RECORD BOY

Metal Deadness!!


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・CARSINOID - Metastatic Declination LP 税込2,640円 (Blood Harvest)

オーストラリア・メルボルン出身、今年2019年のAsakusa DeathFestに参加のため来日も果たしたCARCINOIDの1stアルバム・アナログ盤です。帯付で、帯裏面にDLコードが付いてます。

lowデス・メタルも様々なスタイルが乱立する昨今、これはもうスカッ!と気持ちが良いくらいAUTOPSY型どんより、弦はダルンダルンなlow-end filthyデス・メタルでグレートーー!!リチュアルな手法を一切取り入れず、AUTOPSY型デスをいっそう原始的に突き詰めていて、ANATOMIA, WORMRIDDEN, UNDERGANGの一角に食い込むことのできるバンドが、ようやく出てきたような感すらあります。しかも、近年盛り上がりが凄まじいオーストラリア・メルボルンというのも実に興味深い。女性ベーシストも、ジョー・ベンチ的な渋い存在感で面白い。ライブ見とけばよかった。。。UNDERGANGファン完全必聴オススメdeath!!



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・PESTILENT DEATH - Chapters of Depravity LP 税込2,640円 / CD 税込1,980円 (Blood Harvest)

Caco-Daemon Recordsによる帯付きジャパニーズ・バージョン・テープ・シリーズが以前入荷していたLAデス・メタル・バンドPESTILENT DEATHの、Blood Harvestからリリースされた2019年アルバム。これまでのリリースはほとんどがデジタル配信やデモで、自主制作CDRなどでなく流通に乗るリリースとしては、これが初フルレングス・アルバムになると思います。アナログ盤は帯付で、帯裏面にDLコードが付いてます。

西海岸で低く重いデス・メタルを追求しているバンドのせいか、AUTOPSYウォーシップとして紹介してるレビューがけっこうあるけど、デモを聴いた時も思いましたが、この感触はどちらかと言うとフィンランド・デスとニュージャージーやペンシルベニアなどの東海岸デスを結ぶスタイルのlownessに近いと思います。地獄の荘厳さを追求していませんが、初期INCANTATIONが備えていたサタニック・デス風味のプリミティヴなlowスタイルで、Vo.の極悪lowスタイルもちょっとCraig Pillardっぽい、なんていうふうに聴こえてくるのは、思い込みが激しいでしょうか?同じくLA出身でありながらNY型デス・メタル・ウォーシップなスタイルで今年好セールスを記録したMORTAL WOUNDと並んで、LAアンダーグラウンド・デス・メタル・シーンに一気に視線が注がれそうな可能性を感じさせる注目株death!!



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・COFFIN ROT - A Monument To The Dead LP 税込2,640円 / CD 税込1,980円 (Blood Harvest)

北米アンダーグラウンド・エクストリーム・メタル重要都市、オレゴン州ポートランドからまたしても人気が爆破しそうな若手有望株が登場。2017年結成で、これまではデモとSplitをリリースしてきたバンドの1stアルバムです。Blood Harvestからのリリースで、アナログ盤は帯付。帯裏にDLコードも付いてます。

サウンドは日本でも安定した人気のある王道のスウェディッシュ・スタイルで、本場スウェーデンならばMIASMALやDISRUPTED、スペインGRAVEYARD、イタリアPROFANAL、USオークランドATRAMENTなどが好きだった人も魅了するであろう疾走感が爽快です。しかし、このバンドはPOSSESSED的な邪悪リフやハードコアなストローク・リフをHM-2サウンドを強調するタイプと違い、SLAYER起源のリフ・ワーク/突進力/重苦しい曲構成のバランスを、GRAVEの1stアルバムに近い手法で聴かせます。ポートランド・エクストリーム・メタル・シーンならではの、ハードコア・シーンとも接した風土も、このダイナミズムに絶妙に影響しているのかも知れません。いずれにしろ、日本でも既に耳の早いマニアはチェックしてるようですので、カナダTOMB MOLDのように今後けっこう人気出そうな注目株death!!



