアルを装っただけの昨今のトレンドとはやはり全然違うカッコよさです。目まぐるしいカオティック・リフは確かにかなり作り込まれた音像で迫りますが、MORBID ANGELやNOCTURNUSなどのSci-Fi系デス・メタルのオールドスクールなテイストを土台にしていますし、切れ味も素晴らしく、TYRANTS BLOODのファンなどにもオススメできるかと思います。もちろん、RITES OF DEGRINGOLADEやNUCLEARHAMMERのファンは必聴の圧巻な内容。これぞカナディアン・エクストリーム・メタル!!



bloodincantation-interdimensional.jpg

・BLOOD INCANTATION - Interdimensional Extinction CD 税込1,620円 (Dark Descent)

Dark Descent Recordsの拠点 USコロラド出身デス・メタル・バンドの4曲入り1st CDです。これまでに発表していたデモ曲を再録したものです。

DEMILICHやROTTREVOREにも通じる偏屈に低音域を徘徊するツイステッドなlowデス・メタルを土台に、キーボードは大々的に導入してないけどNOCTURNUSやTIMEGHOULを彷彿させるスペーシーなメロディック・ギターをブチ込んだSci-Fiデス・メタルです。メロディック・ギターはなかなか聴きもので、少々強引な荒っぽいプレイも、若手ならではの勢いを感じさせて好印象です。ズグズグlowなのに宇宙を感じさせるという、デス・メタルを聴いてないと意味不明なこの感覚は、地元コロラド出身の若者ならずとも、Dark Descentにピッタリの個性的な新鋭デス。TIMEGHOULファン必聴!!



graveritual-morbid.jpg

・GRAVE RITUAL - Morbid Throne CD 税込1,836円 (Dark Descent)

MEATHOLE INFECTIONという名前で活動を始めて、メンバー・チェンジを機にGRAVE RITUALと改名し、2010年に1stアルバムを発表していたUSアラバマ出身デス・メタルの、前作1st以来5年ぶりとなる新作2ndアルバムです。今回もDark Descentからのリリースです。

2010年前後は世界的にINCANTATIONウォーシップ・デス・メタルが猛威を振るい始めた頃で、オーストラリアのIGNIVOMOUS, イギリスのGOAT MOLESTERが改名したGRAVE MIASMA, SSPからデビューしたVASAELETH, そしてUSのFATHER BEFOULEDなど、続々と良質なバンドが名作や話題作を発表していました。それまではRaw War系に近かったプリミティブなデス/ブラック・メタル・バンドやミュージシャンが、進化を恐れずに大作主義傾向に寄ろうとした時、エクストリーム・メタルの枠をも超えて注目されトレンドとなっていたDEATHSPELL OMEGAのようなエクスペリメンタルな方向性は回避しつつ、激烈な轟音と地獄の谷底を表現したような極度の暗黒性がデス・メタル・シーン内で増幅して、2010年前後のアンダーグラウンド・エクストリーム・メタル・シーンは、ブラック・メタルの原始性とデス・メタルの低音化がシンクロした結果、とにかくドス黒い、まさにメタル暗黒時代(低迷という意味ではありません)のような様相でした。

そんな時代に於いて、このGRAVE RITUALはINCANTATIONウォーシップ一派とされながら地味な印象を持っていた人もいるかも知れませんし、そもそも今回初めて知った人も少なくないかと思います。久々となるこの新作を聴いて確信したのは、やはりこのバンドはINCANTATIONウォーシップの現代型エクストリーム・メタルによる轟音化競争のようなシーンにドップリなのではなく、GRAVEやAUTOPSY影響下のオールドスクールなlowデス・メタル・プライドを強くアピールしている点です。ジャリジャリしたギターだったら、かなり初期GRAVEに似た作品に仕上がってたのでは?と思います。音圧勝負ではないlowデス・メタルを求めてる人はぜひチェックしてほしい作品デス!!



horrendous-anareta.jpg

・HORRENDOUS - Anareta CD 税込1,836円 (Dark Descent)

