RECORD BOY

Death Masters!!






・ADRAMELECH - Psychostasia / Seven / The Fall CD 税込2,160円 (Marquee)

フィンランド・デス・メタル・マスターピース、ADRAMELECHの1stアルバムがニュー・バージョンでブラジル Marquee Recordsから再発。オリジナルは高品質且つカルトな激レア盤を世に多く輩出したスペインRepulse Recordsから1996年にCDとカセットでリリースされ、Repulseが発展して今も活動するXtreem Musicが2014年に再発もしていますが、このMarquee Records盤はUKのメタル再発専門レーベル Blackendが2004年にリリースしていたコンピレーション・アルバムのライセンス・バージョンなので、1995年発表 The Fall EPと1998年発表 Seven EPも収録した全17曲入りとなっています。そしてMarqueeお得意のスリップケース付き!!Blackend盤CDを逃してた方は、ぜひこの機会にどうぞ。


Tracks 1-8 : Psychostasia ALBUM (1996年)
Tracks 9-13 : Seven EP (1998年)
Tracks 14-17 : The Fall EP (1995年)


初期DEMIGODにも一時参加していたことがあるJarkko Rantanen氏がドラムとVoを担当する中心メンバーで、この人はギターもベースもプレイするマルチ・プレイヤーな天才肌デス・メタル・ミュージシャン。ちなみに本作をはじめ数々のフィンランド・デス・メタル名盤のジャケ・アートを手掛けてきたTurkka G. Rantanen氏(EL ZINE #33のGALVANIZERインタビューでも話題となった人物)と兄弟だということですから、まさに天才家系なのでしょう。ADRAMELECHのサウンドは、DEMIGODにも引けを取らない突進力を維持しつつ起伏に富んだ展開の高い構成力と、そこにDEMILICHほどの変態的美学ではないですが屈折した叙情性も織り込んで、2大スオミDemiーMetal (DEMIGOD & DEMILICH), FUNEBRE, CONVULSE,などのファンは絶対に聴いておくべきバンドの一つdeath!!







・PUNGENT STENCH - For God Your Soul... For Me Your Flesh DIGIPACK 2CD 税込2,160円 (Dissonance prod.)

オーストリアを代表するデス・メタル・バンド PUNGENT STENCHの初期作品が各種再発。近年のデス・メタル・オリジナル盤高騰に伴い、発禁ジャケを連発してカルト性の強かったこのバンドの作品もアナログ盤/CDともに年々プレミアが上昇し、最近ではもうゼロが1個増えてしまうような状況となっていました。よってこの再発も世界中で大反響で、この1stは前回はまんまと逃してしまってました。1990年オリジナル・バージョンと、1993年リミックス&再録バージョンをセットにしてボーナスも加えた、6パネル・デジパック2枚組CD。


CD1 Tracks 1-10 : 1990 Original Recording
CD1 Tracks 11-18 : Live 2nd December 1989 Schorndorf, Germany
CD2 Tracks 1-10 : Re-Mixed, Re-Mastered And Partly Re-Recorded 1993 Version
CD2 Tracks 11-21 : Live 10th November 1989 Vienna, Austria


ゴアリー・シックネス且つサイコパスなカルト・イメージもあるバンドで、そういった趣向はアメリカン・デス・メタルのアングラ性にも通じるかと思いますが、でもNAPALM DEATHやCARCASSなどの初期UKデス・メタルの下地にあるパンク土台のようなものもどこか感じてしまうし、OBITUARYのグルーヴや、REPULSIONやNAUSEA L.A.などのグラインディング・スピードなど、とにかく初期デス・メタルのハードコア・プリミティブな面が好きな人は全員必聴級の重要名盤!!







・CORPUS ROTTUS - Rituals Of Silence LP 税込2,916円 / CD 税込2,160円 (Hammerheart)

1900年代にUSデラウェアでひっそりと活動していたローカル・デス・メタル・バンドの1991年発表1stアルバムがHammerheartから再発。過去にOutlaw Recordingsがそのデモを12"ヴィニール化再発して個人的には初めて知ったバンドでしたが、改めて聴いてもその時の好印象が蘇る素晴らしいオブスキュア・デス・メタル発掘リイシューdeath!!CDにはデモとオムニバス曲も追加して全14曲収録。


Tracks 1-8 : Rituals Of Silence ALBUM (1991)
Tracks 9 : "Midnight Offerings I - Death Metal Sampler From The U.S.A."Comp.Track (1992)
CD Tracks 10-14 : Demo (Jan. 1991)


デモの再発を聴いた時も強く感じましたが、このバンドはドラマーが素晴らしくて、Pete Sandovalを彷彿させる足技ながらTERRORIZERほどクラスティーなダイナミズムではなく、起伏の激しいプレイでグラインディング・デス感もある突進力で疾走しています。サグいグルーヴとは違うけどテクニカル・リフとズグズグ徘徊グルーヴのビートダウン・パートもかっこよくて、NAUSEA L.A.などのファンにはぜひチェックしてほしいです。ボーナスで収録のデモ音源はさらに疾走パートとビートダウン・パートの相性がグラインディングで、初期グラインド・デス・ファンも必聴!!

Metal Deadness!!






・NECROPHILE - Awakening Those Oppressed LP CLEAR VINYL 税込2,916円 / BLACK VINYL 税込2,592円 (Me Saco Un Ojo)

MESSIAH DEATH, TRANSGRESSOR, そしてMESSIAH DEATHメンバーが発刊していた伝説のファンジン Deathrash Mayhem ZINEなどとともに東京にデス・メタル・シーンを築いたバンド NECROPHILEの1stアルバムがアナログ盤でようやく入荷!!結成から30年を経て遂に制作された超待望フルレングス作品です。

結成当初から交流の深かったUSのデス・メタル・バンドに触発されたような、神経質且つ奇怪なリフ・ワークが特徴のデス・メタルですが、このアルバムでは偏屈なフレーズや展開よりもオールドスクール・プライドを感じさせる疾走感も痛快です。ラストは初期の代表的名曲 Night of the Gloomy Narcistでフィニッシュ!!