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・NOCTAMBULIST - Atmospheres of Desolation LP 税込2,640円 / CD 税込1,980円 (Blood Harvest)

Dark Descent Recordsの拠点、USコロラド州デンバーから登場した新鋭バンドが、スウェーデンの老舗 Blood Harvestからアルバム・デビュー。なぜDark Descentはまたこんな凄い新人が地元から出てきたのに手を出さなかったんだ?と不思議に思うくらいの鬼気迫るテンションと完成度の圧巻1stアルバムです。アナログ盤は帯付で、帯裏面にDLコードが付いてます。

ジャケの雰囲気からリチュアル・デス系をちょっと匂わせるので、ピークを過ぎて遅れてやってきたようなバンドかと一瞬思いきや、これがドラミングからギター・リフまで壮絶なテクニックで終始掛けめぐるハイブリッド・カオティック・デス・メタルで、もうあっけにとられて呆然としながらも聴き入ってしまいました。PORTALがアヴァンギャルド感をサイケデリックなトーンに変えたような感じもあり、途中かなりNEGATIVE PLANEも思わる妖艶パートも聴かせます。さらにサンフランシスコのHOWLS OF EBBや、スウェーデンのREVEALといった、どこかオルタナ/ジャンク・ロック的なカオスも感じさせ、しかし土台はGORGUTSやMITOCHONDRIONなどのカナディアン・プログレッシブ・デス・メタルに匹敵する激烈フュージョン変態デス。コロラドと言えば、BLOOD INCANTATIONの新作はまぁーーーーーったく送られてくる気配無くてイラつくけど、これ聴いてやる気取り戻しました。凄いdeath!!



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・SUFFERING HOUR - Dwell ONE-SIDED LP 税込2,200円 / CD 税込1,430円 (Blood Harvest)

USミネソタで2011年に結成されたCOMPASSION DIESというバンドを母体とするデス・メタル・バンド SUFFERING HOURの2019年最新EP。20分弱に及ぶ長尺プログレッシブ・ナンバー1曲で勝負していて、これが素晴らしい出来栄えで、既にアンダーグラウンド・シーンでは高く評価されています。今回もスウェーデン Blood Harvestからのリリースで、アナログ盤は帯付。帯裏にDLコードも付いてます。

まるでAjna Offenssiveや北米バンドのような冷たさのあるギター・サウンドが、時にはNEGATIVE PLANEのようなサイケデリックなムードまで醸し出すデス・メタルで、以前入荷した1stアルバム In Passing Ascensionも素晴らしい内容でした。今回もデス・メタルのフレーズとリフでプログレッシブ&ちょっとコズミックに構成してるんだけど、ドラミングがもっとスラッシュ/スピード・メタルのスタイルに近く、やはりこれはかなりTHE CHASMを思わせるかっこよさで激渋グレートdeath!!ちなみにこのドラマー、SATAN'S SATYRSでもヘルプで参加してたことがあるらしい。THE CHASMファンに絶対オススメ!!

Suomi Metal!!


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・PYOVELI - No Speed Limits CD 税込1,870円 (Rotten Leather prod.)

来ました!PYOVELI新作!!!現行北欧クロスオーバー・スラッシュのトップを行く同じ国の若き有望株 FORESEENのジャパン・ツアーが今日からいよいよ始まるっていう直前に、よりによってフィンランド最弱スラッシュ・メタル PYOVELIの超ウルトラ・メガ・ファッキン・アーマゲドン待望4thアルバムが到着です!!!

