RECORD BOY

Speed Death to Thrash!!


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・RIPPER (Chile) - The Exit / Destroy the World LP 税込2,592円 (Iron Pegasus)

アナログ盤も入荷!

現行オールドスクール・スラッシュ・メタル最高峰バンドの一つと言い切ってしまいたい、南米チリのRIPPERの初期デモ集コンピレーション、ドイツのIron Pegasusからリリース。


Tracks 1-6 : "Destroy The World" Demo 2009
Tracks 7-9 : "The Exit" Demo 2010
Track 10 : 2008年未発表曲
Tracks 11-14 : 2008年リハーサル


2014年発表1stアルバム Raising the CorpseをIron Pegasusがボーナスを加えてライセンス・リリースしたことにより、一気に世界中のダイハード・スラッシャーから注目を集めたバンドです。その1stアルバムIron Pegasus盤CDを聴くと、アルバム本編はMERCILESSやHYPNOSIAなどを彷彿させる猛速デスラッシュが最高で、ボーナス部分はPOSSESSEDやSEPULTURAなんかの影響を色濃くしたスタイルでしたが、このコンピレーションではKREATORやDESTRUCTIONなどのジャーマン・スラッシュ・テイストも当初はかなり強かったのがわかります。そしてこのコンピレーション・アルバムでジャケがそのまま使われている2010年の The Exitデモになると邪悪デスラッシュ指数がグッと上がり、KREATOR ~ SADUS ~ MERCILESSといった王道のデスラッシュ進化論を継承するスタイルとして完璧な形に近づいています。何度も言いますが現代のスラッシュ、そしてデスラッシュ・メタルというサブ・ジャンルが好きならば絶対に聴いておかねばなりません!!



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・MEGATHERION - S/T LP RED VINYL 税込2,592円 / CD 税込1,620円 (Iron Pegasus)

解散したCRUEL FORCEのシンガーと、EURYNOMOSのギター&ベースによるニュー・ジャーマン・ブラック・スピード・メタル・バンドのデビュー作5曲入りMLPです。アナログ盤は今回はレッド・ビニールで入荷しました。

ベーシストはIron Pegasusを運営するCosta氏なわけですが、CRUEL FORCEのダイハードな要素を抽出して爆発させたようなサウンドは、例えCosta氏が関与しなくても、Iron Pegasusがリリースせずに誰が出す!と言った感じのバンドです。CRUEL FORCE, BURSTING OUT, INFERNAL ASSAULTといったジャーマン・イーヴィル・スラッシュ・スピード・メタルにも通じる、非常にキレの悪い鈍い感触が特徴であり魅力だけど、このバンドの場合は名前にもヒントが隠されていて、それらジャーマン・メタル・バンドがVENOMウォーシップであるのに対して、MEGATHERIONはCELTIC FROST型のリフで構成したナンバーもあるところがミソ。なので、NOCTURNALファンにもオススメ!とも言おうと思ったけど、DESTRUCTIONウォーシップであるNOCTURNALとは似て非なるところがポイントです。なんて、別にそんな変わんないですけどね。要するに、極上の伝統的ドイッチェランド・マイナー・メタル・プライド全開!!Hellbangersジャーマン・メタル・ファンには絶対オススメです!!



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・INFERNAL ASSAULT - Spectres of the Night CD 税込2,160円 (Iron Pegasus)

2013年結成ジャーマン・ヤング・ブラック・スピード・メタル・バンドの2018年発表2nd EPです。2014年のデビュー作 Forced by the Flames MLPと同じくIron Pegasusからのリリースで、その前作もボーナスで収録した全10曲入りCD。


Tracks 1-6 : "Spectres of the Night" EP (2018年)
Tracks 7-10 : "Forced by the Flames" EP (2014年)


DESASTER, HELLISH CROSSFIRE, NOCTURNAL, etcを兄貴と慕う若者たちのようで、BURSTIN' OUTなんかに近いVENOMウォーシップ・スピード・メタルです。前作はMOTORHEAD要素を強く打ち出したアーリー80'sスピード・メタルだったけど、今回はモーターロッキンなテイストがよりVENOMousで、曲によってはMIDNIGHTみたいなパートもあります。しかしこれがMIDNIGHTとはまるで違うから面白い。それは何故かというと、Hellbangers周辺のバンドらしい男臭さと切れ味の鈍さが恵まれた天性の素質のごとくバツグンなので、若いのに、「ドッコイショっと」って感じが強く出てる疾走ナンバーは、CRUEL FORCEとかの2010年代型ジャーマン・スラッシュ・メタルが、よりスピード・メタルなダイハード・テイストを増したような感じとなっています。ENFORCERやGHOSTが自分のレーベルから巣立っていったのなんか、全く気にもとめてないIron Pegasusにとっては、これは相当な有望株と言える若手でしょう。間違ってもENFORCERやGHOSTファンは手を出してはいけません。しかし、MIDNIGHTは好きだけどMIDNIGHTフォロワーはほとんどしょーもない、なんて日頃嘆いている人はぜひチャレンジしてみてください。これぞダイハード・ジャーマン・メタル!!だと思います。



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・NECROMANIAC - Subterranean Death Rising 7" 税込1,296円 (Iron Pegasus)

MACABRE OMEN, ex. LVCIFYRE, BINAH, INDESINENCEメンバーらによって結成され、2015年にMe Saco Un Ojoから発表した1stデモが好評だったUKロンドン出身デス・メタルの2曲入り新作7"EPがIron Pegasusからリリース。デビュー・デモは早々に完売してしまったので逃してた人も少なくなかったと思いますが、入手出来て気に入ってた人も出来なかった人も必聴の内容となっています。

SLAYER影響下のサタニックなスウェディッシュ・デスと、FORCE OF DARKNESSに代表されるチリのブラック・スラッシュの中間みたいなスタイルで、途中、NIFELHEIMみたいなパートも出てくるけどMORDANTのようなクサレ・メタル・プライドを強調するのではなく、スピード・メタル・リフを現行エクストリーム・メタルのブルタリティーでダイナミックに聴かせます。EXCORIATE, KETZER, HELLISH CROSSFIREといったジャーマン・デスラッシュや、スイスDEATHCULT, フランスVENEFIXIONなどのファンは間違いなく必聴のサタニック・デス・スピード・メタル!!