2009年の結成以降、アンダーグラウンド・シーンで絶賛された1stデモを皮切りに、1stアルバム The Chills, そしてちょうど1年前の2014年末に発表した2ndアルバム Ecdysisと、いずれも世界中のオールドスクール・デス・メタラーを熱狂させてきたHORRENDOUSが早いペースでリリースした3rdアルバムCDです。今回もDark Descentからですが、これはもうMSUOが大嫌いなドイツの某大手あたりが引き抜きたくてウズウズしてるんじゃないでしょうか。相変わらずルックスはライブを見に来たファンよりも平凡なくらいなのでメジャー・レーベルが手を出さないのかも知れないけど、この3rdアルバムは前作Ecdysis以上にオーバー・グラウンドなエクストリーム・メタル・ファンを虜にするであろうオールドスクール・デス・メタル作品に仕上がっています。

Ecdysisアルバムをソフト過ぎると感じた人には、この繊細なデス・メタル・アルバムは甘すぎると感じることでしょう。とにかく優しくて、切ない・・・。IN FLAMESやAT THE GATESのような北欧型の叙情と、プログレッシブに進化していた頃のフロリダDEATHの融合と捉えるべきなんでしょうが、スロウ~ミドル・テンポのパートを中心にテクニカル&ドラマチックに展開するスリルよりも、たそがれた叙情の方が完全に勝っていて、もはやデス・メタル版シケシケ・エピックといった様相です。既に海外では大反響を呼んでいますし、店内で聴きまくっててもやはり反応してくるお客さんも(当店の人口密度で考えれば)とても多いです。とにかく、これはHORRENDOUSの過去作品を聴いてきた人はとりあえず絶対に1度は聴かなければなりません。究極のエピック・デス!!



funerus-reduced.jpg

・FUNERUS - Reduced to Sludge CD 税込1,836円 (Ibex Moon)

INCANTATION, ROTTREVORE, GOREAPHOBIA, etc、カルト・デス・メタル・バンドを多く輩出したUS東海岸デス・メタル聖地 ペンシルバニアのアナザー・カルト・デス・メタル FUNERUSの、2011年にIbex Moonからリリースされた11曲入り2ndアルバムCDです。

2002年に復活するまではデモのみのリリースで、復活後にこの2ndアルバムを含むフル・アルバムを2枚発表しています。今年2015年にDark Descentから7"を発表するまで自分は知らなかったのですが、その7"が素晴らしいカッコよさでしたので、このCDも入れてみました。バンドの中心人物はベースとVo.を担当するJill McEnteeという女性で、この人はINCANTATIONの中心メンバー John McEntee氏の奥さんです。そしてJohn McEntee氏もまた、2002年の復活からこのFUNERUSにも在籍しています。

サウンドはINCANTATIONのお株を奪いかねない圧倒的なドス黒さのデス・メタルで、このCDもまた完璧にカッコよすぎます!!現代のINCANTATIONウォーシップ型バンドのほとんどが、重さと低さを混同して音響系エクストリームの方法論に近づいてるのに対して、身体の芯から放出してるようなFUNERUSの重く黒い音は非常に生々しく、ASPHYXやBOLT THROWERの冷徹な重厚さと、AUTOPSYやOBITUARYなどのアメリカン・デス・メタルの狂気を融合したようにも感じられるlowデス・メタルです。そしてなんと言っても男性顔負けのJill McEnteeさんのVo.がまた激悪渋にカッコいい!!当たり前だけど、本家とフォロワーの力の差と格の違いを痛烈に感じさせる傑作デス。素晴らしい!!



insainity-visions.jpg

・INSANITY - Visions of Apocalypse CD 税込1,836円 (Unspeakable Axe)

伝説のベイエリア産デス・メタル INSANITYの復活後初のフルレングスとなる2ndアルバムが、Dark Descent Recordsが別名義で運営するUnspeakable Axeからリリース。このレーベルは若手やオールドスクールなスタイルを基準にリリースしていて、音楽性の幅が広くなってきたDark Descentとは分けて始めたレーベルなのですが、それにしてもまさかこんなデス・メタル・パイオニア・レジェンドがこっちのレーベル名義で出すとは驚きです。しかし内容もオールドスクール・プライドを強烈に感じさせるカッコよさで、惚れ惚れさせられる復活作デス!!

