RECORD BOY

Anti-Goth!!


* 毎週水曜は当店の定休日ですが、Nuclear War Now!新作各種が到着していましたので、カートアップしました。久しぶりにアンチゴス・レコードらしいラインナップが揃っています。アンチゴス!!



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・GRAVE UPHEAVAL - Untitled (2018) 2LP+CD DIE HARD BOX 税込16,848円 / REGULAR 2LP 税込3,996円 (Nuclear War Now!)

現代リチュアル・デス・メタルでは人気/実力/カルト性の全てに於いて世界一と言っても異論はないであろうオーストラリアのGRAVE UPHEAVALが2ndアルバムを発表。1stアルバム・ダイハード・ボックスが、恐らく世界で当店にだけ長らくストックが残ってまして、つい数か月前まで在庫がありましたから、また今回もBOYでお祭り騒ぎのように大量入荷するであろう、と、いつだ?いつなんだ?と、既に国内外から多数のお問い合わせもいただいてました。そして、もちろんその期待に応えるべく、発売を待っていました。だがしかし!!ダイハード・ボックスは、私も、NWNオーナーも、そしてファンも予想してた以上の争奪戦となり、NWNでは一晩で完売。当店も少量の入荷となりました。今回は卸売り一切無し、しかもこの重量、そして輸入関税も恐ろしいこととなり、相当高くなりましたが、でも某マーケットではこの値段で買えませんから(送料含めたら2万円以内では収まらないでしょう)ダイハード・ボックスを待ってた方は躊躇せずにポチってください。クリアビニールLP2枚組とボーナスCDのセットで、タペストリー・フラッグ&ステッカー付き。箱は1st同様ウッドボックスです。今回はジャケとロゴも激渋ですね。

PORTALとIMPETUOUS RITUALメンバーによるバンドで、SplitをリリースしていたENCOFFINATIONとの共通性もあるlow & tortureなデス・メタルです。しかしENCOFFINATIONほど究極のスロウ・ビートを強調はせず、ファスト・ビートも多いのですが、lowへのこだわりはENCOFFINATIONよりも強く、もはやリズムが速いとか遅いとかの次元ではない、ひたすら低すぎる、最低(最も低い)デス・メタルを今回も貫いています。BRIGHTER DEATH NOWのカバーも以前に披露していましたが、リチュアル・デス・メタルの行き着くところまで行き着いた先がデス・アンビエントとのリンクであれば、もうGRAVE UPHEAVALの右に出るものはこの先出てこないでしょう。仮に出てくるとすれば、それはもう違う方法論で開拓された新たな境地になるのかと思います。



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・HARVEST GULGALTHA - Altars of Devotion LP 税込2,808円 (Nuclear War Now!)

USアリゾナ州フェニックスのバンドという以外は詳細が公表されていないブラック・デス・メタル・バンドの、2017年発表8曲入り1stフル・アルバム。1stデモのヴィニール化もしていたNWNからのリリースで、ステッカー&パッチ付きのマーブル・カラー・ビニールです。

INCANTATIONウォーシップ・デス・メタル特有のアポカリプティックなドス黒さで、オーストラリアのIMPETUOUS RITUALのようなabySickな冷たさに近い感触だと思いますがカオティックなリチュアル性はなく、曲調はむしろ淡々と進行する感じで、ところどころNECROS CHRISTOSも彷彿させる呪術的エピックなフレーズがあるのも印象的です。GRAVE MIASMAなどのSepulchral Voiceファンも要チェック!!



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・OKSENNUS - Kolme toista DIGPACK CD 税込1,728円 (Nuclear War Now!)