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・UNHOLY LUST - Humanity and its End CD 税込2,160円 (Iron Pegasus)

1999年に結成されたlos WINOESというパンク・バンドを母体にして、2002年に現在のUNHOLY LOSTへと発展したLAデス・メタル・バンドの2018年新作CD。Wannes Gubbels (PENTACLE/ ex. ASPHYX)がゲストVo.で1曲参加しています。スタジオ+ライブの変則LPだった前作Banished from the Light同様ドイツIron Pegasusからのリリースで、そのBanished from the Light LPのスタジオ・トラックをボーナスで収録した10曲入り。


Tracks 1-5 : Humanity and its End (2018年)
Tracks 6-10 : Banished from the Light (2014年)


2010年にBlood Harvestから発表した1stアルバム Taste the Sin Through the Fireまでは、前身のlos WINOESも含めて全く注目されることなく地道に活動していたバンドですが、POSSESSEDを頂点とするUS西海岸らしいサグい極悪な雰囲気のデスラッシュ・スピード・メタル・サウンドで、Iron Pegasus移籍以降かなり日本でも認知されるようになってきました。前作までは少しエフェクトも掛けて邪悪性を強調していたヴォーカルとファストなデス・メタル2ビートのパートもあり、DESASTER, GOSPEL OF THE HORNS, DESTROYER 666, NIFELHEIM, etcといったBATHORY影響下欧州&豪州ブラッケンド・デスラッシュ・スピード・メタルと似た雰囲気もありましたが、今回はのっけから超POSSESSED!!スピード・メタル・テイストもあるのに、初期SLAYERよりもPOSSESSEDに近いのは、やはりSADISTIC INTENT直系(舎弟?)ならではの極悪な魅力でしょうか。ドラムが危なっかしいのはPOSSESSEDみたいですが。イーヴィルなテイストのバンドは90年代以降ハーシュなシャウトが一般的だけど、レミー~クロノス~エンジェルリッパー~クォーソンの系統の、昔で言うダミ声シャウトの極悪Vo.も激渋かっこいい。グレートーー!!


Eastern Europe DeSpeed Metal Cult Thrashers!!


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・FANTOM - Lucifer Jelenj Meg! DIE HARD LP 税込2,916円 (F.O.A.D.)

ハンガリー・ブダペストで1987~1988年の短期間に活動したデスラッシュ・ブラック・スピード・メタル・バンドが唯一残した1987年デモ9曲と同年リハーサルを収録した全14曲入りLPが、イタリアF.O.A.D.から限定300枚でリリース。両面プリントの歌詞インナーと、多数のカラー写真とデモ・スリーブを掲載したインナーも付いてます。今回はltd.100枚グリーン・ビニールのダイハード・バージョンで入荷しました。


Tracks A1-B2 : "Lucifer Jelenj Meg!” DEMO (1987年)
Tracks B3-B7 : "Próbafelvételek" リハーサル (1987年)


TORMENTORを輩出したハンガリーだけあって、これはなかなか極上のオブスキュア・ブラック・スピード・メタルです。TORMENTORのようなKREATORミーツBATHORY型のブラック・スラッシュよりも、POSSESSEDから絶対に拝借したであろうリフでShow No Mercy ~ Haunting the Chapelの頃のSLAYERタイプの曲を構成したような感じは、Vo.がさほど低音でガナったりしてないハードコア・シャウトなのに、サタニックなムード満点でかっこいい!!ジャーマンPOISON, クロアチアEVIL BLOOD, ニュージャージーSAVAGE DEATH, ワシントンDC MALFEITOR, etcのファンに絶対オススメdeath!!客は友達4~5人+その彼女だけのような状況でもステージでビシッときめてる写真など、オブスキュア・スラッシュ発掘ファンにはたまらないような写真の数々も最高です。



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・DEVASTATION (Croatia) - The Possibility of Life's Destruction DIE HARD LP + CD 税込3,240円 (F.O.A.D.)

世界中にたくさん同名スラッシュ/デス・メタル・バンドの存在するDEVASTATIONですが、こちらは現在も活動を続けるクロアチアのスラッシュ・メタル・バンドの、旧ユーゴスラビア時代1980年後半に残したデモを収録したコンピレーション・アルバムです。過去に中国のArea Death prod.からもコンピレーションCDが出ていたバンドなので思い出した人も居るかと思いますが、今回のF.O.A.D.リイシューは1989年2ndデモを初ヴィニール化し、CDには1987年1stデモ、さらに1990年代の活動停止期にメンバーがやってたHATROSSというスラッシュ・メタル・バンドのデモ種も収録して、中国盤CDよりもボリューム・アップした内容となっています!!Ltd.300枚プレスで、今回はそのうちのltd.100枚クリア・ビニールで入荷しました。


LP 1-10 : The Possibility Of Life's Destruction DEMO ~ 30th Anniversary (1989年)
CD 1-7 : DEVASTATION - The Upcoming Mayhem 08/1987 DEMO (1987年)
CD 8-14 : HATROSS - A Look At Tomorrow DEMO (1992年)
CD 15-17 : HATROSS - Demo 1996


パンク・ファンならば聴き馴染みのある本作/2ndデモ・タイトルはもちろんDISCHARGEのカバーで、HATROSS時代の1stデモもDISCHARGEのカバーをデモ・タイトルにしてるので、相当DISCHARGEは好きだったのかと推測もできます。でも、旧ユーゴスラビア時代ですから、DISCHARGEのサウンドよりも強烈な反戦メッセージに強く共感していたのがうかがえるスピード・メタル・スラッシュで、DISCHARGEタイプのクラスティーな黒さではなく、まるでジャーマン・ハードコア・パンクのような牧歌風メロディーがしびれる実に東欧産らしいクロスオーバーです。1stデモではS.O.D.のカバーもやってます。ポーランドのKATや、オランダMANDATOR、あとKAFKA PROSESSロゴも革ジャンにペイントしてたジャーマンDARKNESSみたいなスラッシュ/スピード・メタル・ファンには断然オススメです。そして恐らくこのたび初めて再発されるHATROSSは、ロゴとバンド名から連想させるVOIVODの影響はさほど感じさせず、というかDEVASTATION期とほぼ同じスタイルでこれまたグレート!!

Metal Cult from the Graves!!



・NME - Unholy Death LP CLEAR VINYL / CLEAR SMOKE VINYL 各税込3,240円 (The Crypt)

アナログ盤再発!!!

