RECORD BOY

Norwegian Neofolk Classic!!





・VALI - Forlatt LP ¥3200 / DIGIPACK CD ¥2000 (Prophecy prod.)



公私混同入荷が許されるのがセレクト・ショップを名乗ってて都合のいいところではありますが、今の状況でこの作品の思い切った仕入れは、ズッコケて倍返しを喰らわされ、自らの首を絞める結果に陥る確立が75%くらいと推測できる仕事なので、かなり迷いましたけど、入荷させました。便宜上メタルに分類して販売しますがへヴィメタルではありませんし、パンクでもありません。所謂、ネオフォークと言われてる音楽です。数年前にこの作品の存在を知って以来、けっこう探したんですが、その筋では大変評価の高いデモ作品で、もちろん入手できることもなく、今年もまたクソ暑い夏を迎えようとしてた頃、この、秋をコンセプトに制作されたという、自然の優しさと北欧の郷愁に満ちたような作品の念願の再発のニュースを聞いて、サブイボが背筋を一気に駆け抜けました。



SKUMRINGというノルウェーの女性Vo.ドゥーム・メタル・バンドのギタリスト、Vali氏によるソロ・プロジェクトの、2004年発表1stデモの再発盤です。オリジナルはForeshadow Productionsという、BUNKURとMOSSのSplitなんかもリリースしてたレーベルからDVDパッケージのCDRリリースでしたが、今回、ドイツのProphecy Recordsから遂に再発。オリジナル盤CDRは、マニアの間ではかなり人気の高いレア・アイテムだと聞いています。LPは限定500枚で、アナログ化ももちろん今回が初。CDは流通に乗りますが、アナログ盤はレーベル直販のみだそうで、こういう音楽が高額アナログ盤でも果たして当店で需要があるか非常に興味深かったですし、やっぱり自分の手で触れて見たかったので、少し入れてみました。CDはデジパックです。



カッコつけて淡々と解説しようと思いましたが、やっぱり無理です・・・。ビックリ・マーク!が絶対に似合わない音楽なので、今回は一切使わないで、この再発の興奮を伝えようと思いましたが、自分にはできません!!これはメタル・ミュージシャンによるネオフォークの最高峰、ULVERの2ndアルバム Kveldssangerに匹敵する究極のアコースティック・アルバムです!!!この作品に出合うまで、ULVERの2ndみたいなヤツ、って聴かされて、その通りだったモノは一つもなくってガッカリすることばかりだったけど、VALIは違いました。アコースティック・ギターを柱にした、弦楽器中心の、ひたすら切なくて透明なメロディーのフォーク・ミュージックで、チェロやフルートが北欧の自然の優しさを表現しています。途中、一瞬だけ女性コーラスが入りますが、それ以外は全てインストゥルメンタルのみ。だいたいのヤツは、最初は「お、コレはいいかも?」なんて思っても、途中でリズムが入ってバンド形態になったりとか、もっと空気読めないとジャジャーン!!ってデカい音出したりするし、エンヤのなりそこないみたいな女性Vo.がしゃしゃり出てきてブチ壊してくるもの多いけど、VALIはまさしく求めていたULVERウォーシップ(Kveldssanger限定)なネオフォークです。男性の声楽隊のようなモノもないので、SKYFORGERのようなペイガン・フォークともやっぱりちょっと違いますし、もし男性Vo.が入ったら、どちらかと言うとSteve Von Tillの弾き語りパートなどに近づくかも知れません。ちなみに、今回再発したProphecyというレーベルは、こういったフォーク/ブラックやエクスペリメンタル/アンビエントなレーベルとして信用のあるレーベルで、NEUROSISやSWANSとの仕事でも知られる女性ダーク・アンビエント・バンド AMBER ASYLUMの作品などもリリースしています。









・VALI - Skogslandskap LP ¥3200 / DIGIPACK CD ¥2000 (Prophecy prod.)