御覧の通りまたしてもおかしなヤツがNWNから登場しました。全3曲、トータル39分収録のフルレングス・アルバムですが、各曲ともちょうど13分、しかもタイトルも同じなので、最初クレジット見た時は、1つの曲を3回も聴かせる拷問バンドか?と思いましたが、実際聴いてみるとそれぞれ違う曲でした。しかもこのニンジンみたいなジャケ。また奇をてらっただけの、やったもん勝ちのようなバンドが出てきたか、、、と思ったら、いきなりFEAR OF GODがVONに接近したようなプリミティブ・グラインディング・サウンドでスタートして即KO!!フィンランド出身で、GoatwaRexやBestial Burstからも既にリリースのある、2010年結成のバンドのようです。

とにかく1曲目の原始的グラインド・ブラックが目の覚めるようなかっこよさなんですが、やはり基本的に実験性の強いバンドで、2曲目はCORRUPTED, MELVINS, BLACK FLAG, CHAOS ECHOES, etcがミックスされて軽くなったような、インプロ感もあるサイキック・ドゥームです。2曲目の13分の部分で無造作に終了して、またすぐ始まる3曲目のアタマはさっきの2曲目の続き。つまり、SECT PIGの方法論よりもさらにこういうシーンの音楽やフォーマットの概念を打ち砕くようなバンドです。こんなジャケですからね。しかしかなり注目に値すると思います。エクスペリメンタル・エクストリーム・ミュージック・ファン必聴!!



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・SECT PIG - Crooked Backs CD 税込1,728円 (Nuclear War Now!)

バンドに関するデータは一切明かされていなく、そのミステリアスな存在感にも負けない凶裂なサウンドでエクスペリメンタル・ブラック・メタル・ファンを魅了してきたSECT PIGの3rd CDです。今回も楽曲の概念を取り払った16分超の1曲としてフォーマット化していますが、スポークン・ワードを随所に挟みこみ、そこで曲の表情が変えていますので、実際には、Castrated Babies / Crooked Backs / Injected Skulls / Broken Private Parts / Back Braced / Poisoned Veinsという6曲で構成された内容です。

曲調は今回もまぎれもないVONウォーシップ・スタイルですが、以前よりも轟音な鳴りは抑えて、より奇天烈な発狂フレーズが際立っています。VON直系のミニマルでドカドカなプリミティブ・ブラック・メタルの上に、古臭いニューウェーブ/インダストリアル/アンビエント的な不協和音を装飾して、イカレたサイコパス/神経衰弱感覚の強いドラッグ・サイケデリック・ブラック・メタルの奈落に落とされます。VONやBEHERITのファンは今回も必聴!!



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・KNELT ROTE - Alterity CD 税込1,728円 (Nuclear War Now!)

北米エクストリーム・メタルの拠点的重要都市、オレゴン州ポートランドのKNELT ROTEによる2018年発表3rdアルバムCD。グラインド系ハードコア・シーンから誕生し、ノイズ・アプローチも導入して、ベスチャル・デス/パワーバイオレンス/パワーエレクトロニクスの要素が混沌としたそのスタイルは、作品を発表するたびに過激さが増していましたが、残念ながらこの作品発表の前に既にバンドの活動は停止していたようです。

冒頭から不穏なノイズでスタートして、このバンドらしい危険さがいきなり充満した暗黒ブラスト・デス・ワールド全開ですが、一通り聴き終えると、これまでで一番ベスチャル・デス・メタルに近い雰囲気にまとまった作品のように感じます。その要因は、クトゥルー系デス・メタル流テクニカルなキラー・リフが随所に飛び出している曲もあるせいかと思いますが、そういった曲ではドラマチックな整合性も備えていて、つまりこのバンド本来の魅力であったベスチャル・デス/パワーバイオレンス/パワーエレクトロニクスの要素を混沌と暴発させるのではなく、本作ではアプローチを使い分けてるような印象を受けましたが、いかがでしょうか?とは言っても、やはりロウ・パワーを全開にした爆発力は凄まじく、IGNIVOMOUS, DIOCLETIAN, UNAUSSPRECHLICHEN KULTEN, etcのファンにはガッツポーズ級の激烈作death!!



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・BUNKUR / MORDOR - Split LP GOLD VINYL 税込2,808円 (Nuclear War Now!)