ABIGAILのフルリスペクトで日本のファンにもその名が浸透してきた伝説のカルトUSスラッシュ・メタル NMEの1985年1stアルバムが、同年1stデモ "Machine of War"の4曲も追加した全15曲入りニューバージョンでThe CryptからLP再発。最初のCDリリースとなったMoribund Recs盤CDはオリジナルLPとミックスが違ってて印象が変わってる曲もありました(それもまた激渋でした)が、このThe Crypt盤再発LPはもちろんオリジナル音源 Dutch East LPレコーディング"での復刻になります。限定500枚プレスで、ltd.100枚クリア・ビニールとltd.100枚クリア・スモーク・ビニールの2種で入荷しています。

バンドについては例の逸話がどうしても切り離せないので改めて説明しますが、ギターのKurt Struebing氏が母親を殺害したことで当時のアンダーグラウンド・メタル・シーンに衝撃を走らせたカルト・バンドです。そしてKurt氏自身も2005年に謎の死を遂げています。そんな逸話も強烈なのですが、サウンドがまた最凶に最狂でpsychoーdeath!!! もう~超VENOM!!!完全にVENOM!!!!!しかし当時世界中に存在した他のVENOMフォロワーとは違った素晴らしい個性も持ち合わせていて、MOTORHEAD系のドライビンな疾走感は強調せずに、どこかBLACK FLAG系アメリカン・ハードコアの血を感じさせるロウネスとノイジーさでVENOMスラッシュを表現しています。アメリカ人らしい馬力と狂喜で叩きつける演奏が最高で、Decadent Mayhem/Unspeakableでのベース・プレイにぜひとも腰を抜かしてください。







・CRYPTIC SLAUGHTER - Life in Grave + Rarities 1985 / 1988 DIE HARD 2nd EDITION LP 税込3,240円 (F.O.A.D.)

Death Recordsからのリリースで流通も悪くなかったこともあって、日本でも当時から比較的名の知られてたUSカリフォルニア・クロスオーバー・スピードコア・スラッシャーの、イタリアF.O.A.D.から2013年にリリースされていた、85年1stデモ音源, 85年/86年リハ, 86年/87年ライブを収録したレア音源集LPが、ジャケット・カラーが変わって再プレス!!限定100枚カラー・ビニールで入荷しましたが、以前にバンド・マネージャーからたくさんもらったオフィシャル・ステッカーがまだ残ってるので、今回入荷分にはランダムで付属して販売致します!!

1stアルバムの頃は、サーファー・ファッションのせいか、どちらかと言うとSUCIDAL系の雰囲気もありましたが、2ndからちょっと社会的テーマを強調して、サウンドもスピード・アップ。恐らくDRIなどに触発されての変化だったと思います。Vo.のルックスも劇的に変化していて、まるで80年代日本の地方パンクスのような、ブリーチGパンにSEX PISTOLSとペイントして、ライダース・ジャケットにスパイキ―・ヘアーのファッションは、FINAL CONFLICTを真似たのでは?とも推測できます。この頃は、確か "究極のスピードコア" という称号を得て、BURRN!でも紹介されていたと思いますが、サウンドもかなりプレ・グラインドなスピード・スラッシュながら、たたみかけると言うよりドタバタ・ポンコツな暴走で、このポンコチックなところが、このバンドの魅力でもあります。

Relapseからの再発CDが廃盤となって久しいですが、今回アナログ化再発された1stデモは、1stアルバムの頃のスタイルが更にプリミティブになったような感じで、80'sハードコア・ファンにもオススメの音源です。もちろん、WEHRMACHTやREPULSIONなどのプレ・グラインド・メタル・ファンも必聴の、スピードコア・スラッシュ名作デモ。写真満載でインタビューも掲載の分厚いブックレットにも目が釘付けです!!





・HADES - If at First You Don't Succeed 2CD 税込2,160円 (Dark Symphonies / The Crypt)

後にWATCHTOWERに参加するAlan Tecchio氏が在籍したことでも知られる1978年結成NY産パワー・メタル・バンド HADESの1988年発表12ndアルバムが、ボーナス・ディスク付き2枚組CDでDark Symphoniesから再発。


CD 1:
01-12: "If at First You Don't Succeed" LP 1988
13: Bonus track from the original CD version

CD 2:
01-02: Live at Fox Studios 1986
03: Rough Mix
04: Instrumental 1984
05: Live at Fo Studios 1983
06: Unreleased
07: Non-Fiction / Hades 1990
08-09: Recordings 1982
10: (no information)
11: Recording 2005


日本でも信者の多いバンドで、この作品も1stと並んで80'sパワー・スラッシュの名作とされています。テクニカルな構成とパワー・メタルのダイナミズムという、アメリカン・マイナー・メタルの伝統芸とも言える要素を80'sスラッシュのメタル・ニューウェイブに見事に昇華させた傑作!!ボーナス・ディスクのレア音源もファンにはたまらないものとなっています。







・MYSTO DYSTO - The Rules Have Been Disturbed / No AIds In Hell 2LP RED VINYL / BLUE VINYL 各税込3,996円 (Dark Symphonies / The Crypt)

後にDisaster RecordsからアルバムをリリースするMANDATORの前身となったオランダのスピード・メタル・バンドの1986年発表唯一のアルバムが、1987年デモ収録ボーナス・ディスク付き2枚組でアナログ盤も再発!!オリジナル盤LPが自主リリースで激レアですし、今回はデモ音源が丸々収録のボーナスLP付きですから、オリジナル盤を持ってる人も持ってない人も必須のグレート・リイシューです。限定500枚リリースで、そのうちのltd.175枚レッド・ビニールとltd.175枚ブルー・ビニールの2種入荷しています。

Noise Recordsの初期作品のような、ジャーマン・スピード・メタルにも通じるスラッシーな疾走感とメロディーのコンビネーションが素晴らしい、初期スピード・メタルの名盤です。最高なジャケからもにおわせる通り、当時のヨーロッパに多かったサタニックなイメージ戦略は感じられないバンドで、Vo.やギターのメロディーもキャッチーさが素晴らしいです。SDI, VENDETTA, RAGE, TYRAN PACE, RUNNING WILD, PARADOX, CROSSFIREなどのファンには絶対オススメ。Dark Symphoniesリリースでおそらく最も正統派ヘッドバンガーズを狂喜させてるリリースではないでしょうか?デモは本作の後の音源で、これまたカルト・スラッシャーには人気の高いMANDATORで後にプレイする曲もやっていて、オブスキュア・スラッシュ・メタル・マニアにはたまらないレア音源です!!