・SULPHUROUS - Dolorous Death Knell LP 税込2,916円 (Night Shuloud)

HYPERDONTIAのデンマーク構成員のうち、David Mikkelsen氏(UNDERGANG, WORMRIDDEN, Extreme Rotten Records, etc)を除いた2人がやっているコペンハーゲンのバンドによる1stアルバム。中心メンバーでギター/ベース/Voを兼任するMathias Friborg氏はBlood HarvestからリリースのあるTAPHOSやパンク・バンドのNIGHT FEVERでも活動し、ドラムは2008年の始動以降流動的だったようですが、現在はPHRENELITHでも活動中のPaweł Tunkiewicz氏が担当。初期はPHRENELITHのベースで古くはDISCLOSE / G.A.T.E.S Splitの10"バージョンも出してた元Plague Bearer RecordsのJakob氏も参加していたようです。これまでデモ数種とEPを7"で1枚発表していて、本作が1stフルレングス・アルバムになります。

北欧だとフィンランドに多いグルーミーでスロウ・パートの比重が大きいタイプのデス・メタルですが、UNDERGANGの出現以降、このテはデンマークも優良バンドが出てくるようになりました。MORBID ANGEL型のテクニカル・リフで構成して、CONVULSE, FUNEBRE, DEPRAVITYなんかのフィンランド・デス・メタル系倦怠感で表現したようなスタイルは、INCANTATIONフォロワーなどが好きな人以外のオールドスクール・デス・メタル好きにもオススメできるタイプです。HYPERDONTIAよりもPHRENELITHが好み、っていうような人は間違いなく必聴death!!







・ENGULFED - Engulfed in Obscurity LP 税込2,592円 (Blood Harvest)

デビューEPが目の覚めるような素晴らしい傑作で、当店でも密かに好評だったENGULFEDの2017年発表1stフル・レングス・アルバムLP。前作アナログ盤はMe Saco Un Ojoからでしたが、今回はBlood Harvestからのリリースです。

BURIAL INVOCATIONのドラムと初期のギタリストが在籍していて、そのギタリストは現在HYPERDONTIAにも参加している人物です。BURIAL INVOCATIONが一時解散状態だった2012年にEPを発表して一気に頭角を表してきたわけですが、所謂INCANTATIONスタイルのバンドの中ではリチュアルなデス・アンビエント傾向とは一貫して真逆のスタイルを貫いていて、もはやそのような区分けはすべきではないくらい、本作でもキラー・オールドスクール・デス・メタル・リフ&フレーズの応酬です。と言いますか、HYPERDONTIAの核を成してるのがこのターキー・デス・メタル・チームであることが完全に証明されるのではないでしょうか。ニュージャージーやペンシルバニアなどのUSデス・メタル、INCANTATION影響下デスの宝庫でもある現行フィンランド・デス・メタル、ギリシャの老舗Nuclear Winter Recs aka Martyrdoom prod.などのファンは絶対に聴くべきBURIAL INVOCATIONと並ぶ中東デス・メタル最高峰death!!







・CORPSESSED - Impetus of Death LP BROWN VINYL / GOLD VINYL 各税込2,916円 (Me Saco Un Ojo)

LIE IN RUINS, PROFETUS, WORMPHLEGM, etcのメンバーから成るフィンランド・デス・メタル CORPSESSEDの2018年発表2ndフル・アルバムが、Me Saco Un Ojoからアナログ盤もリリース。VANHELGDのギター&VoのMattias Frisk氏によるアートも素晴らしい仕上がりです。

INCANTATIONフォロワー最盛期の頃はよりアンビエンタルな音圧派が主流で、リズムも埋もれるくらいに真っ黒な音塊のバンドが多かったですが、近年はそういうスタイルも減ってきて、どちらかと言うとそういったタイプに近かったこのCORPSESSEDの新作もリズムがクッキリしてオールドスクール・デス・メタルの輪郭がより際立っています。そこにメロディックなフレーズやエピックなパートも絶妙に織り交ぜ、ペンシルバニアやUS東海岸デス・メタル・バンド群にはない叙情性も武器として、INCANTATION影響下スタイルの多いフィンランド・デス・メタルの中でも高いクォリティーの作品となっています。







・FACELESS BURIAL - Multiversal Abattoir LP ORANGE VINYL 税込2,808円 / BLACK VINYL 税込2,484 (Me Saco Un Ojo)

今、勢いづいてきている要注目デス・メタル・バンドの一つと言えるオーストラリア・メルボルン出身のFACELESS BURALの5曲入り最新MLPがMe Saco Un Ojoからリリース。日本のパワーバイオレンス・ファンにもおなじみのIron Lung Recordsから1st LPを発表していたバンドで、本作MLPが予想を超える反響を呼び、このオレンジ・ビニールは即完売となりました。ちなみに前作1stアルバムと本作ミニアルバムは、ともにCDバージョンをBlood Harvestがリリースしていて、そちらも手配済みですので、CDお待ちの方はもうしばらくご辛抱ください。

サウンドはオールドスクール且つ現代的でもあるブルタリティーで、ROTTREVOREのツイステッド・グルーヴにDEMILICHのグルーミー・シックネスもミックスして、INCANTATION影響下のフィンランド・バンドのようなズブズブ感もあります。DEMILICHほど病的ではないけど、けっこうとっつきにくいのは確かで、この方法論で人気に火が付き始めている現状はちょっと興味深くもありますが、DEMILICHやROTTREVOREなどのオリジナル屈折デス・メタルを現行デス・メタルのフィルターにかけると、こういうことなのかも知れません。実際自分ももう10回以上リピートしましたが、最初「ふ~ん」程度だったのが、聴いているうちにドンドンはまってきました。間違いなく今注目に値する有望株death!!







・SHAMBLES - Primitive Death Trance DIGIPACK CD 税込1,728円 (Blood Harvest)

日本のマニアにもおなじみのアジアを代表するデス・メタル・バンドの一つ、タイ・バンコクを拠点に活動するSHAMBLESの、Blood Harvestに移籍して2017年に発表した最新作デジパックCD。全4曲で25分強という収録時間からもうかがえる、よりグルーミーに深化したlowデス・メタルの力作に仕上がっています。

2016年にはAsakusa Death Festに参加し、昨年2018年は日本ツアーも慣行。そのツアーをサポートしたANATOMIAと共鳴するのも実に納得の暗黒デス・メタル・ワールドが今回も渦巻いています。ANATOMIA, WORMRIDDEN, s-lownessを深めてきている近年のUNDERGANGなどが、ゴア・シックネスの替わりにVASAELETHやGRAVE MIASMAなどのような
INCANNATION影響下デス・メタルのオカルティックなテイストに寄ったような雰囲気でもあります。このテのスタイルとして間違いなく世界基準に達している、タイトルに恥じないグレートlowデス・メタル!!







・NOOSE ROT - The Creeping Unknown MLP 税込2,484円 (Me Saco Un Ojo)

GATECREEPERやSKELETONWITCHのメンバーなどが在籍するUSデス・メタル・バンドの4曲入りデビューEP。先にカセットで発表したものをMe Saco Un Ojoがヴィニール化したもにで、限定カラー盤の類いは存在しません。

スロウ・ドゥーミーなテイストの強いサウンドで、INCANTATIONやAUTOPSYといったアメリカン・デス・メタルの狂気ではなく、非常にシンプルでハードコア感もあるサウンドです。ほのかにエピックなムードも漂うのがポイント。DISMAやBOLT THROWER影響下クラスト・デス・メタル・ファンにもオススメできそうな新鋭death!!