カルト・ダッチ・ドゥーム・メタル BUNKURと、スイスのベテラン・エクスペリメンタル・ブラック・メタル MORDORによるSplit LPがNWNからリリース。各1曲、そしてどちらもカバーソング、と聞くとスルーする人も多いかも知れませんが、これはそんじょそこらの企画盤とはワケが違います。強烈な個性の両バンドに注目してきた人は絶対に逃さないでください。今回は限定ゴールド・ビニールで入荷。


SIDE A : BUNKUR - The Subhuman (CARNIVORE cover) 21:00
SIDE B : MORDOR - In League with Wotan (VENOM cover) 16:33


ギターレスでツイン・ベース, ドラム, キーボードという4人編成のBUNKURは、NWNが再発した2004年1stアルバム(オリジナルは日本のエクスペリメンタル・エクストリーム・ミュージック・レーベル Deserted Factoryからリリース)が一部のドローン・ドゥーム・マニアから絶大な支持を集めたカルト・ウルトラ・ドゥーム。CARNIVOREのカバーなのに、SUNN o)))や極悪サイケデリック・アシッド・ドゥーム全開だった最初期ESOTERICファンは本当に必聴の地獄ドゥームとなっています。でもこの原曲、後のTYPE O NEGATIVE誕生を予感させるCARNIVOREの中では異色のドゥーム・ナンバーで、デモで披露していました。

MORDORは1992年1stデモのWild Ragsからの1995年CDバージョン・デッドストックが以前入荷していたバンドです。その1stデモの時点で既に確立していたMASTER'S HAMMERスタイルのエクスペリメンタルなネオフォークなスタイルは、VENOMカバーであろうが健在!!何度聴いても、原曲の面影がほとんどつかめません、、、(ヴォーカルだけ、なんとかわかる)。いやはや、最高の企画盤Splitです!!



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・MORBOSIDAD - Corona de Epidemia REGULAR LP 税込2,808円 (Nuclear War Now!)

USウォー・ブラック・デス・メタル MORBOSIDADの2018年発表アルバム。スタジオ録音作品としては、Vo.のTomas Stench氏以外のバック・メンバーを一新して2014年に発表したTortura EP以来となる5thフル・アルバムで、こちらはポスター付きブラック・ビニールのレギュラー・バージョンLPです。

初期のMORBOSIDAD作品では、"ヒスパニックなBLASPHEMY"なんて安易な解説してきたけど、Tortura EPからBLASPHERIANメンバーが2人加入して、ちょっとそのヒスパニック・テイストがサグいグラインディング・デス・メタル風味に寄ってきていました。今回もそのスタイルで、raw war bestialなプリミティブさは唯一のオリジナル・メンバーとなったVo.のTomas Stench氏が一身に担い、楽曲はNAUSEA L.A., EXCRUCIATING TERROR, SADISTIC INTENT, etcの西海岸デス/グラインドがReturnアルバムの頃のBATHORYも視野に入れたような感じもあって、とにかくかっこいいデス。そして圧巻は10曲目 " Crudeza"で、「これはカバー??」と思ってしまうくらいの超CELTIC FROST butベスチャルで最高!!もはやベスチャル・デス/ウォー・ブラック・メタル・ファン以外の全オールドスクール・デス・メタル・ファンに聴いてもらいたい内容death!!


Anti-Goth!!!666!!!


* NWN!新作各種到着!!



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・PERVERTED CEREMONY - Sabbat of Behezael CD 税込1,728円 (Nuclear War Now!)

デビュー・デモ・カセットがベスチャル・デス/ブラック・メタル・マニアの間で話題となっていたベルギー出身ブラック・メタルの大ヒット作、9曲入り1stフル・アルバム。CDもリリースとなりました!!

BEHERIT, DEMONCY, ARCHGOAT, PROFANATICAに影響され、それらのミックスを目指してるそうで、確かにプリミティブな鈍さと冷たさが同居したベスチャル・ウォー・ブラック・メタルは、SADOMATORのような北欧バンドが好きな人にオススメです。ノイズ具合がもっとプリミティブだったデモの時よりも、BEHERIT型のコズミックな感じを強めたようなナンバーもあって、隣国オランダのカルト・ブラックのような前衛性もどこか漂います。こういうサウンドの新人がハイプな存在になるなんて、やっぱり欧米のアンダーグラウンド・ブラック/デス・メタル・シーンの層の厚さと言うか地盤の強さは凄いですね。とにかく、2017年にブラック・メタルを聴いていた証として、これは絶対に触れておかねばならない歴史的作品です!!!666!!!