・SACRED SIN - Darkside 2CD 税込2,160円 (Dark Symphonies / The Crypt)

ポルトガルを代表するデス・メタル・バンドで、NAPALM DEATHやMANOWARのオープニングアクトも経験し、またポルトガルのバンドで初めてMTVでオンエアーされたヘヴィメタル・バンドとされるSACRED SINの1993年発表1stアルバムが、Dark Symphoniesから2枚組CDで再発。以前にもボーナス・トラック入りで再発されてきたようですが、今回の再発はそれら過去のバージョンを全てまとめたようなボーナス・ディスク付き2枚組仕様で、最もボリュームのあるリイシューとなっています!!


CD 1 TRACKS 01-12: "The Shades Behind" ALBUM (1993年)
CD 2 TRACKS 01-07 : "Promo" TAPE (1991年)
CD 2 TRACKS 08-11 : "The Shades Behind" 7" EP (1992年)
CD 2 TRACKS 12-17 : "Live EP" (1993年)
CD 2 TRACK18 : 2014年版再発ボーナス・トラック


サウンドはアメリカン・デス・メタルからの影響を感じさせながらも、ヨーロピアンらしい暗さが漂っていて、初期デス・メタル・ファンならば間違いなく楽しめる内容です。シンセやプログレッシブなテクニカル・パートも組み込みつつ、スラッシュなリフで構成した起伏に富んだデスラッシュ・サウンドはPESTILENCEとその他ダッチ・デス・メタルにも通じるところがあり、MORGOTH, TORCHURE, JUMPIN JSEUS, etcのジャーマン・デスラッシュ・メタルとも似た魅力があるタイプです。サンプルで貼ったビデオ・クリップなどは、ちょっとインテリジェンスなSEPULTURAみたいでもあります。初期ユーロ・デスラッシュ・メタル・ファン必聴!!







・ASTHAROTH - Gloomy Experiments 2CD 税込2,160円 (Dark Symphonies / The Crypt)

ヨーロッパ初の女性スラッシュ・メタル・ギタリストとされるDorota Hommeを擁したポーランドのASTHAROTHが1990年に残した唯一のアルバムが、Dark Symphoniesから2枚組CDで再発。オリジナル盤のLPはBULLDOZERなどでお馴染みのイタリアMetal Masterから、そしてオリジナル盤CDはフィンランド・パンク・ファンならば知らない人はいないであろうPoko Recordsから出ていたポーランド・メタル・スラッシュ作品という、ちょっと面白いアルバムです。過去に1度Metalmindから再発されてましたが、今回のDark Symphonies盤はデモや未発表も収録したボーナス・ディスク付きディスコグラフィー状態のグレートな仕様です。


DISK 1 TRACKS 01-09 : "Gloomy Experiments" ALBUM (1990年)

DISK 2 TRACKS 01-03 : "Wisdom of the Blind" DEMO (1991年)
DISK 2 TRACKS 04-06 : "Limits" DEMO (1992年)
DISK 2 TRACK 07 : "Cycles of the Sphere" DEMO未発表セッション (1994年)
DISK 2 TRACKS 08-09 : "Cycles of the Sphere" DEMO (1994年)
DISK 2 TRACKS 10-13 : "Self-Hatred" DEMO (1990年)
DISK 2 TRACK 14 : "Metalmania '89" Comp.LP (1989年)


かなり難解な曲構成にチャレンジした、プログレッシブ・スラッシュの領域にまで踏み込んでいるテクニカル・スラッシュ・メタルで、ガムシャラに複雑化してとっ散らかったようなスラッシュは、マイナー・メタルらしい粗い魅力があります。ディスク2のデモ音源はアルバム発表前後でかなり印象が違っていて、アルバム以降のデモはちょっとMETALLICAのようなグルーヴさと色気を出してますが、初期デモはやはりまとまりの全くないVOIVODとCORONERのミックスのようでナイスです!!







・APOPLEXY - Monarchy of Damned CD 税込1,944円 (Dark Symphonies / The Crypt)

先に1stアルバム Tears Of The Unborn CDが再発されていたスロヴァキア出身デス・メタルの1999年2ndアルバムもDark Symphoniesから再発。そもそもこの2ndアルバムは当時限定500本のカセットのみのリリースだったようで、今回がめでたく初CD化となります。そして内容が期待してた以上に素晴らしい!!1stのオリジナル盤CDは桁違いの金額で取引されるメガレア盤なのに、この2ndはカセットのみだったせいか、CDコレクターが多い初期デス・メタル・マニアからは見向きもされてないようですが、この再発によって俄然注目を集めるのではないでしょうか?絶対にオススメです。

KRABATHORのドラマーが在籍していたバンドで、1stアルバムの時点でもプログレッシブ且つ東欧フォークロアなテイストが絶妙だったけど、この2ndはプログレッシブな難解さが混沌さを増して、しかもVo.のガテラル具合がえげつなくlowになってるせいもあって、フィンランドのデス・メタルのような感じもあり、尚且つフォーキーな旋律が前作よりさらに絶品なので、フィンランドPURTENANCE, スペインNECROPHILIAC, フランスCATACOMBファンにもオススメしたいグレート・エピック・デス!!







・DELIRIUM - Zzooouhh 2LP RED VINYL / BLUE VINYL / CLEAR VINYL 各税込3,996円 (Dark Symphonies / The Crypt)

遂にアナログ盤も再発!!!

アーリー・ドゥーム・デス・メタルのカルト・クラシック・マスターピース、オランダのDELIRIUMの1990年発表唯一のアルバムに、デモ・コンピレーション・ボーナス・ディスクも追加したディスコグラフィー2枚組LP。限定500枚リリースで、そのうちのltd.150枚レッド/ltd.150枚ブルー/ltd.100枚クリアの3種ビニールで入荷しています。


LP 1 : Zzooouhh ALBUM (1990年)
LP 2 / SIDE C : "Delirium" DEMO (1988年)
LP 2 / SIDE D : "Amputation" DEMO (1989年)