・VOID TERROR - Soul Harvest 7" 税込972円 (Me Saco Un Ojo)

昨年リリースされたUSケンタッキー出身新人デス・メタル・バンドの2曲入りデビュー・デモ・テープをMe Saco Un Ojoが7"化して再発!限定カラー盤の類いは存在しません。

INCANNATION, FUNEBRARUM, DISMA, etcのUS東海岸デス・メタルからの強い影響を感じさせるスタイルで、王道パターンのデス・メタル・リフ&フレーズをヘヴィ・ディストーション・サウンドで叩き出す様は、根強い人気を誇るINCANNATIONフォロワー・デス・メタルのファンならば要注目です。難解さはないし、KRYPTSのようにドゥーム感を強調してないので、この重音圧が大丈夫ならば純粋にアグレッシブなオールドスクール・デス・メタルを求めている多くの人に受け入れられるのではないかと思います。デンマークのPHRENELITHなどが好きな人はぜひこの機会にチェックを!!







・ERODED (Germany) - Darkness Awaits The Dead CD 税込1,944円 (Dark Blasphemies)

過去にDECREPITAPHやPAGANIZERなどとSplitリリースのある2004年結成ジャーマン・デス・メタルのディスコグラフィーCDが、発掘再発でヒットを飛ばしてきたスペインのDark Blasphemiesからリリース。販売/流通された音源の他に、デモ/未発表セッション/ライブも収録した全17曲入り。


Tracks 1-5 : Beneath the Cross DEMO (2005)
Tracks 6-7 : Chapel of Blood SPLIT EP w/ PAGANIZER (2006)
Track 8 : Blades of Darkness SPLIT EP w/ DECREPITAPH (2010)
Track 9 : Blades of Darkness SESSION (2010)
Track 10 : DEMO
Tracks 11-12 : Stronghold of the Desecrator SPLIT EP / DEPRESSION (2013)
Tracks 13-14 : Stronghold of the Desecrator SESSION (2013)
Track 15 : Live (2017)


前半のデモを聴く限りでは、鳴かず飛ばずで終わりそうな特筆すべき点もないデス・メタルですが、PAGANIZERとのSplit EPから一気にクォリティーが上がり、スウェディッシュ系オールドスクール・デス・メタル・ファンならば必聴級の内容です。NIHILIST ~ ENTOMBEDに代表されるハードコア土台の疾走感とSLAYER起源のテクニカル・リフはデス・メタルのワンパターン美学を完璧に踏襲して、メロデス手前の北欧デス・メタル風ドラマチック・フレーズもお見事。バンドはどうやらほぼ活動停止状態のようですが、このまま人知れず埋もれれば数年後はカルトなデス・メタルとして評価されてしまいそうなタイプです。







・SERPENTRANCE - The Besieged Sanctum CD 税込1,728円 (Blood Harvest)

NWNからもリリースのあるブラック・メタルのPSEUDOGODや、Deathrash Armageddonからのカセットでデビューしてその後はOsmoseと契約し順調に活動を続けるSICKRITESのメンバーなどが在籍するロシアのブラック・デス・メタル・バンド。2015年にカナダのVault of Dried Bonesからカセットで発表した4曲入りデビュー作を、2017年にBlood HarvestがCDで再発したものです。

オリジナル・リリースがVault of Dried Bonesという点で気になった方も喜んでもらえるような、かなり邪悪性の強いブラック・デス・メタルで、これはなかなかインパクト強くかっこいいです。ブラック・メタル/デス・メタル/ドゥーム・メタルの一番黒い要素を抽出したようなサウンドで、曲によってはドゥーム色もかなり濃いです。INCANTATIONフォロワーのリズムが埋もれたようなヤツと違い、どこか呪術的な生々しさもあるドラムと、ロシアンらしい圧倒的な冷酷さの非人間性のミスマッチは、ドゥーム・パートだけ聴くとCORRUPTEDのファンなんかもグッとくるのではないでしょうか?オランダやベルギーのサイコパス・ブラック・メタル・ファンにもオススメ。Vault of Dried Bonesリリースのベスチャル・デス・ブラック・ファンも必聴。ジャケ・アートも素晴らしい。まだやってるのかな?大当たりデス!!



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・INTEMPERATOR - Grievous Malign Ritualism TAPE 税込864円

過去作全てがキョーレツなポンコチック・ブラックメタル・サウンドだったスペインのINTEMPERATORのライブ・アルバム・カセット!!!666!!!このバンドのライブ音源がカセットでリリースされるなんて相当なモンを覚悟してしまいますが、これがちょっと予想外の出来です。

VENOM, BATHORY, CELTIC FROSTなどのプレ・ブラックなスラッシュ・メタルを、BEHERIT系統のベスチャル/ウォー・ブラック的な暗黒雑音塊と、南米ウルトラ・メタルの原始人衝動、さらにジャパニーズ・メタルコアのバイオレンスで叩きだしたようなバンドですが、このライブは思ったよりちゃんとしていて、パンキーなプリミティブ・ブラック・メタルのマニアには普通にオススメしたくなります。UKロウ・スラッシュ・メタル・カルト、 VIRUSの名曲 Pray for Warカバーの選曲もグレート。プリミティブ・ブラック・メタル・ファン必聴!!

DarkNess DeathCent!!


*毎週水曜は当店の定休日ですが、Dark Descent関連商品が大量に到着していましたので、先ほどようやく終了しました。地獄のようなデス・メタル・アップデート定休日でした。。。



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・CORPSESSED - Impetus of Death CD 税込1,836円 (Dark Descent)

LIE IN RUINS, PROFETUS, WORMPHLEGM, etcのメンバーから成るフィンランド・デス・メタル CORPSESSEDの2018年発表2ndフル・アルバムCD。VANHELGDのギター&VoのMattias Frisk氏によるアートも素晴らしい仕上がりです。

INCANTATIONフォロワー最盛期の頃はよりアンビエンタルな音圧派が主流で、リズムも埋もれるくらいに真っ黒な音塊のバンドが多かったですが、近年はそういうスタイルも減ってきて、どちらかと言うとそういったタイプに近かったこのCORPSESSEDの新作もリズムがクッキリしてオールドスクール・デス・メタルの輪郭がより際立っています。そこにメロディックなフレーズやエピックなパートも絶妙に織り交ぜ、ペンシルバニアやUS東海岸デス・メタル・バンド群にはない叙情性も武器として、INCANTATION影響下スタイルの多いフィンランド・デス・メタルの中でも高いクォリティーの作品となっています。



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・DEVOURING STAR - The Arteries of Heresy LP SWIRL VINYL 税込2,916円 / CD 税込1,836円 (Dark Descent)