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・PERVERTED CEREMONY - S/T DIE HARD 12" 税込3,240円 (Nuclear War Now!)

デビュー・デモと1stフル・アルバム Sabbat of Behezaelが今も大ヒットを記録中のベルギー出身ブラック・メタル PERVERTED CEREMONYのイントロ+2曲の2018年新作12"。ダイハード・バージョンはグリーン・ビニールで、ステッカー&パッチ付きです。

今回も過去作と同様のブラック・メタル流ガビガビ・サウンドが強烈です。まるでハエが飛んでるようなジリジリ・ノイジーなサウンドだけど、南米や東南アジア・ブラックの灼熱ノイズとは違う冷たさからは、彼らが影響を受けたBEHERIT, DEMONCY, ARCHGOAT, PROFANATICAなどのミックスを目指しているという発言の意図が見いだせます。フィンランド・ブラックからの影響だけでは到達出来なかったであろうカビ臭いヒンヤリ感からはDEMONCYの陰が見え隠れしますし、ウィスパー・ボイスやコズミックな感覚はBEHERITからの影響が明らかです。今回はB面が7分越の長尺ナンバーで、これが彼ら流のリチュアル・ブラック・メタルへと突入していて、ガビガビ・ジリジリ・プリミティブ・ノイズで荘厳さにチャレンジしています。もう何度もリピートして聴いていますが、これ以上聴くと自分でも何言ってるのかわからなくなってくるのでやめときます!



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・CHAOS ECHOES - Mouvement DIE HARD LP 税込3,780円 (Nuclear War Now!)

フランス出身エクスペリメンタル・デス・メタルの2018年発表2ndフル・アルバムが、NWN!からリリース。NWN!オーナーが今一番入れ込んでいるバンドの一つと言っても過言ではない存在で、その要因の一つに、アートワークなどジャケットの高い芸術性にあります。今回のジャケはちょっと和テイストもある、なんだか山本寛斎とかすら思わせる本格的なもので、自分のような芸術オンチな者でも「凄いなー」を思わず声が漏れてしまうような圧巻の色彩です。ダイハード・バージョンはクリア・ビニールで、帯/ポスター/ステッカーと、そしてダイカスト・ピンバッジ付きなんですが、ちょっと今回は入荷枚数よりバッジが少ない個数しか含まれてなかったので、申し訳ありませんがバッジがご用意できてない時点でのご注文の方は、ご予約として承ります。

Blood HarvestからリリースもあったBLOODY SIGNが解散して生まれたバンドで、ドラマーはNECROWRETCHの人でもあります。先行で発表したThe Unfathomable 12"がこれまで以上に前衛的な内容のサウンドスケープ作品だったので、今回もその傾向を強めているのかと思いきや、テクニカル・リチュアル・デス・メタルのカオスな部分を爆発させたような激烈パートで幕を開けていて、こういう部分は非常にNWN!らしいアヴァンギャルド・デス、具体的にはSTARGAZERなんかのOZデス・メタルと通じるところがあります。あと、ジャジーなパートも以前より印象強い気がします。PORTAL, NEUROSIS, 日本のDOOMをミックスしたらこんなでしょうか?個人的には今までのCHAOS ECHOES作品で最も惹き込まれる内容で楽しめました。今回もエクスペリメンタル・デス・メタル・ファン必聴間違いなしの圧巻アルバムdeath!!



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・PROFESSOR BLACK & GEZOL - Tarantula 7" 税込1,296円 (Nuclear War Now!)