所謂ドゥーム・デスメタル・タイプのバンドなんですが、これはメタルクラスティーズにも非常に懐かしい感触でしょう。もう、まるで後期DEVIATED INSTINCTまんまなCELTIC FROSTishスロウ・デスメタルで激渋すぎ!!!!!DEVIATED INSTINCTのGuttural BreathをさらにCELTIC FROST影響下デスメタル寄りにしたような感じで、疾走パートもかなりCELTIC FROSTしてるので、OBITUARY信者にもグッとくる要素があると思います。もちろんWINTERファンなどは興奮せずにはいられないスロウネスです。後期DEVIATED INSTINCTが表現していたクラストコアのステンチ・スロウネスは、デス・メタル・バンドがドゥーミーに演奏してるのとは似て非なるモノでしたが、このDELIRIUMも同様で、モノトーンのズルズル感はデス・メタル・バンドがドゥームをやってるのではなく、どっちかと言うとドゥームメタル・バンドがデス・クラストに近づいてしまったような感触で、pre.ELECTRIC WIZARDのドゥーム・クラスト・デスメタル LORD OF PUTREFACTIONや初期CATHEDRALファンにもかなりオススメです。DEVIATED INSTINCTと歩みをほぼ同じくして、CELTIC FROSTウォーシップのドゥーム・デスメタル・バンドがオランダにも存在していたなんて、考えただけでも嬉しくなる素晴らしい事実です。激オススメです!!!







・CRIMSON RELIC - Purgatory's Reign CD 税込1,836円 (Dark Descent)

NYのWINTERと並んでCELTIC FROSTウォーシップUSドゥーム・デス・メタルの元祖とされるテキサスのDIVINE EVEから分裂したメンバーが、1995年にカリフォルニアに始めたデス・メタル・バンド CRIMSON RELICの唯一の作品となった1996年発表アルバムが、Dark Descentから念願の初再発。オリジナル盤はNuclear Blast傘下のRadiation RecordsからCDでリリースされ、当時東欧でライセンス・リリースのカセットが存在したようですが、これまで1度も再発されていませんでした。これは初のヴィニール・リイシューもあるか?と期待に胸が膨らむけど、まだそういった情報は聞いてないので、しばらくはこのCDはガンガンにプッシュしていきましょう。

DIVINE EVE同様にCELTIC FROSTからの強い影響を感じさせるデス・メタルですが、決定的に違うのはスピード感。スロウ・ドゥーミーなテイストを強調するタイプのCELTIC FROST型ではなく、オランダPENTACLEにも通じる落下型暴走デス・メタル・ナンバーや、OBITUARYが得意としてDARKTHRONEなんかも継承した、ハードコア・パンク・ファンにも心地よいDISCHARGEくらいドッカドカ・ドライビンな疾走ナンバーなど、もちろんミドル~スロウ・パートもCELTIC FROSTリフで構成されてますが、スピード・パートの至る所にもCELTIC FROSTっぽいフレーズが顔をのぞかせます。デスラッシュ好きにもオススメのカルト・デス・クラシック!!

Metal from the Graves!!


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・ZOETROPE - A Life of Crime LP RED VINYL 税込2,916円 (Floga)

遂にアナログ盤再発ーーーAAARRRGGGHHH!!!!!

WARGASMの1stに続いて、オリジナル盤はたいしてレアじゃないのに失神するくらい嬉しいLP再発の登場です。後にTROUBLEに加入し、近年ではLee Dorrian氏のハードコア・パンク・ユニット SEPTIC TANK発足時のメンバーであったことで話題にも上がったりした、故Barry Sterrn氏が率いたUSシカゴ・ハードコア・ストリート・メタル ZOETROPEの1987年発表2ndアルバムです。Century Mediaが1990年代後期に初CD化して1度再発されていましたが、Century Mediaライセンスのアナログ・フォーマット・リイシューを近年請け負っているギリシャのFloga Recordsからの再発です。

この2ndはオリジナル盤LPが、LED ZEPPELIN "Physical Graffiti"みたく窓がくりぬかれた特殊ジャケだったけど、「ライセンス盤で通常のジャケは無かったのか?」と気になってたので、まずはこの通常ジャケ化が信者には嬉しいところです。あと、CD再発の時のギタリスト Kevin Michael氏によるライナーノートもインナーに掲載しています。そしてZOETROPE初のカラービニール!!!いずれ1stも出してくれるんだろうけど、この2ndはレッドビニールです。Floga盤ブラック・ビニールも出てますが、今回はレッドビニールのみで入荷させました。

ZOETROPEほど激渋という形容がピッタリなバンドはいないと思います。1stアルバムではR&Rの古典的フレーズも随所に飛び出したりする個性的なスラッシュ・メタルでしたが、この2ndはハードコア・ストリート・メタルの呼び名にふさわしい非常に緊迫感のあるスラッシュ・サウンドがかっこいいです。サンクス・リストにはARTICLES OF FAITH等の渋すぎるシカゴ・ハードコア・パンク・バンドの名前も載ってましたが、Barry Sterrn氏と初期ギタリストのKen Black氏はあの80's USHCパンク大傑作、同郷シカゴのLIFE SENTENCEの1stアルバムをプロデュースしていました。さらに、このアルバムでは、MENTORSの故El DuceとSickie Wifebeaterがコーラスでゲスト参加。曲はもちろん"Promiscuity (Slut)"!!

ハードコアの連中とも交流のあるところをただ見せたかっただけのような、当時のクロスオーバー・トレンド・ポーザーとは明らかに違うので、自らを"ハードコア・ストリート・メタル"と名乗っていたのにも説得力があります。後にTROUBLEに参加して第2期全盛期を支えた、Barry Stern氏のリードVo.兼任でのドラミングや、黒人ベーシスト Calvin Humphrey氏のグルーヴィンな気持ち悪い動きなど、当時のライブも本気で神掛かったようなカッコよさでした(もちろん、映像でしか見たことないけど)。ドラムVo.、黒人ベーシスト、交友関係、そしてサウンド、もう全てが最高かっこいい!!!!!ZOETROPEを好きじゃない人とは、友達にはなれません。



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・SODOM - Demonized WHITE COVER LP BONE VINYL 税込3,240円 / WHITE COVER JEWEL CASE CD 税込2,376円 (Floga)

ジャケ色を白黒反転させた2ndエディション入荷!!

DESTRUCTIONのデモを初オフィシャル再発したギリシャFloga RecordsがSODOMのデモもオフィシャル再発。アナログ盤はゲートフォルド・スリーブで、ジャケ内側には当時の写真/歌詞と、Tom Angelripper氏のセルフ・ライナーノートも掲載。ボツにした1stデモのジャケ・デザインなんかも載っててファンにはたまりませんが、ノルウェーの伝説的メタル・ファンジン Slayer MAGAZINE発行人 Metalion氏と、おなじみSnakepit MAGAZINE編集長フランス人 Laurent Ramadier氏のライナーも別紙で付いてて、個人的には特にLaurent氏のライナーがかなり面白いと思いますので必読です。まだ知られてないバンド、いろいろあるんだな・・・。LPは今回はボーンカラー・ビニールで入荷!!