フィンランド・ブラック・リチュアル・メタル DEVOURING STARの2ndアルバムがDark Descentからリリース。前作 Antihedron EPが入荷した際は、素性不明と言いましたが、どうやらKRYPTSに新しく加入したギタリスト J. Lilja氏のワンマン・プロジェクト的バンドのようです。アナログ盤はDLコード付きで、今回はスモークがかったSWIRLワックスで入荷しました。

DEATHSPELL OMEGA関連バンドも彷彿させる不協和音リフなども使いつつ、VASSAFORやIRKALLIAN ORACLEなどのデス・アンビエント・タッチのリチュアルな手法で表現した、まるで昨今のリチュアル・デス・メタルの集大成のような圧巻サウンドです。これはそのテのファンにはたまらないでしょう!!ドゥーム・テイストが極悪なところが、いかにもフィンランドな味わいでしょうか。KRYPTSがブラック・メタルに寄ったらまさにこんなでしょう。NWN!のリチュアル・デス・メタル作品が好きな人にもおすすめdeath!!



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・VANHELGD - Deimos Sanktuarium LP CLEAR VINYL 税込2,916円 / CD 税込1,836円 (Dark Descent)

近年は他バンドのアートワークでも引っ張りだこで多才っぷりを発揮しているMattias Frisk氏がギター&Vo.で率いるスウェディッシュ・デス・メタル・バンド VANHELGDの2018年発表5thアルバム。アナログ盤はDLコード付きで、今回はltd.200枚クリア・ビニールで入荷しました。

リチュアル・テイストをINCANTATION型の冒涜性とミックスして地獄アンビエンタルに深化する手法はそろそろ出尽くした感ががありますが、VANHELGDはそれらとは異質の2000年代型ダークネスを、スウェディッシュ・デス・メタルの伝統的叙情と完璧に融合しています。前作 Temple of Phobosはスピードを落としたエピック・ドゥーミーなアプローチの印象も強かったけど、本作を聴くことによって、彼らの叙情性はスウェディッシュ・デス・メタルの王道に常に乗っ取ったスタイルで一貫していたことに気付きました。なんと言いますか、まるでDISSECTIONやEUCHARISTのメロディック・フレーズを現代のリチュアル・デス・メタルに乗せたような感すらあるのです。プログレ化に完全にシフトする前の、TRIBULATIONなどのファンにもオススメ。素晴らしい!!



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・MALTHUSIAN - Across Deaths DIGIPACK CD 税込1,836円 (Dark Descent)

MOURNING BELOVETH, ABADDON INCARNATE, ALTAR OF PLAGUESなどのメンバーから成るアイルランド・ダブリン出身ブラック・デス・メタル・バンドの1stフル・アルバムCD。ノーマークでしたが、過去にリリースしているデモとEPはリチュアル・デス・メタル・マニアには高く評価され既に注目を集めていたようです。これはそんなマニア達も大満足なアルバムに仕上がったのではないでしょうか。久しぶりに壮絶アグレッシブなリチュアル・デス・メタル・アルバムを聴いたような気がします。

フューネラル・ドゥーム・メタル・マニアに人気の実力派 MOURNING BELOVETHメンバーも居ますので、エピックなリチュアル・サウンドを想像してましたが、これが無慈悲なまでに激烈です。オカルティックなプリミティブさは希薄で、北米バンドの冷たい邪悪さにも通じるけど、終始圧倒されるのはサイコパスなまでのアバンギャルド感。まるで、IMPETUOUS RITUALとSTALAGGHの融合のようにも聴こえてきます。GRAVE UPHEAVALやMITOCHONDRIONなどのファン大注目株death!!



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・RITUAL NECROMANCY - Disinterred Horror LP GOLD VINYL 税込2,916円 / CD 税込1,836円 (Dark Descent)

アナログ盤ようやく入荷!!

KNELT ROTE, WEREGOAT, etc多くのバンドで活動するKevin Schreutelkamp氏他、SEMPITERNAL DUSK, RITES OF THY DEGRINGOLADE, etcのメンバーが結集するUSオレゴン・ポートランド出身デス・メタル・バンド RITUAL NECROMANCYの2018年発表2ndフル・アルバム。DLコード付きで、今回は初回プレスのゴールド・ビニールで入荷しました。CDも再入荷しています。

2009年の1stデモの時から入荷させてきて、今では北米アンダーグラウンド・エクストリーム・メタル・シーンの象徴のような存在となっていますが、意外なことにデモ/アルバム/EPの全て含めてもこれがまだ通算4作目です。INCANTATIONウォーシップ・デス・メタルが、ベスチャル・デス/ウォー・ブラック/ドゥーム・デス/アンビエントetcとリンクして世界中で猛威を振った2010年代前半から、このバンドはわき目も振らずひたすらINCANTATION崇拝の原理主義に乗っ取ったスタイルを貫いてきましたが、今回もその手法に全く変化なく深化を遂げています。地獄のような暗黒の重苦しさの果てに荒涼とした黄昏れも見え隠れして、以前よりもスロウなパートの比率が若干増したようにも思えてきます。テクニカルに爆裂するファスト・パートはMORBID ANGELなどのSci-Fiデス・メタル的なフレーズ/キラー・リフで構成してるけど、終始土石流に埋もれたような暗黒さが失せることは一切ありません。現代プリミティブ・デス・メタル最高峰!!のひとつではないでしょうか?



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・MORGENGRAU - Blood Oracle CD 税込1,836円 (Unspeakable Axe)

2010年結成USテキサスのデス・メタル・バンドの2ndアルバムCDが、Dark Descentの兄弟レーベル Unspeakable Axeからリリース。Voとギターを担当してバンドの中心的存在であるErika Morgengrau氏は、Dark Symphoniesオーナー Ted Tringo氏率いる驚愕のビューティフル・ネオクラシカル・ダークウェーブ・バンド AUTUMN TEARSの結成時メンバーとして10年弱の間ボーカル/キーボード/作曲を担当し、またテキサス正統派メタル IGNITORにもシンガーとして在籍していた、男社会のヘヴィメタル・シーンに於いて非常に珍しい女性マルチ・プレーヤー・メタルヘッズです。

MORGENGRAUのサウンドはASPHYXの影響を感じさせる、オールドスクールなデス・メタルのパーツで構成しつつも淡々とした黄昏れた冷たさが漂うのが特徴で、やはりASPHYX影響下から独自のエピック・デス・メタルへと深化しているスペインのATARAXYのファンにはかなりオススメです。INCANTATION影響下の暗さもあるけど、音圧で埋もれさせる2000年代以降のタイプではありません。サウンド・エフェクトに依存して重苦しさを競う現代のlowデス・メタル競争化に呑み込まれていない女性メタルヘッズの存在は貴重で頼もしく、また見習うべきなのではないでしょうか。AUTUMN TEARSも併せて買えよ!って意味death!!