SUPERCHRIST, HIGH SPIRITS, DAWNBRINGER, etcで活躍するChris "Professor Black"氏と、SABBAT, METALUCIFERのGezol氏による、「真に尊敬に値する日米アンダーグラウンド・ヘヴィメタル・ミュージシャン2名」というレーベル・インフォメーションに偽りなしの最強コラボレーション・プロジェクトの音源がNWN!からリリース。元々は曲ごとに違ったゲストVo.を招いてProfessor Black氏がソロ・アルバムを制作するという構想があったそうで、そのソロアルバムは実現には至らなかったものの、このドリーム・プロジェクトは"Tarantula" 1曲をレコーディングし、英語詩と日本語詩の2バージョンで発表されました。


LINEUP :
Professor Black (SUPERCHRIST, HIGH SPIRITS, DAWNBRINGER, etc) : Guitar, Bass, Drum & Vocal
Gezol (SABBAT, METALUCIFER) : Vocal

SONGS :
SIDE A : Tarantula (English version)
SIDE B : Tarantula (Japanese version)


この曲がまた最高に素晴らしい。R&Rベースのシンプルながらバツグンにキャッチーなソング・ライティング・センスのProfessor Black氏が、Gezol氏への多大なる敬意を表して書いたようなSABBATicalなブラッキング・スピード・メタル・ナンバーでヘッドバンギング必至!!Professor Black氏は昔から本当にGezol氏をフル・リスペクトしていて、RIP RecsやNWN!と並んで、USアンダーグラウンド・ヘヴィメタル・シーンに於いて早くからSABBATプロモーションに尽力した1人でもありましたので、これはちょっと感動的なリリースでもあります。今回はホワイト・マーブル・ビニールで入荷しています!!

Anti-Goth!!






・EXPANDER - Endless Computer REGULAR LP 税込 2,160円 / CD 税込1,836円 (Nuclear War Now!)

CDも到着しました!!

USテキサスから登場した正体不明メタルパンクスの1stアルバムが、NWNからリリース。完全にふざけてるファッションと趣味の悪い色彩センスで、ROCKING DILDOSなんかを思わせる、有名メタルヘッズによるパンク・プロジェクトでは?と勘ぐりたくなりますが、何者かは私も知りません。IMPALERS, IRON AGE, POWER TRIP, MAMMOTH GRINDERなどのテキサス・パンク/クロスオーバー・シーンと交流があるようなので、Chaos in Tejasオーガナイザー周辺の連中かと思われます。

「ちょっと気に入ったメタルパンク・バンドがいるんだけど、ぜひともRECORD BOYショップとしての意見が聞きたい」と、もう1年以上前にNWNから紹介されてたんですが、その時は全くチンプンカンプンで、一体どこが気に入ったのか理解できなかったけど、こうしてアルバムが完成して聴いてみると、現代のメタルパンク主流にさほど興味のないNWNが気に入ったのもわかる気がします。オールドスクールな疾走感のドライビン・スラッシュですが、リフは刻みでもロッキンでもなく、全編CELTIC FROST型のリフで構成されていて、これがかなり良いです。ミドルテンポのパートになると、ちょっとUKブリストルのSALUTEみたいな、あの感じです。でもCold Lakeのようなアプローチにはしてないし、あとなんかジャケとキャラで強調してるサイバーな感じも全然ないので、微妙にニュアンスの違う「メタルパンク」と「クロスオーバー」の中間のような雰囲気で上手くまとめています。こういう音なら、このキャラ設定はちょっと損してるように思いますが、メタルパンク/クロスオーバー・スラッシュ・ファン要注目です!!







・WRATHPRAYER / FORCE OF DARKNESS - The Wrath of Darkness SPLIT DIE HARD LP 税込5,400円 (Nuclear War Now!)

Temple of Abominationから7"アナログ化された2010年1stデモが世界中のウォーブラック・マニアから絶賛されたベスチャル・ブラック・デス・メタル WRATHPRAYERと、オールドスクール・デスラッシャーも熱狂するおなじみFORCE OF DARKNESSによるチリアン・サタニック・デス・メタルSplitアルバム。この作品、他のNWN!リリースよりもコストがかさんだそうで、CDも値段が高かったんですが、アナログ盤は仕様も相当豪華です。ジャケはゲートフォルド・スリーブで、グリーン・ビニールのダイハード・バージョンはスリップケースのアウターカバーに収まり、ブックレット/ステッカー/両バンドのダイカスト・ピンバッジ付きで、ダブル・アルバム並みのデラックス・エディションとなっています!!