Tracks 1-4 : Witching Metal DEMO (1982年)
Tracks 5-12 : Victims of Death DEMO (1984年)


MOTORHEADやTANKをこよなく愛し、そしてVENOMに衝撃を受けた結果、これ以上の偶然の産物鋼鉄は今後この世に絶対出現しないであろう、まさに奇跡的なブラック・ハードコア・スピード・メタルとなったデビュー作 In The Sign Of Evil MLP以前の録音ですから、それはもう凄まじいデモ音源であることは言うまでもありません。これまでブートが出まくっていたので、内容についてはご存知の方も多いでしょう。しかしDESTRUCTIONのデモLPでもビックリしたけど、このFloga Recordsによる再発仕事、音質の向上に非常に力を入れていて、これが素晴らしい結果を生み出しています。もちろん、バラバラでヘタな演奏がピタッと合うようなことにはなりませんが、今回の再発聴いて初めて何やってた(またはやろうとしてた)かがわかりました。この再発音源のサンプルはないので、極悪オリジナル音源のyoutube貼っておきます。SODOManixは必聴&death youuuggghh!!!666!!!



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・DISASTROUS MURMUR - Skinning Beginning 1989-1991 LP WHITE VINYL 税込2,916円 / CD 税込2,160円 (Floga)

PUNGENT STENCH, DISHARMONIC ORCHESTRAと並んでオーストリア3大カルト・デス・メタルとされるDISASTROUS MURMURのデモとEPを収録した初期レア音源集コンピレーション・アルバムがギリシャFloga Recordsからリリース。Osmoseから1992年にリリースした1stアルバム・オリジナル盤が今では高額で取引される、近年人気の高まっている初期デス・メタル・バンドです。今回はアナログ盤は限定ホワイト・ビニールで入荷しました。


Embryotic Uterogestation (Demo 1989)
1. Intro
2. Sanguinary Contusion
3. Ulceration
4. Mucous Chyme/Mummified Flesh
5. Bloated Corpses In A State Of Putrefaction
6. Dissolve In Putrescence

Extra Uterine Pregnancy (7" Vinyl 1989)
7. Extra Uterine Pregnancy
8. Ptomaine Poisoning

Flesh... Is What I Need (Demo 1991)
9. Flesh... Is What I Need
10. Satisfaction (In The Morgue)
11. Into The Dungeon
12. Masked Killer


Gore Recordsからの7"EPがゴアリー且つパンキーでもあるハードコア・テイストの強いロウ・ノイジー・グラインディング・デス・メタルの傑作で、AGATHOCLES, BLOOD, NAKED WHIPPERS, etcのファンにも絶対オススメのかっこよさでありますが、そのEPより先に残していた1stデモがまた凄まじいデス。かなり前衛的でサイコパシーなraw & lowグラインドが、もはやグラインドとは言ってもブラストもほとんどしていないノイズの塊なので、感触だけで言えばAxCx, 7 MINUTES OF NAUSEA, FEAR OF GODなどを回転数下げて切れ味も速さもなくした、ホントにもうただのデス・ノイズ状態で凄い!!!ノイズコア・パンク・マニアや南米デス・メタル・ファンも腰を抜かす雑音鋼鉄のカルト極北デモですデスdeath!!!



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・NUCLEAR DEATH - All Creatures Great and Eaten / ...For Our Dead... LP YELLOW VINYL 税込2,916円 (Floga)

Dark SymphoniesからCDで再発されていたNUCLEAR DEATHのコンピレーション・アルバムが、ギリシャFloga Recordsからアナログ盤も再発!!このLPバージョンは1992年年発表3rdアルバム All Creatures Great and Eatenをメインにしたような構成で、後半にFor Our Dead EPをボーナス収録した形態ですので、つまりCDバージョンと収録順が入れ替わっています。今回はイエロービニールで入荷しました。


Tracks 01-8 : All Creatures Great And Eaten ALBUM (1992年)
Tracks 09-12 : For Our Dead EP (1992年)


USアリゾナで活動したバンドで、奇怪なジャケット、地獄のようなサウンド、そしてVo, ギター, ベースを担当した中心人物の女性メンバー Lori Bravoの狂ったキャラクターで、当時から日本でもカルト・マニアックスの間で注目を集めました。オペラを8年間勉強したというLoriと、WITCHFINDER GENERALとRichie Stotts (PLASMATICSのバレリーナ・コスプレのギタリスト)に影響を受けたというギタリストのPhil Hampsonが意気投合した結果、1stアルバムでは7 MINUTES OF NAUSEA, SORE THROAT, AxCxなどのノイズコア・グラインドとの共通点もかなり見出せるグラインド・ノイズ・メタルを生み出していました。

For Our Dead EPまではWild Ragsからのリリースで、サウンドも過去2作と同じく、BLASPHEMYがBLASPHEMIAやREENCARNACIONなどの南米アナーキー・デス・ノイズ・メタルと出会ったような最悪の食い合わせがカルト性を高めていました。しかし、この再発の聴きどころは3rdアルバム All Creatures Great and Eatenで、この作品からWild Ragsを離れて、そしてオリジナル・ギタリストのPhil Hampsonも遂に脱退してしまい、Loriがドラム以外のギター/ベース/ヴォーカルを全て担当しています。それが音楽性にも絶妙に反映していて、崩壊性がアヴァンギャルドなテイストも帯びています。これが今聴くと凄くちょうどいい!!今聴くと、なんて言っちゃったけど、自分も含めて当時リアルタイムでこの作品までNECLEAR DEATHを追いかけていた人はそうそういなかったとは思いますが、わりと最近まで海外で残っていたExtremist Records盤CDとFrom BeyondからのLPで再発された2002年に聴いた時よりも、楽しみ方がわかってきたような気がします。



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・NUCLEAR DEATH - The Planet Cachexial LP YELLOW VINYL 税込2,916円 / CD 税込2,160円 (Floga)

こちらはオリジナル・リリースが1996年にバンド自身による自主制作CDで、これまでにそのオリジナルCD以外いかなるフォーマットでも再発されてこなかった4thアルバムです。