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・ACT OF IMPALEMENT - Perdition Cult CD 税込1,836円 (Unspeakable Axe)

USナッシュビル出身、これまでデモやEPのリリースを重ねてきた2012年結成デス・メタル・バンドの1stフルレングス・アルバム9曲入りCDです。Dark Descentの兄弟レーベル Unspeakable Axeからのリリース。

ドゥーミー・ステンチな重厚さのオールドスクール・デス・メタル・サウンドはASPHYXからの影響を感じさせます。スロウ・パートのドゥーム・テイストがCELTIC FROSTテイスト満点で、ハードコア・デス・クラスト・ファンにもけっこう人気が出そうな感じです。激烈パートの突進力も素晴らしく、スペインATARAXYの初期やHAIL OF BULLETSなどのファンに間違いなくオススメdeath!!



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・MOLDER - An Act Of Revenge CD 税込1,620円 (Unspeakable Axe)

2017年に結成されたばかりのUSシカゴの新人デス・メタル・バンド。無名/若手バンドの門戸を開くようなスタンスのリリースが多いUnspeakable Axeからの5曲入りCDです。

Vo.がChuck SchuldinerやJohn Turdyタイプの正統派ガテラル・デス・シャウトで、楽曲も初期DEATHからの影響を感じさせるオールドスクールな疾走感とSLAYER起源のテクニカル・リフで構成されています。一緒に届いたチリのBLOOD OATHもDEATH影響下だけど両者がまるで違うのは面白くて、こちらはスロウ・ドゥーム感は無いけど若干AUTOPSYテイストの鈍さも感じさせるのがポインです。その要因は言うまでもなくドラミングで、ここのドラマーはなかなか良いタイム感で突き進みます。DEATH, OBITUARY, AUTOPSY, etcの正統派アメリカン・デス・メタル好きにオススメdeath!!



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・BLOOD OATH - The Line Between CD 税込1,620円 (Unspeakable Axe)

チリの新人デス・メタル・バンドの初の公式流通作品となる6曲入りCDが、Dark Descentの兄弟レーベル Unspeakable Axeからリリース。無名/若手バンドの門戸を開くようなスタンスのリリースが多いUnspeakable Axeらしいオールドスクールなデス・メタル・バンドです。

楽曲や演奏は十分に平均点を上回っているので、音圧でねじ伏せるタイプのデス・メタル作品に耳慣れてると、こういうシンプルなサウンドにはいささか物足りなさを感じてしまう人も居るかも知れません。ちょっと行儀の良いソツのなさはありますが、それも目をつぶらざるを得ない技術力の高さが最大のポイントの新人デス・メタルです。特にギタリストのテクニックはファースト・リリースにして申し分ないクォリティーで、これでDEATHみたいにドラムが良くも悪くも個性的なプレイヤーだったら、いきなり1st~3rdまでを凝縮したDEATHのような作品になっちゃってたかも知れません。アメリカン・オールドスクール・デス・メタル・ファンはぜひチェックを!!



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・GRAVEWARDS - Ruinous Ensoulment CD 税込1,836円 (Unspeakable Axe)

Dark Descentの兄弟レーベル Unspeakable Axeからリリースされた2015年結成ギリシャ・アテネのデス・メタル・バンドの1stフルレングス・アルバムCD。個性的なスタイルで世界中に信者の多いギリシャのデス・メタル・バンド新鋭ということで、しっかりと心構えて迎え撃ったつもりでしたが、予想と違うスタイルで面喰い、そしてノックアウトされました!!もっとオーダーすべきだった。。。

まー、ホントはデス・メタル・モグリの自分には非常に解説しづらいサウンドなんですが、別に奇をてらったようなタイプでなく、むしろ各パーツはオーソドックスすぎて適格な表現が出来ません。土台は非スラッシュだけどリフはSLAYER起源テクニカル、ATHEISTのテクニカル・メロディック・ギターでRIPPING CORPSE化したような直線的な疾走感もあるけど、それよりもBOLT THROWERがエモーティブになったようなダイナミズムが印象的で、そこに北欧メロディック風リフが絡むと、なんかちょっとMOLSTEDみたいでもあって、とにかくこれはカッコいい!!Vo.はTom Gスタイルではないけど、曲がダイナミックなんでなんかちょっとUSURPERみたいな感じもなくはない。バルチモア/メリーランド近辺のハードコア・ファンにも人気出そう。とにかく聴いてもらいましょう。大注目death!!

Death Masters!!


*火曜日の夜に完了するつもりが、某商品の対応ですっかり時間をとられてしまい、相当遅れてしまいました。TRAGEDY新作CDとBUTCHER新作CDは明日にはアップできれば、と思っています。



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・V.A. - Asakusa Deathfest 2018 CD 税込1,080円 (Obliteration)

Obliteration Records主催による恒例のインターナショナル・デス・メタル・フェスティバル Asakusa Deathfestの2018年版サンプラーCDが、ステッカー付で一般流通開始。今年の目玉のCONVULSE, これまで日本では非常に知名度が低かったけど今回フェスで一番の話題をさらったDRAWN AND QARTERED, 期待のフィンランド若手 GALVANIZERなどの海外勢と、INTESTINE BAALISM, NECROPHILE, ABIGAIL, UNHOLY GRAVE, GATE, 死んだ細胞の塊といった日本勢が同時に聴けるのは嬉しく、そしてとても楽しめる内容となっています!!

1. CONVULSE - Incantation Of Restoration 03:46
2. MEAT SPREADER - Uterine Derangment 01:36
3. UNHOLY GRAVE - Human Mummification 01:16
4. DRAWN AND QUARTERED - Mutilated Offerings 03:28
5. INTESTINE BAALISM - A Curse of Baal 03:26
6. ABIGAIL - No Pain! No Limit! 03:01
7. KUTABARE - Cannibalistic Hobo 03:52
8. INHUMATE - The Traveller 02:08
9. GUTTED - False Hapiness 04:17
10. PETRIFICATION - Summon Horrendous Destruction 03:01
11. NECROPHILE - Forgotten Worship 03:29
12. BULLETBELT - Cloak the Night 04:55
13. DISKORD - Entropic Death 03:31
14. TEETHGRINDER - The Pain Exceeds The Fear 03:44
15. GALVANIZER - Enjoyment of Annihilation 02:30
16. DEAD ROOT - Dolphin Stabber 03:12
17. CRASH SYNDROM - Glands [Tonsils Necklace Version] 00:49
18. THE MEN'S TOILET - Hallucinatory Necroses of Psychotropic Lucidity 03:29
19. GATE - Megumarenai Yumi 00:36
20. GORE INFAMOUS - Bacterium Cerebrum Imfectus 03:45
21. SHINDA SAIBO NO KATAMARI - Futanari (live at GIGS,Tsurumi 2018) 03:30