1998年に結成されたPYOVELIは、MOSH ANGEL(超気になる)のドラマーだったT. Metal N.がドラムとVo.を担当し、その兄弟だというT. Pyoveli N.の2人によるスラッシュ・メタル・バンド。1stアルバムのタイトルが"The New Renaissance of Speed & Thrash Metal"だったことからもわかる通り、80年代スラッシュ/スピード・メタルの熱いゴミ・サウンドを体現すべく結成された確信犯ポンコツ・スラッシャーです。確かに狙いすぎな感もありますが、サウンドは本物の80'sスラッシュ・メタルが好きならば絶対にBGMとして聴きながすことの出来ないスピリッツに満ちあふれています。2ndアルバムでカナディアンAGGRESSION並みにスピードアップしてきてハードコア・スラッシャーを驚かせましたが、本作でもそのスピードと初期DEATHROWやPleasure to Kill時代のKREATORのような汚さを完璧に両立。1stアルバムの頃からオッサンだった2人のルックスも相も変わらずフツーのオッサンで、血気盛んな80年代のスラッシュ・ファンをことごとく失望させたような、こざっぱりファッション化の心配も無用。なんせ最初からかっこよくないからね。しかし、今回はフォト・セッションにかっこいいメタルの奴が1人加わっている!!誰かと思ったら、MOSH ANGEL(バンド名を口にするたび常に気になる)でT. Metal N.氏の相棒だった人物で、あのSOLITAIREのメンバーだった人でもあります。ケンメリみたいなジャケの車もイチイチ我々世代のツボを突く。とにかくPYOVELIホントに最高!!!



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・ASPHODELUS - Stygian Dreams LP 税込2,640円 / CD 税込1,870円 (Terror From Hell)

2014年発表の1st EPがかっこよかったフィンランドのデス・ドゥーム・メタル CEMETERY FOGを母体とするASPHODELUSの1stフルレングス・アルバム。CEMETERY FOGはデス/ドゥーム/ホラー/エピックのバランスが非常に好みのタイプでしたが、CDをリリースしていたTerror From Hellが近年さらに輪をかけて流通が悪くなってしまい、CEMETERY FOGから発展したこのASPHODELUSについても今まで全く気付いてなくて、「CEMETERY FOGが改名したASPHODELUSがアルバムやデモを出してるのでBOYさん入荷するだろうと待ってるんですが、入りませんかね?」と熱心なお客さんにお問い合わせいただいて、ようやく入荷した次第です。長かった。。。2019年中に販売できてよかったです。アナログ盤はブラック・ビニールのみで、ジャケはゴールド・フォイル・プリントの美しい仕上がりとなっています。

CEMETERY FOGの頃は、北欧型エピックよりもイタリアン・オカルト・メタルなどのホラー・サイケ感に近い感覚もあって、初期スウェーデンANGUISHが怪しいアングラ・ムードを増幅したような、ブラック/デス・メタルの凶暴性も捨てきってないドゥーム・メタルが当店好みのスタイルでした。しかし、アングラ気質が色濃く出ていたので、王道の北欧ドゥーム・デス・メタル・エピックを求める方々には全く注目されてませんでしたが、、、このASPHODELUSはそんな北欧叙情系デス・ドゥーム良識派を自負するような人達がぐうの音も出ないような大成長を遂げています。まるでKATATONIA!!!CEMETERY FOGの頃からKATATONIAの影響は公言していましたが、クラシカルなキーボードと北欧フォーキーなエピカスの融合が、初期KATATONIAからの絶大な影響をしっかりと感じさせます。CEMETERY FOGと併せてオススメdeath!!

Scandinavian Metal Jawbreakers!!


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・BORN FOR BURNING - The Ritual LP RED VINYL 税込4,400円 / BLACK VINYL 税込2,970円 / DIGIPACK CD 税込2,090円 (Critical Mass Recordings)

メロディックなフレーズを凶暴な激烈サウンドに乗せた90年代スウェーデンのデス・メタルとブラック・メタルの橋渡し的重要バンドの中の一つ、UNANIMATEDのシンガー Micke Jansson氏によるBATHORY完全崇拝型ブラック・メタル BORN FOR BURNINGの1stアルバム。デビューEP同様にCritical Massからのリリースで、アナログ盤はレーベル直販限定100枚のレッド・ビニールも特別に少し提供してもらいました。