SNAKEPIT MAGAZINE #15にデモ音源EPが付いてましたし、Area Death prod.からデジブック型でコレクションCD (現在は入手不可能です) も出てたので、覚えてる人も少なくないかと思います。1stアルバム Death After Deathは94年発表ですが、バンドは80年代中期には既に活動していて、アンダーグラウンド・シーンではREPULSIONなどと同様に、デス・メタルのパイオニア・バンドの1つと評価されています。Shane Embury氏も強くインスパイアされたバンドの一つとして公言していました。

スラッシュ・メタルを究極までテクニカル且つブルータルにスピード・アップしたようなデスラッシュ・サウンドがカッコよかったバンドですが、このアルバムもまさに現代版INSANITYといった感じで素晴らしいです。西海岸らしいところはDARK ANGELやSADUSなどを思わせるスラッシュ・ルーツで、超絶且つガッチガチに硬質なドラミングによるブラスト手前の暴走スピードは、まるでMASTERがREPULSIONのつんのめりスピードになったかのようです。このアルバムはオリジナル・メンバーのDavid Gorsuch氏とドラム担当のJuan Casarez氏の2人で制作したみたいだけど、仕上がりは文句なし。DISCHARGEのTシャツ着てるDavid Gorsuch氏も渋い。これぞアメリカン・デスラッシュ!!



mortalscepter-astime.jpg

・MORTAL SCEPTER - As Time Sharpens the Sentence CD 税込1,620円 (Unspeakable Axe)

当店でもファンの多いUSデス・メタル・レーベル Dark Descent Recordsが別名義で運営するUnspeakable Axeからリリースされた、フランスのスラッシュ・メタル・バンドの6曲入り1st CDです。このUnspeakable Axe recsは、コンテンポラリーなエクストリーム・メタル傾向の強まるDark Descentの主力作品よりも、もっとオールドスクールなスタイルの新人や無名バンドを中心にリリースしています。

PulverisedからのディスコグラフィーCDが大ヒットしたデス・メタル・バンドのSKELETHALをサポートしてるメンバーもいます。サウンドはデスラッシュと言っても差し支えないような、イーヴィルなダークネスと暴走スピードを持ち味とするスラッシュで、テクニカル・リフで突進するKREATOR型の猪突猛進スラッシュや、ちょっとVIOLENT FORCEも思わせる2バス連打のMOTORHEAD影響下スピード・メタルのようなパートも聴かせる、80'sジャーマン・スラッシュ・メタル・ファンには懐かしくて嬉しくなってくるような若手です。DESTRUCTIONのカバーもやってます。

DISTURD - Dark CD


disturd-dark.jpg

・DISTURD - Dark CD 税込2,000円

現在は神戸を拠点に活動するクラスト・ハードコア・パンク DISTURDが自主レーベルから1st CDをリリース。中心メンバーのAge氏 (G, Vo), ex.WART / ex.SEX MESSIAHのNassan氏(Ba), ex.EFFIGY / ex.AXEWIELDのKakuda氏 (Dr)による現在の3人編成で、過去の曲を再録した10曲入りです。

日本ではSDSが開拓したANTISECT直系のメタリック・クラスト・サウンドで、絶滅寸前とまではいかなくても、恐らくこのテのメタル・クラストは世界的に見ても今は本当に少なくなってきてると思います。海外では数年前までデス・メタリック・クラストなことをやってた連中がニューウェーブに流れているような時代ですから、こういう一つスタイルを頑なに貫く姿勢だけで完全に支持したくなります。Out From The Voidの頃のANTISECTを基礎に、AMEBIXの叙情も少しトッピングしていて、80年代のANTISECTとAMEBIXの要素のみでどこまで勝負できるか?というストイックな姿勢にとにかくシビレます。これぞメタル・クラスト!!

Death Cult from the Graves!!


pestilence-dysentery.jpg

・PESTILENCE - The Dysentery Penance CD 税込1,836円 (Vic)

オランダ・デス・メタル代表格 PESTILENCEの初期名作デモ2種をまとめたCDがVic Recordsからリリース。1stアルバム Malleus MaleficarumがDispleasedから1998年にCD再発された際にボーナスで収録されてましたが、Displeased亡き今はもちろん入手不可能ですので、未聴の方はぜひこの機会に聴いてほしい音源です。1988年のライブも2曲を追加した10曲入りです。