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・ANTHROPOMANCY - Demo MCMXCIII LP BROWN VINYL / BLACK VINYL 各税込2,592円 (Rotting Misery)

オブスキュア・デス・メタル発掘花盛りの昨今、練習テープのようなものもリハーサル・デモとしてでっち上げ、「知られざるバンド発掘!」なんてリリースはちょっとね、、、と、EL ZINEでのフィンランド・デス・メタル座談会で話題になりましたが、確かに「こりゃ埋もれて当然だろ、、、」という無理矢理発掘音源も中にはあります。しかし、現代まで全く正当に評価されていないこんな凄い音源も事実まだ発掘されるのですから、やはり90年代デス・メタル・ムーブメント掘削作業を留めるわけにはいきません。イングランド・ウェスト・ヨークシャーで1980年代末期~1990年代に存在したANTHROPOMANCYなるバンドが唯一残した1993年4曲入りデモのオフィシャル・ヴィニール化初再発で、ブラック/ブラウン/オレンジの各ltd.100枚ワックス3種でプレスされた限定300枚リリース。今回はブラウンとブラックが入荷しています。

インナーには当時ファンジンで掲載されたインタビューも載ってて、当時は意識して地元シーンとの交流に積極的ではなかったバンドのようです。影響されたバンドとして、BATHORY, DARKTHRONE, BURZUM, EMPEROR, etcとともに、SISTERS OF MERCY, FIELDS OF NEPHILIM, DEAD CAN DANCEといった非メタルのダーク・ミュージックも上げていますが、それらニューウェイブ系ダークネスの影響の方を強調したインタビュー回答になっているのもポイントです。実際、BATHORY, DARKTHRONE, BURZUM, EMPERORなんかの北欧ブラック・メタルとの共通性はほとんど感じられず、サウンドはもうズバリ完全なるUKゴシック・ドゥーム・デス・メタルの王道ど真ん中で、このインタビュー読む限り、MY DYING BRIDE, ANATHEMA, PARADISE LOSTの3バンドの名は禁句にしていたのでは?と思えるくらい、あの時代のUK特有のゴシック・ドゥーム・デス・サウンド全開!!けっこう疾走感のあるデス・メタル・パートもあるので、PARADISE LOSTの1stがもっとアグレッシブになったような感じですが、スロウ・ドゥーム・パートの叙情性とのミックスも完璧。とにかく、UKゴシック・ドゥーム・デス・メタル・ファン悶絶号泣の極上発掘デス!!

ちなみに当時このデモからの曲を、Total "Holocaust" Comp. Volume IIIというインターナショナル・コンピレーション・カセットに提供した記録もあるのですが、そこには日本からINTESTINE BAALISMとWORMも参加してたようなので、そのオムニバス・カセットをもし持ってる人がいましたら、今すぐチェックしてみましょう。そしてこのデモ・アルバムも買いましょう!!



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・SVARTSYN - Aandens Melankoli LP 税込2,592円 (Gnarled)

1990年代ノルウェーで人知れず存在したブラック・ドゥーム・メタル・バンドの1996年発表4曲入りMLP、2015年再発盤です。オリジナル盤は恐らく自主レーベルのような、他のリリースも存在しない名もなきレーベルからアナログ盤のみで発売され、しかし90'sドゥーム/フューネラル・ドゥーム・メタル・マニアには高く評価される、リアル・オブスキュア・カルトなブラック・ドゥーム・メタル・クラシックです。

とにかく全編暗く悲しいスロウネスに支配された音楽ですが、曲調はワンパターンでなく、フューネラル・ドゥーム・ブラック・メタルとして非常に質の高い作品です。SKEPTICISMやTHERGOTHONなどの北欧フューネラル・ドゥーム聖地フィンランドのレジェンド・バンドにも全く引けと取ってないと思いますし、MY DYING BRIDEやKATATONIAなども彷彿させるゴス風味の必殺叙情旋律で大いに泣きくれさせてくれますが、そこにブラック・メタル・スタイルの凶悪Vo.が乗って、個性的なスタイルを築いています。B面の曲なんて、ちょっとアンビエント具合がESOTERIC的な耽美でもあります。全然知らなかったけど、フューネラル・ドゥーム・メタル・ファンには間違い無しグレートです!!



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・AUTUMN TEARS - Convalescence : A Retrospective DIGIPACK CD 税込1,944円 (Dark Symphonies)

2017年復活作 The Origin Of Sleep CDは1枚しか売れてませんが、そのお客様一人だけのためにではなく、Dark Symphonies / The Cryptのために性懲りもなく入れてしまいました。1995年~2007年にかけて活動したUSマサチューセッツの女性Vo.ネオクラシカル/ゴシック・ダークウェーブ・バンドで、作詞/作曲/アレンジ/鍵盤を担当する中心人物は、Dark Symphonies / The Cryptを長年運営するTed Tringo氏。そもそもDark Symphoniesは、この自身のバンドの1995年1st CDをリリースするために始まったレーベルだったようです。今回入荷したのは、未発表含むベスト・トラック集コンピレーション・アルバム。


Tracks 1-3 from "Love Poem for Dying Children... Act I" (1996年)
Tracks 4-5 from "Love Poem for Dying Children... Act II: The Garden of Crystalline Dreams" (1997年)
Track 6 : from "Love Poem for Dying Children... Act I: Reprise MCMXCVIII" (1998年)
Track 7 : from "Absolution" (1999年)
Tracks 8-9 : from "Love Poem for Dying Children... Act III: Winter and the Broken Angel" (2000年)
Tracks 10-11 : from "Eclipse" (2004年)
Tracks 12-13 : from "The Hallowing" (2007年)
Tracks 14-16 : 未発表


ヘヴィメタルではありませんし、ロックでもありませんが、「ヘヴィメタルのルーツはロックンロールではなくクラシック」とする説もありますから、クラシックの専門的なことはわからなくても楽しめるネオクラシカル・ミュージックです。バッキングはピアノ/チェロ/フルートで、ただし歌がしっかり主役になってますので、そこが古典的なクラシックと違い、あたまに"ネオ"が付く所以なのかと思います。この繊細で美しいとしか言いようのない音楽を全て取りまとめているのが、Ted Tringoさんだなんて。。。凄い。。。と、The Origin Of Sleep CD入荷の時に思わず感動して解説しても1人のお客さんしか買ってないのが現状ですから、これはもうTed Tringo氏と付き合いのある他店さんなど業界人が買うように!!