USアリゾナで活動したバンドで、奇怪なジャケット、地獄のようなサウンド、そしてVo, ギター, ベースを担当した中心人物の女性メンバー Lori Bravoの狂ったキャラクターで、当時から日本でもカルト・マニアックスの間で注目を集めました。この作品からLoriとドラマーの2人編成となり、オペラを8年間勉強したというLoriのサイコな妄想を具現化したような、エクスペリメンタルなスタイルに深化しています。デス・メタル、グラインド、ジャンク、プログレ、インプロヴィゼーション、ジャズ、サイケ、オペラ、アフリカン・ビート、絶叫、うなり声、などなど、、、を思いついたままに垂れ流しつなぎ合わせただけのような、完全に常軌を逸したサイコパス・アヴァンギャルド・エクストリーム・ミュージックの金字塔or掃きだめ!!しかし、この作品はかなりアートに力を入れていて、ブックレットも分厚く、精神異常なアートが好きな方にはぜひ1度見てもらいたいです。そういう意味でもSTALAGGHなどのファンにオススメのようなヤツですが、初期作を再発しているThe Crypt / Dark Symphoniesも手を出さなかったように、今回の再発以外では恐らく2度と誰も再発することのないであろう作品ですので、逃して後悔したくない人も、聴いてしまってから後悔したい人も、つまりこの解説を読んでしまった人は全員買っておきましょう!!3枚しか入れてないけどな!!

Death Cult from the Graves!!


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・ANIALATOR - 1990 Unreleased EP + 1987 Demo Sessions 2LP 税込3,240円 (Weird Face prod)

これまでにカナダAGGRESSION "The Full Treatment"ピクチャー盤化再発や、MORBID SAINT "Destruction System"未発表2ndアルバムを初オフィシャル/初ヴィニール化再発して大手レーベルをも翻弄し、カルト・スラッシュ・メタルのアナログ盤再発では痒い所に手が届いてきたギリシャのWeird Face prod.が、Wild Ragsファンにはお馴染みのテキサスANIALATORの未発表EP音源/デモ・セッション/ライブを収録した2枚組LPをリリース。このレーベルの過去の実績とANIALATORの魅力を知る人ならばたまらない再発だけど、しかしこれがさすがのWild Ragsバンド・クオリティーに仕上がっていて、かなりダイハード・ゴミ・カルト・スラッシュ上級者向けのレコードとなっております!!

先にXtreem Musicから出てたCDにも収録されていた1990年未発表を目玉音源としてA面に収録し、他はライブと1987年のデモ・セッションを収録。しかしこの1987年デモが拷問のような内容で、B面/C面/D面がそのデモ4曲のバージョン違い3パターンを地獄のリピート!!!この1stデモの4曲は再録して1988年にWild Ragsから名作1st 12"としてリリースされた時も、A面/B面同じ内容にして繰り返し再生を誘発していましたので、彼らはこの4曲を今も相当執拗にプッシュして売り込みたいようです。しかし地獄はこれだけにとどまらず、その1stデモ各種セッションが、現代の技術を全く駆使してないらしく音質極悪!!!技術の進歩にともない、今では劣化したテープからでもそれなりに蘇らせてるレコードがほとんどなのに、このANIALATORのLPに至っては、そんな努力は一切感じられません。このレコードはずいぶん前から企画が持ち上がってて、改めてXtreem Music盤CDのクレジット見ると、ANIALATORにXtreem Musicを紹介したのはこのWeird Faceオーナーだったようなので、後から企画に参加ししたXtreem Musicオーナー Dave Rotten氏がバンドに的確なアドバイスをしてCDバージョンで素晴らしい仕事をしたということなのでしょう。


Tracks A1-A3 : 1990 Unreleased EP (DEMO 1990)
Tracks A4-A5, B5 : 1988-1989 live shows
Tracks B1-B4 : Original 1987 DEMO
Tracks C1-C4 : Unreleased 1987 DEMO I
Tracks D1-D4 : Unreleased 1987 DEMO II


しかしこの当時のANIALATORは、熱きクサレ・スラッシュ・メタル・カルトとしては完璧に近いくらい渋かったバンドであり、同郷スラッシュで日本でも知名度の高かったDEVASTATIONのメンバーが在籍したという点よりも、初期Wild Ragsを代表するバンドの一つとして、アンダーグラウンド・スラッシュ・メタル・ファンには根強い人気を誇ります。たいして工夫のないところを正統派と見るかガムシャラと捉えるか、いずれにしても絶対にメジャーで成功するはずのない純度120%のアメリカン・マイナー・スラッシュ・メタル・サウンドの土台になってるのはSLAYERで、随所にSLAYERのアイデアを拝借したようなキメやフレーズが聴かれます。DARK ANGELの2ndのような完全無欠のゴリ押しアグレッションではなく、Show No Mercy ~ Haunting The Chapelの頃のSLAYERをスピードアップしたようなスタイルは、DARK ANGELならば2ndより1st、またはニュージャージーのBLOOD FEASTなどのファンには絶対にたまらないようなタイプです。1990年未発表EP音源になると、ちょっとDARK ANGEL舎弟バンドのグレート・オブスキュア・スラッシュ・メタル RECIPENTS OF DEATHにも似たところや、やはりDEVASTATIONっぽく感じさせる箇所もあります。あと、Vo.がちょっとSHELLSHOCKっぽいです。

A面に収録の未発表EPがしっかりしたクォリティーで再現されてるのがせめてもの救いで、音質はCDより激悪化ながら1stデモのオリジナル・バージョンをB面に持ってきてますから、話をスッキリまとめますと、つまりディスク2は完全に必要のない拷問ゴミ音源、という風に考えれば、このレコードが意図するモノがだいぶ鮮明に見えてきます。ここまで理解するのに、丸3日かかったぜ!!こんなもん、適当な解説で善良なリスナーやお客様に無責任に販売できません。個人的にBOYの外でのお仕事で、ちょうど80年代のクソ/ゴミ/バカ・カルト・スラッシュ・メタルをいろいろ振り返っていたところだったんですが、そんな時に届いたこのレコードには、真性クサレ・ゴミ・スラッシュ・メタル・カルトの洗礼を20年以上ぶりに受けたような気分です。ゴミ・スラッシュ好きをホイホイと吸い寄せて奈落の底に突き落とすこのANIALATORのレコードは、アラフィフにして若かりし頃の感覚を見事に蘇らせてくれました。ゲートフォルド・スリーブの限定250枚ナンバリング入り。日本に入ってきてる枚数は50枚にも満たないそうですが、こんな筋金入りのゴミ・スラッシュ・レコードを心の底から楽しめる人が日本に5人でも居たら、当店としては未来はむしろ明るい。一応最後にもう1回言っておきますが、この当時のANIALATOR自体は素晴らしき熱血クサレ・スラッシュ・メタル・バンドで最高です。なので良識のあるスラッシュ・メタル・ファンには間違いなくXtreemからのCDバージョンをオススメします。80年代マイナー・メタルとゴミ・スラッシュの本質を理解したクサレ・メタル・ヴァイナル・ジャンキー以外手出し無用の、一見さんお断りウルトラ・トゥルー・ダイハード・リリース!!!BUY ’TILL DIEEEGGGHH!!!!!