Ross Bay Cultが、PROCLAMATIONと並んで以前から期待を寄せ支持を表明していた WRATHPRAYERは久々の登場です。The Sun of Moloch: The Sublimation...アルバムで到達した、荘厳且つ鈍いベスチャル・デス・メタル・サウンドは健在で、1stアルバムが好きだった人には大満足の内容でしょう。DIOCLETIANやVASSAFORなどのオセアニアのバンドの冷たさに似たところもありますが、リチュアルよりもプリミティヴが強いのが魅力です。

そしてFORCE OF DARKNESSに突入すると、WRATHPRAYERが支配した重苦しさから一転して、一気に切れ味と瞬発力が爆発したようなカッコよさがあります。BATHORY起源のプリミティブ・ブラック・スラッシュを南米テイストで見事なまでに表現しきっていて、乱暴な言い方をしてしまいますと、NIFELHEIMがパーフェクトな姿かたちを目指すと、FORCE OF DARKNESSみたいになるのではないでしょうか?オールドスクールなテクニカル・リフが今回もさえわたっていて、特にクレイジー・フレーズ大爆発でドラマチックなナンバー "The Order"は、AURA NOIRファンも悶絶&Dieのカッコよさ!!!







・DREADFUL RELIC - Combat Alchemist 7" 税込1,296円 (Nuclear War Now!)

ギリシャ DER STURMER, アメリカ DEMONCY, フィンランド GOATMOONメンバーという、なかなか強烈なブラック・メタル・ミュージシャンが集まったインターナショナル・プロジェクト・バンドの7"EPがNWN!からリリース。SAMAELカバーを含む3曲入りです。

一発目のギターが鳴った瞬間にCELTIC FROSTファンも思わずガッツポーズしてしまうような極上のトムGリフで幕を開けます。SAMAELのカバーもやってるように、HELLHAMMER ~ CELTIC FROSTウオーシップを打ち出したスタイルですが、参加ミュージシャンの本業バンドほどの極悪ロウ・ブラック・メタルではないけど、独特のプリミティブな曲調も渋くてカッコいい。2曲目はアンビエント・ナンバーなんですが、コレもどこかCELTIC FROSTの"Danse Macabre"なんかを思わせるような妖しさを感じるのは、考えすぎでしょうか?本作の後にすぐにLPもNWN!から出たんですが、まんまとダイハード・バージョン逃してしまいました・・・(このEPはダイハード・バージョンは存在為ません)。真性ブラック・メタル・ファン以外も要注目のオールドスクール・ブラック・メタルです!!

Anti-Goth!!







・EXPANDER - Endless Computer DIE HARD LP 税込2,916円 / REGULAR LP 税込2,160円 (Nuclear War Now!)

USテキサスから登場した正体不明メタルパンクスの1stアルバムが、NWNからリリース。完全にふざけてるファッションと趣味の悪い色彩センスで、ROCKING DILDOSなんかを思わせる、有名メタルヘッズによるパンク・プロジェクトでは?と勘ぐりたくなりますが、何者かは私も知りません。IMPALERS, IRON AGE, POWER TRIP, MAMMOTH GRINDERなどのテキサス・パンク/クロスオーバー・シーンと交流があるようなので、Chaos in Tejasオーガナイザー周辺の連中かと思われます。ダイハード・バージョンはレッドビニールでパッチ&ステッカー付きです。

「ちょっと気に入ったメタルパンク・バンドがいるんだけど、ぜひともRECORD BOYショップとしての意見が聞きたい」と、もう1年以上前にNWNから紹介されてたんですが、その時は全くチンプンカンプンで、一体どこが気に入ったのか理解できなかったけど、こうしてアルバムが完成して聴いてみると、現代のメタルパンク主流にさほど興味のないNWNが気に入ったのもわかる気がします。オールドスクールな疾走感のドライビン・スラッシュですが、リフは刻みでもロッキンでもなく、全編CELTIC FROST型のリフで構成されていて、これがかなり良いです。ミドルテンポのパートになると、ちょっとUKブリストルのSALUTEみたいな、あの感じです。でもCold Lakeのようなアプローチにはしてないし、あとなんかジャケとキャラで強調してるサイバーな感じも全然ないので、微妙にニュアンスの違う「メタルパンク」と「クロスオーバー」の中間のような雰囲気で上手くまとめています。こういう音なら、このキャラ設定はちょっと損してるように思いますが、メタルパンク/クロスオーバー・スラッシュ・ファン要注目です!!