BATHORYの2ndアルバム The Return...に収録されていた曲名をバンド名にしている通り、EPではThe Returnアルバムのあの殺伐とした原始的ロウなサウンドを表現しきっていて極渋でしたが、その反面、生半可なBATHORYポーザーを寄せ付けない極悪さが、どうしてもセッション・プロジェクト的な匂いを強めていました。フルレングスで如何にしてあのBATHORY原理主義を表現してくるんだろう、と楽しみにしていたけど、ザックリまとめますと、土台はThe Returnの極悪ブラック・メタル、勇壮なパートも導入してUnder The Sign of Black Mark風味も見事に決まってるな、と、ここまでは想定内ながら、オーラスはもはやHammerheartも越えてTwilight of the Godsまで到達したようなペイガン・フォークをチラ見させて締めるという、やはりBATHORYを間近で実体験したであろうミュージシャンによる生粋のBATHORYウォーシップ最高峰ロウ・ブラック・メタル・アルバムで素晴らしい!!EPは極悪すぎた、、という人もこの完成度は認めざるを得ないでしょう。そしてEPのその極悪さにブチのめされた人は、また今回もブチのめされましょう!!!666!!!



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・WORMRIDDEN - Festering Grave 12" GLOW IN THE DARK VINYL w/ PIN & MAGGOTS 税込3,300円 / BLACK VINYL 税込2,640円 (Me Saco Un Ojo)

Asakusa DeathFest 2019でも格の違いを見せつけたUNDERGANGのDavid氏がベース&ギター、そしてANATOMIAの中心メンバーであり、TRANSGRESSORやNECROPHILEなど、日本デス・メタル・シーン黎明期から重要バンドで活動し続け、多くの海外デス・メタル・ミュージシャンにもリスペクトされるTanaka氏がドラム&Vo.を担当するデンマーク+日本デス・メタル・混合プロジェクト・バンド WORMRIDDENの、入手不可能となっている過去2作品をまとめたコンピレーション12"アナログ盤。暗闇で光る限定グロウ・イン・ザ・ダーク・ビニールはウジ虫(もちろんフェイクです)&ピンバッジ付き。


A1-A2 : "Infesting the Grave" DEMO (2012年)
B1-B2 : "Festering Glorification" EP (2015年)


2012年発表の1stデモEPは、INCANTATIONウォーシップ・デス・メタルの現行バンド最前線 ENCOFFINATION, FATHER BEFOULED, VASAELETHなどにも共通する暗黒の荘厳さ漂うlowデス・メタル・サウンドでしたが、2015年発表EPはAUTOPSY型のlow & rawデス・メタルな腐臭が強まり、さらにTanaka氏のウルトラlowestボーカルがDEMILICH級に最低(いつも言ってますが、最も低いという意味です)のガテラルで凄まじすぎて、深化と言うかまるで腐敗が進行したような凶劣さ!!デス・メタル本来の原始性に基づいたこのlow-end tortureデス・メタルは、もうさすがとしか言いようがありません。近年のUNDERGANGに魅了されている人でまだ聴いたことのない方は、ぜひこの機会にどうぞ!!

Beyond The Black Metal!!


*久しぶりに最高のブラック・メタル商品が揃いました。汚いブラック・メタルはやっぱり最高!!本当はBORN FOR BURNINGのLP&CDも届いたので一緒にアップしたかったけど、時間なかったので今日はここまで(BFBも買う!って人はもちろん一緒に承ります)。水曜は定休日ですので、受注対応は木曜日以降になります。



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・MOENEN OF XEZBETH - Forever Rotting Winter 7" RED VINYL JAPANESE EDITION w/ OBI 税込1,320円 (Medieval Prophecy)

NWNからのリリースで世界中のプリミティブ・ブラック・メタル・マニアに絶賛され一躍注目を浴びたベルギー・ブラック・メタル PERVERTED CEREMONYのドラム&Vo.を担当しているMorbid Messiah氏によるワンマン・ブラック・メタル・プロジェクト MOENEN OF XEZBETHの2曲入り7"を、このたび当店が日本限定帯付として独占流通。