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・DEATH STRIKE - Fuckin' Death DIGIPACK CD 税込1,836円 (Vic)

Dark Descent盤CDが廃盤となっていましたが、このたびオランダVic Recordsからジャケットを新装してデジパックCDで再発!80年代初期にMASTERを結成したPaul Speckman氏が、他メンバーが固定しないためMASTERとしての活動を一時停止して、その間に活動させていたのがDEATH STRIKE。85年に残した唯一の公式音源であるデモにボーナスを加えて91年にNuclear Blastが再発して初期デスメタル・ファンに脚光を浴びました。Nuclear Blast盤ど同じく8曲入りでの再発です。

名作 Fuckin' DeathデモはMASTERで演奏する曲もあって、Paul Speckman氏のライフワークとも言えるMASTERの兄弟的バンドとして捉えてもらえば問題ないでしょう。したがってクラスト系ハードコア・ファンも度肝を抜かれるMASTER譲りの怒涛の疾走ダークネス・デスメタルが激渋カッコいいデス!!! 初期MASTERはBASTARD PRIESTも手本にしてるように、もはやスウェディッシュ・ハードコア並みの疾走ダーク・スラッシュですが、このDEATH STRIKEの方がMASTERよりも若干整合感が備わってるでしょうか。MASTERではChildren Of The Graveも爆走カバーしてたけど、サバス的ダークネスに踏み込んだような楽曲もDEATH STRIKEでは披露してます。



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・SADNESS - Ames de Marbre CD 税込1,836円 (Vic)

当時日本にも多くの作品が輸入されていた、マニアには有名なスイス名門レーベル Witchhunt Recordsから1993年に発表されたスイス産ドゥーム・デス・メタルの1stアルバムが、デモ2種をボーナスで加えてVic Recordsから再発。インパクトのあるジャケットと、また当時Howling Bullにより帯付で日本流通されていたこともあり、マイナーなわりには日本でもけっこう知られている作品かと思いますが、近年は海外でも評価が高まっているようです。


Tracks 1-7 : "Ames de Marbre" ALBUM (1993年)
Tracks 8-9 : "Eodipus" DEMO (1992年)
Tracks 10-13 : "Y" DEMO (1991年)


サウンドはアヴァンギャルドな感触もあるゴシック・ダーク・サウンドで、DEVIATED INSTINCTのNailedみたいな非メタルのダーク・コールドネスが好きな人にも好まれそうな感じです。そこにKATATONIAなども思わせるドラマチックで繊細なメロディーと、ANATHEMAなどの影響のような女性Vo.もプラスして、英国や北欧の初期ゴシック・ドゥーム・デス・メタルに非常によく似たところがありますが、彼らをこのスタイルに導いたのは、母国スイス・レジェンド CELTIC FROST "Into the Pandemonium"アルバムだったそうです。確かにUKゴシック・ドゥームや、あとオランダのアヴァンギャルド・ドゥームとも通じる感覚もありますが、退廃的な美しさと同時に不気味さも兼ね備えているところは、CELTIC FROSTやSAMAELといったスイス・バンドならではの特徴かも知れません。デモ時代はさらにデス・メタル色の濃い極悪耽美なドゥーム・デス・メタルで、こちらはETERNAL DARKNESSやCRYPT OF KERBEROSなどのスウェディッシュ・ドゥーミィー・デス・ファンから、PROPHECY OF DOOMやDEVIATED INSTINCTなどのデス・クラスト・メタル・ファンにもかなりオススメです!!



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・LORDS OF THE STONE - Roses for the Dead CD 税込1,836円 (Vic)

CELESTIAL SEASONとSplit 7"や、Massacre Recordsからフルアルバムも1枚発表していたオランダの男女ツインVo.ドゥーム・メタル・バンドのデモ集CDがVic Recordsからリリース。Vic Recordsが得意とする、ドゥームとデスの中間的なスタイルの90'sアンダーグラウンド・ダッチ・メタルの再発が好きな人にぜひ聴いてもらいたい、グレートなコンピレーションCDです。


Tracks 1-5 : The Rhymes of Bitterness DEMO (1992年)
Tracks 6-8 : Diamond in the Dust DEMO (1994年)
Tracks 9-11 : In an Eyelid's Fall DEMO (1995年)
Tracks 12-14 : Sweet Revenge DEMO (1998年)


80年代後期~90年代初めのユーロ・デスラッシュ好きには有名なGOD DETHRONEDのメンバーなどが、ドゥーム・メタルにチャレンジすべく1992年に始めたプロジェクト・バンドで、1stデモはCATHEDRALとPARADISE LOSTに影響されたスタイルだった、と、セルフ・ライナーノートでメンバーが語っています。実際、初期CATHEDRALからの強い影響は、楽曲からVo.のLee Dorrianなりきりっぷりにまで至る所に感じられますが、しかしこのバンドの特徴はそこに女性Vo.も乗せているところで、1stデモでの初期CATHEDRALのような地獄deslowドゥームに女性Vo.が被さるミスマッチは、アンダーグラウンド・デス・ドゥームならではの醍醐味です。そして3rdデモあたりになるとそのスタイルも見事に消化され、ゴシック・デス・ドゥーム要素も強まった楽曲と女性Vo.の相性も申し分なくきまっています。ダッチ・アンダーグラウンド・メタル・シーンはドゥーム・メタルも90年代からけっこう盛んで、当店は1990~2000年代のDispleasedのリリースはむしろドゥーム・メタルの入荷の方がメインだったなぁ、と、ちょっと当時の状況も思い起こしました。ドゥーム・デス・メタル・ファンから90'sユーロ・ドゥーム・メタル・ファンにまでオススメ!!


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