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・ABSU - Barathrum : V.I.T.R.I.O.L. LP RED VINYL / CLEAR SMOKE VINYL 各税込3,240円 (The Crypt)

アメリカン・ブラック・メタル・レジェンド ABSUを生涯フルリスペクトして各種リイシューをライフワークとするThe Crypt / Dark Symphoniesオーナーが、1993年発表1stアルバムのアナログ盤を25周年記念盤として再発。Osmose盤激渋メンバー写真ジャケをジャケにして、ゲートフォルド・スリーブとなっています。限定500枚で、そのうちのltd.150枚レッド・ビニールとltd.100枚クリア・スモーク・ビニールが入荷しています。

デスラッシュだったDOLMEN ~ デス・メタル色を強めたAZAGTHOTHへと深化して、より北欧ブラック・メタルの美学に肉迫したABSUの金字塔的名作です。キーボードや女性コーラスでミステリアスな要素を強めながらも、リフや複雑な展開はまだかなりデス・メタル・テイストが強く、スウェーデンのDARKIFIEDやなどのようなオカルト・ミステリアスな北欧デス・メタルに近い世界観です。現在も活動を続けるUSブラック・メタルの大御所ですが、Dark Symphoniesが再発している各種初期作品は、アーリー・デス・メタル・ファンのツボも突きまくる、オカルト・カルト・デス・メタル全開デス!!



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・EXCRUCIATING TERROR - Legacy Of Terror Sessions DIGIPACK CD 税込2,160円 (Mierdas prod.)

日本ではパワーバイオレンス・ファンに知名度が高いUSカリフォルニア・グラインドコア重鎮 EXCRUCIATING TERRORの、1stデモと1st 7"音源をカップリングしたメキシコ盤CD。トリプル・フォールドのデジパックCDがスリップケースに収納されていて、ロゴ・ステッカーも封入されています。


Tracks 1-8 : Vision of Terror DEMO (1991年)
Tracks 9-12 : Legacy of Hate EP. (1991年)


FEAR FACTORYのDino Cazares氏も最初期に在籍したバンドで、LAのグラインドコア/デス・メタル・シーンの中でも、TERRORIZERやNAUSEAが開拓したスタイルを正統的に継承する代表的なバンドではないかと思います。Vision of Terrorデモは音質も粗くて、TERRORIZERやNAUSEAというよりもEXTREME NOISE TERRORの初期みたいな猪突猛進型ドタバタ・ロウ・クラスト・デスコア・グラインディングで、これはかっこいい!!1991年当時、ENTのお墨付きだったボストンのDISRUPTはEPを連発し始めた頃ですが、これはDISRUPTよりも全然かっこいい。ま、EXCRUCIATING TERRORはクラストじゃなくてグラインド・デス・メタルですけど。1st 7"はENTみたいなクラスト・スラッシュ感は後退して、よりデス・メタル・グラインドとしてカルトなかっこよさが増しています。TERRORIZERとNAUSEAが好きならば、デス・メタル・ファンもグラインドコア・ファンも必聴の重要バンドです!!



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・SICKNESS (Florida, US) - Plague : Ornaments of Mutilation and More CD 税込1,836円 (Vic)

MALEVOLENT CREATIONやフロリダGRUESOMEのメンバーなどが在籍して1990年代に活動したUSフロリダ・デス・メタルの1995年発表1stアルバムが、デモ音源なども追加したディスコグラフィーCDとしてVic Recordsから再発。ブックレットには当時の写真やインタビューも掲載しています。


Tracks 1-8 : Ornaments of Mutilation ALBUM (1995年)
Tracks 9-13 : Promo (1997年)
Tracks 14-19 : 1997年セッション
Tracks 20-22 : Torture of Excistence DEMO (1994年)


ブルデス・テイストもありつつ、CANNIBAL CORPSEやSUFFOCATIONなどのNYデス系ダイナミズムはなく、BENEDICTIONのようなUKデス・メタルっぽい鈍くさいパートもあったりと、Ornaments of Mutilationアルバムはジャケット通りマイナー臭の強いアメリカン・デス・メタル作品です。しかし、CDの半分以上を占めるボーナス・トラックはいずれもなかなか聴き応えのある内容で、アルバム発表以降の1997年音源はブラスト・ビート炸裂しまくりのアメリカン・デス・メタルらしいブルタリティーが爆発し、そして1994年デモも、Ornaments of Mutilationアルバムでは鈍くさかったグラインディング・パートがロウで、MONSTROSITYタイプのアメリカン・ブルータル・デス・メタル・ファンにオススメです!!



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・MISERY (Australia) - Revel In Blasphemy LP RED+AQUA MARBLE VINYL / CLEAR VINYL 各税込3,240円 (The Crypt)

アナログ盤もリリース!!

1stアルバム An Necessary Evilの再発盤も好評だったオーストラリアのデス・メタル・バンド MISERYの1997年発表2ndアルバムが、The Crypt / Dark Symphoniesから再発。オリジナル・フォーマットはCDのみだったので、今回が初ヴィニール化となります。限定500枚リリースで、そのうちのltd.175枚レッド+アクア・マーブル・ビニールとltd.150枚クリア・ビニールが入荷しています。

1stアルバムの起伏に富んだゴリゴリのデス・メタル・サウンドは、どっちかと言うとブルデス・ファンにも喜ばれそうな、CANNIBAL CORPSEタイプのファットなブルタリティーの印象が個人的には強かったバンドなので、この2ndのジャケ&タイトル、そしてジャリジャリしたロウ・ノイジー・サウンドにちょっと驚きました。そしてカッコいい!!オーストラリアのバンドが、冒涜スタイルで発揮するバツグンのセンスは、やはり見事としか言いようがありません。実際、この作品も、OZベスチャル・デス・メタルのルーツの一つとして捉えられて高く評価されることもあるようです。NYデス・メタルにも通じる1stアルバムの感触とは打って変わって非常に野蛮性が強く、しかしプリミティブとは違い、むしろテクニカルで、楽曲構成もデス・メタルの整合感を失っていないので、INCANTATIONなどのUS東海岸デス・メタルと、ABOMINATORやIGNIVOMOUSなどのOZベスチャル・デスとのミックス、さらにはブラスト・パートの爽快感はKRISIUNのようでもあります。オススメdeath!!