このEPはMedieval Prophecy Recordsなる新興レーベルから2018年にリリースされ、何枚プレスだったのか知りませんがリリースの情報が行き渡る前に完売。そしてこのたび、ジャケット色を赤からモノクロに、レコード盤を黒から赤に変えた2ndエディション・レッド・ビニールとして再プレスされました。当店でここまで純正な地下ブラック・メタルを独占流通するのは今までなかなかなかったと思いますので、ちょっと唐突に思われるかも知れませんが、しかしこの日本語帯の風貌、どこか見覚えがあるというアンダーグラウンド・エクストリーム・メタル・ヴィニール・コレクターも居るかと思います。数年前に大モメにモメて決別したヤツが帰ってきました。ワタシも意地っ張りですが、良いオファーの前にはあっさり水に流すタイプですので、マーケットは数年前とは全く違い干乾びあがった状況なのでどう転ぶかわからないけど、センス悪くない奴なんで、またサポートしていこうかと思います。この2ndプレス・レッド・ビニールもプレス枚数公表してませんが、日本流通バージョンは50枚限定です。

PERVERTED CEREMONYがハイプな人気を得たのは納得しようと思えば出来なくもない(それでもかなり極悪プリミティブですが、、、)、例えばBEHERITやVONがブラック・メタルというサブ・ジャンル外の前衛的エクストリーム・ミュージック・マニアにも人気があるような本場海外ブラック・メタル・シーンならではのクロス・ボーダーな現状を良く表してるかと思いますが、このMOENEN OF XEZBETHはPERVERTED CEREMONYの奥底にもあるであろう閉鎖性を強烈に打ち出して地下に潜伏したような、2000年代前半辺りの欧州ブラック・メタルにも似た危険性を臭わせています。NWNからのアルバムを聴いた時も感じさせた通り、やはり初期SAMAELからの影響は絶大だけど、Morbid Messiah氏はこのバンドはよりマニアックな趣向を打ち出すべく始めたようで、NWNから再発されてたポーランドのXANTOTOLや、Hammer Of Damnationからのコンピレーション・アルバムが反響の大きかったブラジルのINVOKERなどもインスパイアされたバンドとして名を挙げています。さらにキーボードも重要な役割を果たしていますから、ROTTING CHRISTやNECROMANTIAといったギリシャ・ブラックのクリプティックなオカルト風味や、初期MASTER'S HAMMERの影もちらつかせます。イタリアやギリシャのサイケデリック・ホラー感、且つ南米や東欧のガビガビ・ロウファイ・ノイジーも追及する、このスタイルは日本でも大好きな人が絶対居るはずです。今のところ発売前の問い合わせは日本国内から1件もなく全て海外からですが、ぜひこの機会に現代のブラック・メタル・トゥルー・カルトをチェックしといてください!!!



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・NECROMANTIA - From the Past We Summon Thee 7" 税込1,320円 (The Sinister Flame)

ROTTING CHRISTやVARATHRONなどと並んでギリシャ・ブラック・メタルを代表するアテネのNECROMANTIAの1994年リリース1st 7"が、フィンランドのThe Sinister Flameから限定500枚で再発。オリジナルはSpellboud RecordsとDarkside Recordsの共同リリースで、真ん中のドラゴン・マークが白のものと赤のものがありました。白い方が案外見つけにくくて(と言うか、見たことない)赤いのはエンボスでしたね。今回はジャケを白地にして全体を白黒反転させることによって、真ん中のドラゴン・マークが本来の感じになってクッキリしたナイス・アイディア・リイシューです。オリジナル盤2種を持ってる人も、欲しくなってしまうのではないでしょうか。ちなみにCDバージョンはWild Ragsから出てました。

内容については、エピックな面が強調されることが多い初期ギリシャ・ブラック・メタルのアナザー・サイドである、凶裂に原始的なブラック・メタル・サウンドが爆発しています。まるでファズった初期IMPURITYのような極悪リチュアル&プリミティブなノイジー・ブラック・メタルは、INVOKERやブラジリアンBEHEMOTHといった、SAMAELなどの影響を感じさせるグダグダ南米ブラック・メタル・ファンにも超オススメ!!