・CHAOS ECHOES - The Unfathomable EP ONE-SIDED 12" 税込2,160円 (Nuclear War Now!)

フランス出身エクスペリメンタル・デス・メタルの2017年新作1曲入り12"が、NWN!からリリース。NWN!オーナーが今一番入れ込んでいるバンドの一つと言っても過言ではない存在で、その要因の一つに、アートワークなどジャケットの高い芸術性にあります。今回のジャケは盤の出し入れ口が正面から見て通常とは逆の左側になっていて、その出し入れ口を覆うように帯と一体化したアウター・シートが付いてます。ダイハード・バージョンは存在しない、再プレス無しの250枚限定です。

Blood HarvestからリリースもあったBLOODY SIGNが解散して生まれたバンドで、ドラマーはNECROWRETCHの人でもあります。恐らくNWNレーベル史上最も前衛的な内容で、これぞまさしくサウンドスケープと呼ぶにふさわしい、音階無きエフェクトで情景を描写したようなパートが16分にも及びます。SUNN O)))などのファンにもアピールするであろう作品ですが、このバンドが他のドローン・ドゥームと一線を画すところは、これをバンド・アンサンブルで表現している点かと思います。リズムはないけどドラムが金物鳴らしてますし、あとよ~く聴くと低いノイズかエフェクトのように聴こえるところはVo.が唸ってたりしていて、アンビエント/エクスペリメンタルものに精通していない自分のような者でもなかなか楽しめたりしました。このバンド追ってる人は、ぜひこれも逃さないでおいてください。

Anti-Goth!!


* 毎週水曜は当店の定休日ですが、昨晩完了できなかったNWN!商品を先ほどカートアップしました。


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・PERVERTED CEREMONY - Sabbat of Behezael DIE HARD LP 税込3,240円 (Nuclear War Now!)

デビュー・デモ・カセットがベスチャル・デス/ブラック・メタル・マニアの間で話題となっていたベルギー出身ブラック・メタルの9曲入り1stフル・アルバムが、アナログ盤もようやく到着しました。先にホワイト・シェルのカセット・バージョンが入荷してから2か月以上も掛かってしまいましたが、その間にこの作品は世界中で爆発的な反響を呼び、アナログ盤もカセットもプレスするたび早々に完売していました。パッチ&ステッカー付きでカラー・ビニールの、ダイハード・バージョンでの入荷です。

BEHERIT, DEMONCY, ARCHGOAT, PROFANATICAに影響され、それらのミックスを目指してるそうで、確かにプリミティブな鈍さと冷たさが同居したベスチャル・ウォー・ブラック・メタルは、SADOMATORのような北欧バンドが好きな人にオススメです。ノイズ具合がもっとプリミティブだったデモの時よりも、BEHERIT型のコズミックな感じを強めたようなナンバーもあって、隣国オランダのカルト・ブラックのような前衛性もどこか漂います。こういうサウンドの新人がハイプな存在になるなんて、やっぱり欧米のアンダーグラウンド・ブラック/デス・メタル・シーンの層の厚さと言うか地盤の強さは凄いですね。とにかく、2017年にブラック・メタルを聴いていた証として、これは絶対に触れておかねばならない歴史的作品です!!!666!!!



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・SANGUE - S/T DIE HARD 7" 税込1,512円 / REGULAR 7" 税込972円 (Nuclear War now!)

イタリア・ローマ出身ブラック・デス・メタル・バンドの2曲入りデビューEPがNWN!からリリース。特に作為的に非公開にしているような感じではないですが情報の少ないバンドで、バンドの活動状況やこの2曲以外の記録なども見当たりません。しかし興味深いのは、イタリアのバンドですがドラムス担当のAlex Wank氏は、あのオーストリア最凶シック・デス・メタル PUNGENT STENCHドラマーのRector Stenchのようです。他にもDark Descentからの1stデモがなかなか良かったオールドスクール・デス・メタル・バンド MORBOのVo.などが参加していて、デビュー作ながら裏ジャケのメンバー写真はみなさん迫力の面構えでカッコいいです。限定ダイハード・バージョンはステッカー&パッチ付きでカラー・ビニールです。