これはファンの間では既に数年前から発表がウワサされていた新作アルバムです。やはりアナログ盤は卸売無しの限定500枚で、CDはデジパックです。



とりあえず初めてVALIに触れようとする方は、まずは名作1stアルバム Forlattからチャレンジするのが普通かと思いますが、果たして真性ネオフォーク・マニアの方がどれだけBOYのページを見てくれているかはわからないけど、VALIについて既にご存じだった方なら「え?、遂に出たのか!!??」と驚かれるのが、本作 Skogslandskapではないかと思います。そしてこれがまた、ULVERの2ndアルバム Kveldssangerに匹敵する究極のアコースティック・アルバムとして、地下ネオフォーク・シーンで伝説的に語り継がれたForlattアルバムと、なんら変わらない素晴らしさです!!!私にはこういう音楽を解説するボキャブラリーは限られていますから、あとはもうForlattアルバム解説のコピペですが、それでも問題ない内容だと断言できます。今まで、ULVERの2ndみたいなヤツ、って聴かされて、その通りだったモノは一つもなくってガッカリすることばかりだったけど、VALIは違いました。アコースティック・ギターを柱にした、弦楽器中心の、ひたすら切なくて透明なメロディーのフォーク・ミュージックで、チェロやフルートが北欧の自然の優しさを表現しています。だいたいのヤツは、最初は「お、コレはいいかも?」なんて思っても、途中でリズムが入ってバンド形態になったりとか、もっと空気読めないとジャジャーン!!ってデカい音出したりするし、エンヤのなりそこないみたいな女性Vo.がしゃしゃり出てきてブチ壊してくるもの多いけど、VALIはまさしく求めていたULVERウォーシップ(Kveldssanger限定)なネオフォークです。



えげつないヤツばっか推してるように思われてるのか、今のBOYではペイガン系やフォーク・ブラックが本当に全然売れません。OPHTHALAMIAのような名盤でもそうですし、VALUATIRみたいな現行バンドだともう全くダメです。VALIの音楽性に近いところでは、同じくProphecyから作品を発表している、ジャーマン・フォーク EMPYRIUMなどとされるようですが、やっぱりコレはULVERのKveldssangerアルバムの郷愁と哀しさに満ちたアコースティック・サウンドに心を洗われたような気分になった人には、絶対に聴いてほしいのです。北欧の透明な旋律, 欧州の灰色の情景, 秋の夕暮れにも似た黄昏など、季節の移り変わりの情緒を感じ取れる日本人こそ理解できる音楽と言うか、身に沁みついてる感覚が呼び覚まされるハズです。

Metal Deadness!!



・MUTILATED - Psychodeath Lunatics MLP ¥3000 (Triumph Ov Death)



遂にこのアーリー・デスラッシュ・大傑作デモ音源も正規再発デス!!!2000年代にアナログ盤でブートも出回った、フレンチ・デスメタルの88年1stデモが、ボーナスも加えた4曲入りで、バンド自身の自主リリースでLP化再発。91年2ndデモ Resurrecctedがまだ残ってるので、なんか小出しにされてる感もありますが、とりあえずこの音源は本当にキラーな初期デスラッシュの名作デモなので、当時リアルタイムで体験した日本のデスメタル・ミュージシャン/業界関係者の間でも、既に話題となってる再発盤です。インナーには当時交流のあった世界中のデスメタラー/業界人の写真を多数掲載し、Fenriz (DARKTHRONE), Martin van Drunen (ASPHYX, PESTILENCE, etc), Chris Reifert (AUTOPSY, etc)などの、名だたるデスメタル開拓者ミュージシャンからのコメントも載ってます。今回このレコードには登場してないけど、当時MUTILATEDとも交流のあったTRANSGRESSER / NECROPHILE / ANATOMIAのTanaka氏も、そう言えば前に当店でMUTILATEDのデモ・ブートLPを中古盤で見つけた時、懐かしそうにして買われていったのが印象に残ってます。



活動時にはデモ2本しか作品を発表しなかったものの、フランスでイチ早くデスメタルをプレイしたバンドの一つとして、世界中のオブスキュア/カルト・デスメタル・マニアに人気の高いバンドで、MASSACRAや初期AGRESSORと同等に語られるべき、フレンチ・デスラッシュの最高峰です。先にリリースされたリハ&ライブ集2枚組LPでは、あまりスラッシュなテイストは感じられなかった人もいるかと思いますが、このデモは汚いジギジギ・ノイジー・デスラッシュ・サウンドがホントかっこいい!!ハードコア/グラインドコアにも触発されたスピードで、焦燥感と野蛮なアグレッションに満ちたサウンドは、まるでユーロ・スラッシュメタルの回転数を上げたようでもあって、SADUS, MERCILESS, SLAUGHTERLORDなどに匹敵するレイジング・デスラッシュの傑作デモです。



限定300枚ナンバリング入りで、かなりハイコストですが、これでもバンドがだいぶ自己負担して提供してくれてますし、リハ&ライブの2枚組LP同様、恐らく流通には乗らないと思いますので、ぜひともこの機会に、初期デスメタルのデモ・クラシックを体験してください。スラッシャーも首折れ必至の、デストラクティブ・デスラッシュ・カルト・デモ・クラシック!!!