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・V.A. - Vinnum Dei Satanas-The Wine Of Satan LP 税込3,300円 (The Sinister Flame)

オリジナルは1993年にTHOU ART LORDやMORTIFYなどのシンガーであるGothmog氏のレーベル ギリシャSpellbound Recordsからリリースされた初期ブラック・メタル傑作レア・オムニバスLPが、フィンランドのThe Sinister Flameから再発!!と言っても、2016年末にリリースされていた再発盤で、とっくのとうにレーベルでは完売。このたび、THE LORD DIABOLUSの日本でのディストリビューションに際して、見落としてたこのLPもなんとか一緒に日本で販売したく、無理矢理10枚だけかき集めました。

この素晴らしいChris Moyen氏画伯のジャケ・アートと、各バンドかっこいい写真提供のインナーの再現がちょっと雑で、まるで2000年代のアンオフィシャル・リリースのような雰囲気のレコードでもありますが、もちろんオフィシャル・リイシューですし、オリジナル盤は状態良好だと(90年代南欧のレコードって状態良くないのが凄く多い)近年は200ドル越えコースになってる超レア盤でワタシも手にしたことがないので、元々こういう不鮮明な写真だったのかどうかわからないけど、まぁとにかくあるうちにこの再発盤で押さえておきましょう!!


DIABOLICAL SIDE:
1. BEHERIT “Paradise of thy demonic host”
2. CORPSE MOLESTATION “Swarming black emotions”
3. PANDEMONIUM “Sunless domain”
4. MASTER’S HAMMER “Lithographic calender”

DAEMONICAL SIDE:
5. THE BLACK “Book of Leviathan”
6. CRUCIFIER “Chime of the goat’s head bell”
7. PERDITION HEARSE “Intro/My ancient gods behind them all”
8. MORTUARY DRAPE “Into the catacomba”


内容はこのアンビリーバボーなラインナップから期待する以上に素晴らしいし、オフィシャルのbandcampでサンプル聴けますので、イチイチ各バンドについて改めての説明は省略しますが、個人的なベスト・チューンは、CORPSE MOLESTATION, MASTER'S HAMMER, CRUCIFIER, MORTUARY DRAPEってところかな。NWNが再発したポーランドPANDEMONIUMもこうして聴くとかなり渋い。まぁ、ホント全部最高です!!



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・the LORD DIABOLUS - Down There... ONE-SIDED 12" 税込3,300円 (The Sinister Flame / Dark Descent)

2019年下半期リイシューの話題性ナンバーワンは間違いなくコレでしょう。フィンランド・ブラック・メタル BEHERITが、Turbo Musicとの契約トラブルでBEHERITとして身動きが出来なかった1991年にTHE LORD DIABOLUS名義で残した唯一の音源である4曲入りデモが、遂にオフィシャル再発。これまではBeast of Beheritコンピレーション・アルバムに3曲、他はARCHGOATとのSplitという形で全4曲がブート再発されていましたが、このたびフィンランドのThe Sinister Flameが片面エッヂングの重量盤で全4曲を初単独再発してくれました。CDは今のところ予定無し。Dark Descentとの共同リリースで、The Sinister FlameもDark Descentもともに既に完売。日本は幸運にも当店がオフィシャル・ディストリビューションを託されましたが、当初の枚数よりショートしての入荷ですので、売り切れ御免入荷です。まだヨーロッパのショップには在庫持ってるところもありそうなので、アボイドBOYな人はそちらでどーぞ。とにかく、万難を排してでも入手すべきとはこのことです!!!