Track 1-4 : Dysentery DEMO 1987
Track 5-8 : The Penace DEMO 1987
Track 9-10 : Live in Eibergen 1988


初期デス・メタルを代表する名盤の1枚でもある1989年発表2ndアルバム Consuming Impulseで当時日本でも一気に知名度が上がりましたが、PESTILENCEと言えば1stアルバムがスラッシャーも狂喜させるデスラッシュのマスター・ピースとされています。このデモ2種はまさに初期ダッチ・デスラッシュの究極のようなカッコよさで、ダッチ・デスの特徴とされる金属質の切れ味と破壊的な音塊を、SLAYER直系のリフワークで猛烈なスピードに乗せて叩きつけます。SLAYERやDARK ANGELにかなり酷似したリフもけっこう飛び出して、感触もDEMOLITION HAMMERあたりにも近いところがあるけど、その辺のデス・メタル最盛期アメリカン・スラッシュ・メタルのゴリゴリさにはないダークネスはユーロ・デスラッシュならではです。POSSESSED, DARK ANGEL, SADUS, KREATOR, MERCILESS,のファンは必超のキラー・デモ・クラシック!!



adetar-sinister.jpg

・ADETAR - Sinister Resurrection Of The Morbid Necrotzar CD 税込1,836円 (Dark Blasphemies)

後にGOD DETHRONEDに加入して名作 The Christhuntアルバムの制作にも参加していたギタリストらによって1990年代初期に結成されたオランダのデス・メタル・バンドのディスコグラフィーCDが、スペインのDark Blasphemiesからリリース。限定475枚プレスです。


Tracks 1-5 : Death Deified DEMO 1991
Tracks 6-10 : The World Is Damned Demo 1990


ダッチ・デス・メタルを検証する際によく耳にする重要レーベル DSFAから1993年にリリースされたコンピレーション・アルバム No Control....About Your Feelingsに参加するも、活動時はデモを2本残したのみで消滅したオブスキュア・バンドです。1stデモは、PESTILENCE, ASPHYX, SWAZAFIXなどのダッチ・デス・メタルらしい破壊力のある重厚ソリッドな感触と、GOD DETHRONEDやTHANATOSなどのShark Records系デスラッシュ・バンドの切れ味をミックスしたような感じがカッコよくて、ユーロ・スラッシュのルーツを強く感じさせるテクニカル・リフも渋いし、ダッチ・デスのアナザー・サイドとも言えるスロウ・ドゥーミーな展開も聴かせます。2ndデモになるとグッとデス・メタル・ダークネスが深まっていて、スラッシュの疾走感とグルーミィー・パート、デス・メタルのズグズグ・リフとメロディック・ソロを、起伏に富んだ曲調で聴かせます。フロリダDEATHに代表されるUSデス・メタルのプログレッシブなスタイルを目指すも、アンダーグラウンドのバンドらしい構成力に欠けた闇雲な展開とダッチ・デス・メタルのゴリゴリなアグレッションが逆に魅力となっています。レーベルは違いますが、Vic Recordsから多くリリースされるダッチ・デス・リイシューを満喫してる人は必聴のオブスキュア・デス!!



throne-thefullmoon.jpg

・THRONE - The Full Moon Sessions CD 税込1,836円 (Vic)

ASPHYXのオリジナル・ドラマー Bob Bagchus氏と、Painiacからデモ集LPも出ていたカルト・ドゥーム・デス・メタル BEYOND BELIEFのA.J. van Drenth氏が90年代中期にやっていたダッチ・ドゥーム・ブラック・デス・メタル・バンドの11曲入りコンプリート・ディスコグラフィーCDです。


Promo 1995 Recordings :

1. Oppressor of the Underworld
2. Sonic Carnage
3. Their Great Names
4. Nuclear Warmachine
5. Bleeding Torment


Rehearsal 1995 Recordings :

6. Their Great Names
7. Nuclear Warmachine
8. Sonic Carnage
9. Oppressor of the Underworld
10. Beyond Morbid
11. Full Moon Whore