・V.A. - Pantalgia-An International Death Metal Compilation CD ¥1600 (Bootleg)



掟破りのリプロ・ブートCDがメキシコ製で登場。こういうのは精巧すぎると厄介なのであまり入れないようにしていますが、これはマトリックスもたぶん(すみません、オリジナル持ってません)違うので、気になってオーダーしてから、なんかモヤモヤした気分でしたが、ちょっと安心しました。最近は、Seraphic Decay RecsのサンプラーCDもリプロが出回ってるようですが、それもどうやらメキシコ製らしいです。



オリジナルはドイツのM.B.R. Recordsから92年にリリースされた、インターナショナル・デスメタル名作オムニバスCDのブート再発盤です。M.B.R. Recordsは、GOD MACABREのアルバムなどもリリースしてた、初期デスメタルのカルト・レーベル。GOD MACABREの激渋ダーク・スウェディッシュ・デスでスタートして、ペンシルヴァニア ROTTREVOREの極上low-endデス, ノルウェー CADAVERのツイステッド・デスメタル, Necroharmonicが再発してたカルト・スウェディッシュ・デス CREMATORY, メキシカン・デスメタル・キングス CENOTAPHなど、他にもおなじみの初期カルト・デスメタルが揃っています。これだけのメンツが揃えば当たり前かもですけど、このオム二バスは内容も本当に素晴らしいデス!!





GOD MACABRE - Ashes Of Mourning Life

MALEDICTION - Longterm Result

ROTTREVORE - Disembodied

diSEMBOWELMENT - Extracted Nails

CADAVER - Ins-Through-Mental

CREMATORY - Mastication

PAN-THY-MONIUM - Klievieage

CENOTAPH - Evoked Doom

HYDR HYDR - Revel In Extinction

THERION - Time Shall Tell







・MARTYR - Hopeless Hopes LP ¥2000 (War on Music)



テクニカル・デスメタルの名作とされるカナダのバンドの97年1stアルバム再発盤です。この辺のデスメタルは全くもって未知なので毎度手探りでオーダーしてますが、この作品もそそられるポイントがたくさんあったので入れてみました。LP化はどうもこれが初のようで、顔ジャケ好きの私はまずはこのアートにビンビンです。そしてなんと言っても最大のポイントは、故Piggy氏の後任としてVOIVODに加入し、完璧なまでに素晴らしいプレイを聴かせてくれたDaniel Mongrain氏がギターVo.として若かりし頃に率いたバンドという点です。



後期DEATHやCYNICをも凌駕するテクニカル・デスメタルとして、技巧派エクストリーム・メタル・ファンに絶賛された作品で、MESHUGGAHと比較されることもあるようですが、この作品を聴くかぎり、ルーツは明らかにスラッシュなリフの鋭さで、疾走パートはREALMあたりのテクニカル・スラッシュを彷彿させます。さらに、メンバーは音楽理論をしっかり学び、ジャズも通ってるミュージシャンだそうで、ソリッドなヘヴィメタル・リフによるジャズ的パートの応酬は、もはやMEGADETH並みであり、そこに冷たさがプラスされると、見事にVOIVODチルドレンなテイストも漂う、コールド・プログレッシブ・テクニカル・デスメタルとなります。MORBID ANGELやDEICIDE系統のエクストリームな超絶テクニカル・デスメタルとはまるで違う、北米プログレッシブ・メタルのバックボーンも強く感じさせる激渋テクニカル・コールド・デスメタル・クラシック!!最初は正直とっつきにくいですが、コレは本当に聴くたびにハマる渋さがあります!!







・SACRIFICE (Canada) - Torment in Fire 2CD ¥2400 (Marquee)



Marquee Records盤2枚組CD、待望の再プレスです!! RAZORやVOIVODに次いで日本でも当時から人気の高かった80'sカナディアン・スラッシュメタルの85年発表1stアルバム。90年にFringe Prod.が初めてCD化しましたが、そのCDはオリジナル盤のLPより数倍高額で取引される激レア盤と化してます。これは2005年にブラジルのMarquee Recordsが、85年デモや初期ライブをモリモリ追加した2枚組でリリースしたモノです。当時、当店でも大ヒットしましたが、久しくレーベルでもソールドアウト状態でしたので、待望のリプレスです。



2ndでは独創的なキラー・リフを連発する激渋なスラッシュメタルへと成長するわけですが、この1stアルバムはSLAUGHTERの1stなどと並んでハードコアなスラッシャーに絶大な人気を誇るカナディアン・スラッシュメタルの名盤です。85年でSLAYERの影響をここまでダーティー且つピュア・スラッシュで表現していたのは驚異的だし、後の進化を考えると、やはりこのバンドはポテンシャルがズバ抜けていたように思います。NJのBLOOD FEASTの1stと並ぶ、ドタバタでうるさくて汚い初期SLAYER影響下スラッシュメタルのカルト名盤!!











・VIRUS - Pray for War / Force Recon CD ¥1600 (Marquee)



再入荷お待たせしました!!!