そしてこのデモ4曲、ただレアな音源だという以前に内容が震えるほどにかっこいい。1stアルバムにして最高傑作 Drawing Down the Moonで再録される曲もありますが、あの1stアルバムで確立したコズミックなエレクトロ・ノイズな感覚も既にほんのり感じさせるゴアリーな汚濁ノイズ・グラインド・ブラックという、絶対にBEHERIT以外には成し得ない奇跡のゴア・ノイジー・ブラック・メタルが完全無欠にかっこいい。ホントかっこいい。ブラック/デス/グラインド/ノイズ/エクスペリメンタルなど、フィンランド・エクストリーム・ミュージック・ファン全員必聴。病んでる奴ら全員必聴&kiiilll!!!

Metal from the Graves!!


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・THERGOTHON - Fhtagn-nagh Yog-Sothoth LP 税込3,300円 (The Crypt)

1991年の自主製作リリースに始まり、その翌年のWild Rags Recordsによるライセンス・バージョン・カセット、1999年のイタリアEibon RecordsによるCD化、さらにリアル・カルト・ドゥーム・レーベル Painiacがヴィニール化して、世界中の真性ドゥーマーを魅了してきた伝説のフィンランド・フューネラル・ドゥーム・デス・メタル THERGOTHONの名作デモが、The Cryptからアナログ盤再々発。ただでさえ入手しずらかったPainiac Recs盤は案の定早々に姿を消し、その後2013年にこのThe Cryptが限定500枚で再発したLPも即完売。今回はクリア/パープル/ブラック各ltd.100枚の限定300枚プレスです。

カルト・フランス/ドイツ・スーサイダル・ドゥーム・メタル WORSHIPが影響を受けたと公言していたバンドだけど、絶望と哀愁を見事なバランスで表現した1994年アルバム Stream from the Heavensよりも、このデモの時のTHERGOTHONサウンドにWORSHIPは強く触発されたのでは?と思わせるくらい狂気が充満しています。もちろん絶望旋律は悲哀に満ちていますが、ここではその絶望を凶暴性に転嫁したようなスロウネスとなっていて、ウルトラlowなヴォーカルも極悪。このVo.は、DEMILICHやNECROPHILIACなどのオールドスクール・デス・メタル・ファンも悶絶することでしょう。全ドゥーマー、デス・メタラー、ついでにブラック・メタル・ファンまで必聴のカルト・デモ・クラシック!!



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・ETERNAL DIRGE - Morbus Ascendit LP 税込3,300円 (The Crypt)

Unspeakable AxeからCDが再発されてカルト・デス・メタル・コレクターの間で話題となったジャーマン・デス・メタル・バンド1992年発表1stアルバムが、The Crytptから初ヴィニール化。限定300枚で、グリーン/クリア/ブラックの各ltd.100枚。

HASSというドイツの初期パンク・バンドのレーベルからリリースされていて、相当なオブスキュア・デス・マニアでも存在は知らなかったという幻のリリース。しかもサウンドがまた非常に独特で、展開の激しいスラッシュ土台のテクニカルなデス・メタルなんだけどMORBID ANGELのようなアメリカン・スタイルとはまるで違い、北欧の透明な旋律とも異質のフォーキーなメロディーが絡みついた、牧歌デス、または民謡デス、みたいなフレーズが最高にストレンジでグレートdeath!!ジャーマン・メタルの伝統を継承したクサレ感は邪悪とはかけ離れたほのぼの旋律で、個人的にはNWN!が再発して即完売したギリシャのカルト・デス・スピード・メタル DEATH COURIERに近いものを感じました。オブスキュア・デス・メタル・マニア必聴級のカルト・レア発掘盤です!!