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・EUTHANASIA (Italy) - Hideous Memories CD 税込1,944円 (Dark Blasphemies)

1990年結成イタリアン・デス・メタル・バンドのディスコグラフィーがDark Blasphemiesから限定500枚でリリース。1993年にNuclear Blastからリリースされたインターナショナル・コンピレーション・オムニバス・アルバム "Grindcore" CDに参加していたバンドでしたが、活動時にデモ以外の公式作品は残さず解散。シンガーは後にELECTROCUTIONに加入しました。


Tracks 01-07 : "Wormeaten" Demo (1992年)
Tracks 08-09 : "Chopped By Sin" Demo (1992年)
Tracks 10-13 : "Corpses Promo" Demo (1993年)
Tracks 14-17 : "Cassette EP" Demo (1994年)


どの音源もなかなかしっかりとしたクォリティーのデス・メタルで、NAPALM DEATHとCANNIBAL CORPSEに影響されてたそうですが、ホントその通りのサウンドです。NAPALM DEATHほどつんのめりグラインディングでなく、CANNIBAL CORPSEほどブルデス・ファットな大味さもなく、それ故にアングラで終わったんでしょうが、オールドスクール・デス・メタル・ファンにはむしろ絶妙なB級感でかっこいいです。DEATHやCARCASSなどには及ばない、ほどよくクラシカルなギターソロも申し分ありません。もし当時CD出てたら、たぶんすっごくレアになってたでしょう。マニアは是非コレクションに加えてほしいナイス・オブスキュア・デス・リイシューです!!



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・GUTWRENCH - The Art of Mutilation CD 税込1,836円 (Vic)

1990年代前半にデモを2種残したのみで消滅したオランダのデス・メタル・バンドのディスコグラフィーCD。2種デモ+オムニバス提供曲&アウトテイクの、恐らくコンプリートな音源集であろう全15曲入りです。


Tracks 01-05 : "Wither Without You" Demo (1993年)
Track 06 : "Antichrist Superstar" Compilation (1994年)
Tracks 07-12 : "Beneath Skin" Demo (1994年)
Tracks 13-15 : Outtakes from "Beneath Skin" Demo (1994年)


1990年代~2000年代にかけてデス/ドゥーム系を中心に母国のエクストリーム・メタル・バンド作品をワールドワイドにディストリビュートして、ダッチ・デス・メタル・シーンの底上げに大きな役割を担ったDispleased Recordsが、リリース活動もまだ本格的じゃなかった最初期にこのバンドの1stデモを流通していたそうで、 彼らが参加した唯一のオムニバス Antichrist Superstar CDもDispleasedからのリリースでした。PENTACLEメンバーも在籍していて、サウンドはダッチ・デスらしい重厚さを感じさせるASPHYX型の爆裂感と、BOLT THROWERにTROUBLEっぽいサバス・ストーナー感もあるフレーズをミックスしたような、ちょっとUKデス・メタルみたいなセンスのスロウネスなどもあり、最終的に非常にダッチ・デス・メタルらしい魅力のあるサウンドにまとまっています。オランダ・デス・メタルのファンはいっといて間違いないでしょう!!


Black till Death!!





・GRAVE UPHEAVAL - Untitled (2018) Album+ Live 2 DIGIBOOK CD 税込2,808円 (Nuclear War Now!)

現代リチュアル・デス・メタルでは人気/実力/カルト性の全てに於いて世界一と言っても異論はないであろうオーストラリアのGRAVE UPHEAVALの2018年発表2ndアルバム。先にアナログ盤で発表されましたが、CDはデジブック仕様で、さらにアナログ盤の即完売したダイハード・バージョン限定で付いていたライブCDもセットにした2枚組となっています。

PORTALとIMPETUOUS RITUALメンバーによるバンドで、SplitをリリースしていたENCOFFINATIONとの共通性もあるlow & tortureなデス・メタルです。しかしENCOFFINATIONほど究極のスロウ・ビートを強調はせず、ファスト・ビートも多いのですが、lowへのこだわりはENCOFFINATIONよりも強く、もはやリズムが速いとか遅いとかの次元ではない、ひたすら低すぎる、最低(最も低い)デス・メタルを今回も貫いています。BRIGHTER DEATH NOWのカバーも以前に披露していましたが、リチュアル・デス・メタルの行き着くところまで行き着いた先がデス・アンビエントとのリンクであれば、もうGRAVE UPHEAVALの右に出るものはこの先出てこないでしょう。仮に出てくるとすれば、それはもう違う方法論で開拓された新たな境地になるのかと思います。







・CEMETERY LIGHTS - The Church On The Island TAPE 税込,864円 (Nuclear War Now!)

USロードアイランド出身ロンリー・ブラック・メタルの6曲入りカセット・ミニ・アルバムがNWNからリリース。Deatrune Recordsからアルバムを出しているMARTYRVOREのメンバーによるソロ・プロジェクトですが、これがかなりNWNチョイスらしい強い個性のあるサウンドで面白いです。

カセットからもにじみ出るオカルティックなブラック・メタルだけど、昨今のヴィンテージ・サイケやリチュアルなどといったオカルト・ブラックとはまるで真逆の、超ショボショボ・シンプル・メタル!!これはどうやらMORTUARY DRAPEウォーシップのブラック・メタルのようで、そう言われて聴くとなるほど、拍の取り方が独特で絶対に疾走感を出さないトテトテ・ブラック・メタルはMORTUARY DRAPEスタイルです。ギターソロもショボショッボで最高。カルト・ブラック好きはぜひチェックしてください!!







・SATANIC BLOOD - Satan boven alles LP 税込2,484円 (Sadolust)

2000年代に活動したオランダのカルト・ブラック・メタル・バンドが唯一残した2004年発表スタジオ・アルバムのアナログ盤。オリジナルはSatanic Propaganda Records (not SSP。ARKHA SVAとか日本のバンドも出してたスウェーデンのレーベルです) からカセットでリリースされてたものを、2006年にSadolust Recordsがヴィニール化したものです。このレーベルはもう存在しませんが、ベルギーのVONウォーシップ・ブラック・メタル PEKなんかも出してたところですし、そしてこのバンドの名前もコレですから、VONマニアならばスルーできないでしょうが、オランダ・ブラックのカルト性が好きなマニアも必聴の隠れた名盤です。

楽曲のプリミティブさは確かにVONにも通じますが、ダッチ・カルト・ブラック・メタルらしいBESTIAL SUMMONING系統の野蛮な暴力性とサイコパスなテイストのミックスのようなタイプで、これはかなり凶裂!!局地的にはもちろん人気は高いようですが、なんでコレもっと注目されないのかな?メンバーの名前も曲名も超長くて最高。面白いから曲名も載せておきます。オススメです!!!666!!!


1. Praise the Violence of the Satanic Disciples in Their Quest for Intellectual Purity, and Cleansing of the Religious World on Earth.

2. Support the Systematic Global Genocide of All Adversaries of the Superior Satanic Intellectual Elite.

3. When Betraying Those Travelling on the Infernal Paths of Devil Worship and Satanic Dogmatism, Be Prepared to Bleed for Their Hatred as Its Consequence.

4. We Await Our Fiery Future in Hell's Blackest Shadows, There Our Souls Are at the Mercy of Satan and Its Demonic Hordes of Fallen Angels.

5. Bow Down in Docile Humiliation as the Great Beast Satan Devours Your Impure Human Soul.

6. Satan boven alles


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