遂に!!!念願の!!!初オフィシャル再発ーーーーーaaarrrggghhh!!!!!!!!!!このジャケ画像見た瞬間に、まさしく!!!!!こんな気持ちになった人は、私だけじゃないと思います。ジャケの配色からも一目瞭然ですが、近年幅をきかせてきたブートじゃありません。ようやく正規再発されたのです。実は、Mosh TuneageさんによるUKスラッシュメタル再発シリーズで長らく熱烈オファーを試みていたのですが、脈なしと諦めかけていたら、こういう事でした。80年代後期に活躍したUKスラッシュメタル・バンド VIRUSの、Metalworksから発表した初期2作品、87年1stアルバム Pray for Warと88年2ndアルバム Force Reconの完璧なカップリングで、2012年ライブ2曲も追加した全18曲入りCDです。



2ndアルバム Force Reconはロウ・スラッシュメタル・ファンには割と知られる、その筋では正当な評価も受けてる名作ですが、まずは1stアルバム Pray for Warについて言わせてください。初めて聴いた時、一体何が起きてるのか理解できないアルバムというのは、耳障りのいいモノよりも、いい歳したオッサンになっても案外聴き続けているように思うのですが、このイギリスのスラッシュメタル VIRUSの1stアルバムは、VENOM "Black Metal", SODOM "Obsessed by Cruelty", VOIVOD "Rrroooaaarrr!!!", MACE "Proces of Elimination", NME "Unholy Death"あたりに次いで、初めて聴いた瞬間、「これは一体なんなんだ!?!?」と、私事で恐縮なんですが衝撃を受けた作品なのです。イギリスのスラッシュメタルの最大の特徴と魅力は、身に染みついたハードコア・パンク・テイストだと思いますが、このVIRUSの1stもやはりハードコア要素が非常に高いです。そしてジャケの雰囲気からもわかるように、VOIVODウォーシップな作品でもあります。初期VOIVODがそうだったように、VENOM要素も多分に含んでるんだけど、バイオレンスとインテリジェントの完璧な融合だったVOIVODとは全く違った感覚で、アバドンを崇拝して継承してしまったようなリズム感最悪のドラミングにまずはノックアウトされます。そこに、やはりハードコア調のシャウトVo.が乗りますが、これが初期キャルのような半歩遅い吐き捨て型で、全体の足を引っ張るようなドラミングとの相性が奇跡的にバツグンなのです。さらにMACEの1stがSF的なカオスになったようなギター・ソロが被さると、原始人的崩壊系の南米バンドとは全く異質の、まるでカナダのSLAUGHTERが近未来ホロコーストな宇宙規模の崩壊ハードコア・スラッシュメタルと化したようで、これはCDで聴いてもやっぱり相当クレイジーなカルト・クラシックです!!!!!



もう興奮しすぎて、1stの解説だけで何言ってるのかサッパリわからない(1stの虜になってる方には通じてるものと信じてますが)バカ丸出しな入魂のテキストとなってしまったので、2ndはサラッといきます。まさしく足をひっぱるかのように、全ての疾走感をブチ壊していたドラムが、だいぶ破壊的で突進型の崩壊パワーを放出できるようになり、曲調もVOIVODウォーシップから抜け出して、ジャーマン・スラッシュメタルにも通じるドカドカなロウ・スラッシュへと進化しています。ムチャクチャだったギター・ソロのメロディックなフレーズもだいぶ整理されてきて、ちょうどいいムチャクチャさです。あと、1stでも時々感じさせてた、SLAUGHTERのようなハードコア・スラッシュメタルな感覚もクッキリ見えてきました。KREATOR, DEATHROW, ASSASSINなどのジャーマン・スラッシュメタルと、LEGION OF PARASITESの3rdみたいなUKメタルコア・スラッシュの融合のようにも解釈できる、これまたカルトなロウ・スラッシュメタル・クラシックです!!!



贅沢なことを言えば、スケボーやってる写真とか、LPに使われてた写真などでも、もうちょっと多く使って欲しかったけど、フチどりされたジャケの鮮やかさも悪くないし、間違いなく必買のCDです。TOXIC HOLOCAUSTのJoel君も確かこの1stは大好きだったと聞いてます。SLAUGHTERの2枚組CD, Old Metal RecordsのEXECUTIONER, 現行カルト・スラッシュメタル最前線のKORGULL THE EXTERMINATOR, そしてこのVIRUSの1st + 2ndで、もうネタは(たぶん)出揃いましたよ。これでもコケるようじゃ、それはもうBOYがスラッシャー君達に嫌われてるとしか思えない!!!とにかく間違いなく必殺級の80'sカルト・スラッシュメタル再発盤です!!!!!
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