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・EXCRUCIATION - Prophecy of Immortality 2CD 税込2,200円 (Dark Symphonies)

スイス・チューリッヒのスラッシュ・メタル・バンドの1988年~1990年録音デモ3種をまとめたコンピレーション・アルバムが、Dark Symphoniesから2枚組CDでリリース。1987年発表 "Last Judgement" MLPは名門Chainsaw Murderからのリリースでありながら、オリジナル盤MLPが2000年代までけっこうデッドストック残ってたせいか、これほどオールド・デス/スラッシュ・メタル・リイシューが盛んな現代でも非常に人気のないバンドという印象が強いです。なぜですかね?このコンピレーションを聴いて、改めてこのバンドの評価が不当ではないかと感じてしまいました。


DISK 1
Tracks 01-10 : Prophecy Of Immortality PROMO 1988 (Remix 2019)
Tracks 11-14 : Abyss Of Time DEMO 1989

DISK 2
Tracks 1-10 : Prophecy Of Immortality PROMO 1988
Track 11-14 : Act Of Despair DEMO 1990


フルアルバム並みのボリュームとクォリティーで製作されたProphecy Of Immortalityプロモ・デモをメインに据えた構成で、ニュー・リミックスとオリジナル・ミックスの2パターンを収録していますが、ここで収録されてる3種デモは、その昔JL AmericaとTurbo Internationalのカルト・レーベルからAnno Domini-An Anthology Of The Pastというタイトルでリリースされたコンピレーション・アルバムが存在しましたので、Anno Dominiデモcomp. CDのデラックス・バージョンのような体裁です。サウンドはLast Judgement MLPの頃のスタイルが完成に近づいたような、これぞユーロ・ダーク・デスラッシュ!な渋さで、スラッシュ・リフを低く黒いデス・メタリックな感触で叩き出したスタイルは、DESTRUCTION, CORONER, MORGOTH, PESTILENCEなどのファンに絶対オススメdeath!!



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・INSANITY (San Francisco, US) - Death After Death 2CD 税込2,200円 (Dark Symphonies)

一足先に入荷した1985 Demoの12"バージョン再発が好評で品切れ後も問い合わせを多くいただいているサンフランシスコINSANITYの、1993年発表1stアルバムもDark Symphoniesからボーナス多数追加の2枚組CDで再発。2009年にArea Death pro.から出ていたChronicles of the Cursedなど、過去にも1stアルバム+@のコンピレーション・アルバムが発売されては完売となっていましたが、今回もデモ/リハーサル/ライブなどのレア音源を過去バージョンと微妙に変えながら、全35曲入りのフル・ボリュームな内容となっていますので、過去バージョンを買い逃してた人はぜひ入手してこのカルト・レジェンド・デスラッシュを堪能してください。

アンダーグラウンド・シーンでは、REPULSIONなどと並んでUSデス・メタルのパイオニア・バンドの1つと評価されるバンドで、Shane Embury氏も強くインスパイアされ、NAPALM DEATHによるカバーで一気に知名度を上げたカルト・ベイエリア・デス/スラッシュ・メタル・バンドです。スラッシュ・メタルを究極までテクニカル且つブルータルにスピードアップしたようなデスラッシュ・サウンドはいつ聴いてもカッコよくて、本編1stアルバムはデモの時点で確立されたスタイルをスピードダウンすることなく整然とまとめあげた名盤。そして1985年で衝撃的な速さのデモはホント凄い!!テクニカル・リフとスピードの共存を確立したSADUSにも似た、スピードコア・スラッシュ系のつんのめり暴走スピードをキープしながら目まぐるしく怒涛の如く展開するデスラッシュ・サウンドが圧巻です。これが更に進化するとpre. DEICIDEのAMONや最初期MORBID ANGELあたりに接近するのでしょうが、INSANITYの場合はアメリカン・デスラッシュならではの整合感と粗野でクレイジーなスピード感のバランスが絶妙で、サンフランシスコだからと言うわけではないですが、後のパワー・バイオレンスのルーツがスラッシュ・メタルにもあったのがよくわかります。RIPPING CORPSEのデモにノックアウトされたような人は即死級の音源。NAPALM DEATH連中を始め、当時世界中のテープトレーダー達を熱狂させたのが完全に納得death。


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