サウンドはモダンな2010年代型INCANTATION流派のデス・メタルで、もはや完成された感すらある仕上がりです。呪術的なグルーム感と爆発力あるファスト・パートで構成されて、IMMOLATION要素のある激烈なタイプでなく、FATHER BEFOULEDのような暗黒の中にかすかに黄昏も見え隠れするような、INCANTATION系列の王道と言っても良いかと思います。NWN!リリースですが、Dark Descentファンはぜひチェックしておいてください!!



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・SCARECROW - Deo Optimo Maximo LP 税込2,484円 (Nuclear War Now!)

1980年代後期~1990年代初頭の東欧メタル・シーンに於いて、NWN!がチェコと並んでリスペクトしているポーランドに存在した知られざるバンドの音源が初ヴィニール化再発。昨年2016年にINDULGENCEというバンドとのカップリングでThrashing Madness prod.から発掘再発されていたバンドで、ご覧の通りルックスからしてNWN!が放っておくわけがない最高に魅力的なリイシューです。イニシャル250枚にはパッチとステッカーが付きます。

ジャーマン・スラッシュ・メタルに影響を受け1987年に結成されたそうで、解散した1991年までに2種のデモを残しているようですが、もう1種は恐らくこのデモを英語詩で再録したものではないかと思います。ジャーマン・スラッシュのどの辺に影響されたのか?と推測するようなレベルには達していない、冷戦時代の東欧らしいミステリアスな薄暗さが充満した極上のオブスキュア・サウンドです。もしかしたら、SODOMのIn The Sign~に衝撃を受けたから頭巾をかぶった、とか、そんな程度の影響なのではないでしょうか。ジャーマンPOISONとSARCOFAGO的なハードコア・スピードでデスラッシュをやったような感じは、最初期ROOTやペルーのHADEZなんかのNWN!カルト・リイシューが好きだった人に超おすすめデス!!



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・PANDEMONIUM (Poland) - Devilri DIE HARD LP 税込2,916円 / REGULAR LP 税込2,484円 (Nuclear War Now!)

先にThe Cryptによる1994年1stアルバムのアナログ盤再発が入荷していたポーランドのドゥーム・デス・メタル PANDEMONIUMの、こちらは1992年デモをNWN!が再発ヴィニール化したものです。1stアルバムとよく似たジャケ・デザインはかなりカッコいいですが、こっちのデモ・アルバムの方は模様と文字がフォイル・スタンプ加工されていて、あと裏ジャケの革ジャン姿メンバー写真も激渋。こちらはパッチ&ステッカーT付きでカラー・ビニールのダイハード・バージョンです。

予備知識なしで1stアルバム聴いた時はあまりにも冷徹なまでの拷問無機質デス・メタル・サウンドに完全ノックアウトされてしまいましたが、こっちのデモを先に聴いときゃバンドの輪郭がもっとクッキリ見えて、このバンドの楽しみ方も理解しやすかったと思います。実際、さっき改めて1stアルバムも聴いたけど、初めて聴いた時よりもかなり面白く聴けました。やっぱり結成当初からCELTIC FROST型のブラック・ドゥーム・メタルを基にしたバンドで、初期SAMAELにも通じる点もあるかと思うのですが、このバンドはそこにCANDLEMASS要素をかなりの割合で導入してしまったのがうかがえます。CELTIC FROSTとCANDLEMASSのミックスと言う、この誰でも思いつきそうな一見どうってことない融合がこのバンドの場合はかなり独特、と言うかヒネリも何もなくて、例えばONSLAUGHTがPower From HellでDISCHARGEとSLAYERをそのまんま融合した結果、メタルヘッズにとっては拷問級に退屈なズグズグ・ノッペリ・スラッシュの歴史的名作になったのと似た、非常に緊張感とスリルに満ちた退屈さが延々と続きます。ここまで自分で書いといて「なんじゃそりゃ」って思いますが、ドゥーム・クラスト・ファンでこの感触が好きな人、けっこういるのではないでしょうか?

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