教会の重い扉をこじ開けるかのような重苦しくオカルティックなCANDLEMASS直系のスロウ・リフでスタートしますが、一聴して強烈に感じさせるカルト臭が最高に激渋で、こりゃ素晴らしい!!オランダのカルト・ドゥームと言うと、HELLHAMMER ~ CELTIC FROSTウォーシップ・スタイルのDELIRIUMは極上級だったけど、片や最凶の拷問型だったNECRO SCHIZMAというのも居ましたが、ブックレットに掲載のインタビューによると、実はこのバンドはA.J.氏がNECRO SCHIZMAに参加して制作するつもりだった曲を、NECRO SCHIZMAの解散で実現できずに、Bob Bagchus氏とともに始めたプロジェクトだったそうです。HELLHAMMERがサバス系のクラシックなドゥームに寄ったような不思議な感覚で、デス/ブラック・メタルのプリミティブ・バイオレンスと、サバス・ルーツのオカルト・テイストのミスマッチ具合が極上です。NECRO SCHIZMAがDEATH SSやPAUL CHAINのB級オカルトな要素も導入してしまったような感じにもとれますが、これはヴァージニアのDOOMSTONEファンに絶対聴いてもらいたいカルト・オカルト・ドゥーム・デスです!!

Pre-Orders


heavymetalmetalucifer-lp.jpg

・METALUCIFER - Heavy Metal Metalucifer LP (ご予約受付商品)

SAURONのThrash AssaultをLP化した中国のStress Hormones RecordsからMETALUCIFERの結成20周年記念ベスト盤LPがリリースされます。予約を募っても大丈夫だとレーベルから連絡がありましたが、限定バージョンもありますので、ご予約いただいた全ての方のご要望にお応えできる確証はありません。今年2015年7月に予約を募ったNWN!のREVENGEウェアーなどは荷物が紛失したままで、年内に進展がなければこのまま泣き寝入りせざるを得ない状況をいよいよ迎えつつありますが、紛失は非常にまれなケースでも、ご予約は商品の確保をお約束するものではないという点も考慮して、ご注文願います。もうこの勢いで愚痴りますが、ちょっと予約販売はコリゴリなトラブルもあるので、来年は控えめにします。


1. Heavy Metal Chainsaw
2. Heavy Metal Hunter
3. Heavy Metal Samurai
4. Heavy Metal Warriors
5. Heavy Metal Revolution
6. Heavy Metal Ironfists
7. Heavy Metal Is My Way
8. Heavy Metal Demons
9. Heavy Metal Drill


超ザックリな目安でしかお知らせできませんが、値段はパッチ・エディションが3,000円代後半~4,000円台後半、レギュラー・エディションが3,000円代前~後半くらいになるかと思います。パッチ・エディションは果たして何枚卸してもらえるのかわかりませんので、予約は適当な頃合いでクローズします。いつもお願いしていますが、ご予約注文は必ず他の現在発売中のレギュラー商品とは分けてカート購入を進めてください。LPの内容は、アルバム3枚から抜粋したベスト盤のようです。



reencarnacionn-acompaname-ts.jpg

・REENCARNACION - Acompaname a la Tumba T-SHIRT (ご予約受付商品)



reencarnacionn-888-ts.jpg

・REENCARNACION - Reencarnacion 888 Metal T-SHIRT (ご予約受付商品)

Nuclear War Now!製REENCARNACIONオフィシャルTシャツが2種リリースされましたので、ご予約をお受けして入荷させたいと思います。

サイズはS / M / L / XLの4種で、Gildanボディ。値段は2000円台中~後半くらいになるかと思います。いつもお願いしていますが、ご予約注文は必ず他の現在発売中のレギュラー商品とは分けてカート購入を進めてください。また、既に売り切れてるデザイン/サイズもあるかも知れませんので、完売の場合はご了承ください。11月15日(日)の20時でご予約は一旦締め切ります。
10 | 2015/11 | 12
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
Graphical Clock

Profile

RECORD BOY

RECORD BOY
Koenji Building 303
4-7-10, Koenji Minami
Suginami, Tokyo 166-0003
Japan
OPEN 13:00~CLOSE 20:00
CLOSE on WEDNESDAY

〒166-0003
東京都杉並区高円寺南4-7-10
高円寺ビル303
BOY
TEL 03-3315-2682
FAX 03-3315-0484
営業時間午後1時~8時
毎週水曜日定休

MAP









Mobile Store

入荷情報BBS

How to Order

Recent Entries
Search this site
Categories
Archives
Link
QR Code
QR